• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

木手のブログ一覧

2015年04月03日 イイね!

えっ…俺のブレーキポイント、そんなに遅いの?

えっ…俺のブレーキポイント、そんなに遅いの?昨日からカピバラ号(ダイハツ・ソニカ)の代車でムーブを運転してみて、興味深い知見を得られたので忘れないうちに書いておきたいと思います。結論としてはありきたりなものですが、「車間距離を十分に取るのが大事」です。

このムーブにはスマートアシストと呼ばれる衝突被害軽減ブレーキ装置が付いています。約4~約30㎞/hで走行中、前方約20m以内に車両があることをレーザーレーダーが検知している場合に作動し、以下の3ステップで衝突被害軽減の支援を行なうとされています。

スマートアシスト作動イメージ

STEP1:衝突警報⇒前方車両を認識し、衝突の危険性が高い場合にブザーとメータ内のインジケータの点滅でドライバーに警告。

STEP2:緊急ブレーキ⇒その後もドライバーがステアリングやブレーキで回避操作せずに衝突の危険性が非常に高まった場合に緊急ブレーキが作動。

STEP3:衝突回避/被害軽減支援⇒自車と先行車の速度差が20km/h以内の場合は衝突回避、約20~30km/hの場合は、衝突の被害を軽減。

初めてこの手の安全装置が付いた車を運転したのですが、まず驚いたこと。

(1) STEP1の警報が鳴る回数が想像以上に多い。

ラッシュアワー時の走行距離50kmにも満たない間に片手の指の数くらい警告音が鳴りました。もっとも警告音が鳴る時点で時速30km/h未満、10m前後で止まれる速度域で走っているのでそれほど慌てる必要はなく、STEP2の緊急ブレーキが作動する前に自分でブレーキを踏めば大丈夫でした。

最初は記事のタイトル通り「うーん、自分のブレーキポイントが遅いのか? 運転が思っているよりも荒いのかな?」と考えましたが、装置が動作する状況が次第に分かり気付かされたこと。

(2) アラームの鳴るシチュエーションが、止まっている車に接近したときではなく、いずれも赤信号等で先行車がブレーキング⇒自分のブレーキングが遅い(と装置が判断した)時だった。

これは一種の刷り込みなのですが、テレビのCMでこの種の衝突被害軽減ブレーキをアピールする際、止まっている車(が描いてあるクッション)に突っ込んでいって自動で止まるというのがほとんどです。しかし実際の走行シーンを鑑みると止まっている車や障害物に自らぶつかっていくというのは相対的にレアなケースで、頻度が高く危険なのは衝突物(先行車)との相対速度が増す(2)のような状況であることをこのスマートアシストは教えてくれました。

警告音が鳴らないように気を付けるべきことは、実にシンプルで「車間距離を十分に開けること」でした。どう転んでも安全サイドに振れる運転になるので、この種の安全装備の義務化が世界的なトレンドになっていることが、実際に運転してみて納得できました。
Posted at 2015/04/03 23:41:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車技術 | クルマ
2015年03月09日 イイね!

2ペダルMT

2ペダルMTスズキのアルトキャリーに搭載されているAGS(ロボタイズドMT)が「かなり」「とても」「評判が」「良く」、気になっています。AT、MT、DCTのいいとこ取りをスズキらしく「安価」に実現した変速機で、スポーティーカーやドライビングプレジャーを追及する車に、AGSと似た機構の変速機がもっと普及するといいな、と思っています。




以下考察。

【現状の最強の変速機】
DCT一択だと思います。最大のデメリットはハードウェア、制御ソフトウェア両方の信頼性。新型フィットのリコール多発を見てもその難しさが見て取れます。スケールメリットがないと高価になりがちなのも難点。

【用途別・最高の変速機】
運転の楽しい車ならMT一択、最大のデメリットは当たり前ですが自動変速ではないこと。異論があるのは承知ですが、仕事・家庭で色々疲れてしんどい状態で運転を楽したいと思ったときに楽できない。加えて、AT限定免許の人が運転できないのは地味に不便です。

運転の楽さを重視する車ならSKYACTIV-ATなどの出来の良いATやCVT。難点はMTと比べると運転の楽しさでは一歩劣ることと、構造上どうしても「滑る」領域があること。

【AGSはどうか?】
画像のように、既存のMTに自動変速機を搭載したシングルクラッチタイプのロボタイズドMTです。

・自動変速機能が付いている
→ AT限定免許の方でも運転できます。

・構造がシンプル
→ 既存のMT+自動変速機という、DCTと比べるとはるかに単純な構造です。またAT・CVTと違い、制御時の半クラ以外は滑りません。

・ハードウェアの信頼性が高い
→ クラッチを含めたギヤボックス部は枯れた技術。自動変速機の部分は壊れても、画像を見る限り最悪アッセンブリ交換で復活できそうです。

・制御機能・ソフトウェアも優秀
→ パーキング(P)レンジ、クリープ機能、ヒルホールドアシストが付いており、運転感覚もシフトアップ時のアクセルワークさえ留意すれば普通のAT・CVT車と比べても違和感をあまり感じないとのこと。

・マニュアルモードで運転できる
→ MTのような飛ばシフト等の完全任意のガチャガチャは無理ですが、7速CVTのような「なんちゃって変速」ではないダイレクトな変速が可能。

・安価
→ スズキの価格戦略を考慮に入れても、アルトのグレードを見るとAGS付きだからといって特段高価になっていません。


実はロボタイズドMTの車に乗ったことがないので、3/11から販売開始のアルト ターボRSに試乗してどんな感じか体験してこようと思います。最後に、若干ステマっぽくなってしまいました。スズ菌に感染しかかっているかもしれません。
Posted at 2015/03/10 00:11:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車技術 | クルマ

プロフィール

「GRヤリス、さらに良い感じです。ノーマルヤリスとは全く違います」
何シテル?   03/24 22:43
木手です。よろしくお願いします。 フォローはお気軽にどうぞ(^^)
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/9 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

民法改正(消滅時効に関する見直し) 
カテゴリ:法務関係
2019/08/29 21:33:50
 
『埋没費用』とは 
カテゴリ:法務関係
2019/08/29 20:58:47
 
987ボクスターDIY! カーナビ取り付け その2 
カテゴリ:ポルシェ一般
2019/08/11 06:53:44

愛車一覧

ポルシェ ボクスター (オープン) ポルシェ ボクスター (オープン)
MR車の運転に慣れるのが目的で購入。当初は同987後期型のケイマンを狙っていましたが、「 ...
マツダ ユーノスロードスター ○ド子号 (マツダ ユーノスロードスター)
代車として購入。帰ってきたら妹へ譲渡予定でしたが、もうしばらくはマイカーとして活躍しても ...
フェラーリ 456/456M 木手号 (フェラーリ 456/456M)
惚れた娘は憧れのスーパースターでした。スタイル、パッケージング、飛ばしても流しても楽しい ...
ダイハツ ソニカ カピバラ号 (ダイハツ ソニカ)
普段の足車で通勤快速。わざわざ関東まで遠出して捕獲したかわいいカピバラです。ターボ+CV ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation