
3月5日。
まだ夏の終わり、秋が始まったばかりですが、ニュージーランドの朝は寒い。
1日の中に四季があるといわれるのも納得。

そんな肌寒い中、レッドウッドフォレストにやってきました。

なんか面白いオブジェがあるなぁ、と思ったら・・・・・

トイレでした。もちろん無料です。

中に仕切りもなく2個の便座があります。親子用ですかね。

扉に穴が開いてます。中が丸見え?と思い怯んでいたのですが

安心してください。扉はちゃんと別にありました。
というか、勘違いしていたのは自分だけだったようです。

ウォーキングコースの案内板。色々なコースが色分けされて書かれていました。
今回は一番距離の短い2kmの赤のコースをウォーキングです。

では出発!

いかにも体に良さそうな雰囲気の中を歩いていきます。
植えられている木は「ヒュペリオン」と言われる赤松で、とにかく成長が早いのが特徴とのこと。
成長が早すぎて年輪の幅が広く柔らかいので建築資材には不向き。
紙にするにしても赤い色素の漂白作業が必要だし、バターを固める木箱に利用しようとしても、バターが赤くなってしまうのでダメ。つまり生活資材には使い道があまりないそうです。
じゃぁなんでわざわざ植林したんだ、と突っ込みを入れたくなりますね。
今は赤松だけでなく他の木もたくさん植林されていますが、ひときわ大きな赤松がやはり目につきます。

コースの分岐点には迷わないように看板が置いてあります。赤コースは左折するようですね。

もともとはシダ類の生息地だった場所だったようで、ところどころシダの群生地があります。

この小川からは硫黄の臭いがしております。

お次はワイラケイ方面に向かって南下してゆきます。
ニュージーランドのパトカーはショッキングピンクと派手ないで立ちですね~。

フカ滝にやってきました。
タウポ湖から流れ出すワイカト川にある滝です。
・・・・・などと書いてますがこの言葉はニュージランドの先住民マオリ族の言葉。
日本語と同じように母音で終わるので発音はしやすいのですが、とにかく名前が覚えにくい。
この先もテカポ湖とかプカキ湖とか色々出てくるのですが、もう何を聞いてもパカポコプカとしか頭に入ってこないので覚えるのは諦めました。

滝が近いので川の流れも激しくなってます。その水量毎秒20万ℓ!
・・・・と言われても全くピンとこないですが、とにかくその猛々しさは本物。
そしてコバルトブルーのサイダーのような色がとても綺麗です。

そしてフカ滝。
落差は10mほどなんですが、その水量のすごさから、なかなかの迫力で一見の価値あり。
ここをジェットボートで走るアクテビティもあるんですが、楽しいでしょうねぇ~。

タウポ湖を右手に眺めながらさらに南下してトンガリロ国立公園方面へ。

この日は抜群に天気が良くトンガリロ国立公園にある3つの火山がすべてよく見えました。
左側がルアペフ山、隣の富士山によく似た形の山がナウルホエ山。
・・・・・もう覚える気がしません。

トンガリロ山。これは国立公園と同じ名前なのでさすがに覚える亊ができますね(笑)
この辺りは「ロードオブザリング」や「ホビット」の映画のロケ地に使われたところとして有名ですが、
ガイドさんは「行ってQ]」のロケで出川哲郎や森三中なんかを案内したと話してました。

ビジターセンターにあるジオラマでみるとこういった連なりになってるんですね。

ワカパパ村にあるベイビューシャトートンガリロでバイキングの昼食タイム。

老舗のホテルなのでイギリスのアフタヌーンティーの習慣を反映してか優雅な雰囲気。

バイキングは昨夜の夕食とほぼ同じメニューでしたが、やはりお肉は最高です。
ここでは牛と羊、そして豚が準備されてましたが、ニュージーランドではあまり豚は食べないそうです。結局以降のレストランで豚肉料理はみませんでした。
ニュージーランドで食される肉は牛が一番多く、最近は羊(ラムがほとんど)の国内の流通量は減っているそうです。他にはジビエとして鹿肉があったりするようですが、今回の旅行では食べる機会がありませんでした。

食後の運動、というワケでもないですが、ワカパパネイチャーウォークと書かれている散策路を歩いてみます。

ちょっとした遊歩道という感じ。

ニュージーランド独特の植生が観られるそうですが、植物に興味のある人ならもっと楽しめるのかもしれません。

ニュージーランド一押しの土産、マヌカハニーの蜜が採れるマヌカの花が咲いていました。

植物の名前は知らなくても癒される風景です。

そろそろロトルア方面に戻ります。ここから片道200km弱あるんですよね。

テプイアに到着。ここは間欠泉があったり、マオリ族の工芸学校があったりと自然とマオリ族の風習を見学できる施設、といった感じの場所。

まずはキーウィハウスにキーウイの見学に。
ですが室内は撮影禁止。しかもキーウィは夜行性なので室内は昔のフィルムの現像室のように暗く赤い照明だけ。添乗員さんからはキーウィを「発見」できるかどうかは五分五分と言われていました。さらに1日20時間は寝ているという習性のため、「動いている姿」を見る亊ができればそれはもうラッキーと言われていました。ここまで聞くとそもそも鑑賞するような鳥じゃないじゃん、と言いたくなるのですが、とりあえず入ってみます。

赤暗い室内でしばらく目を凝らしているとだんだん目が慣れてきましたが、やはりキーウィは発見できません。今日はお休み中かぁ、と半ば諦めかけていたら、目の前の黒っぽい塊がゴソッと動いたかと思うと、そこから長い脚がでてきてヨチヨチと歩き始めました。丸い塊からは長い嘴も突き出ています。キーウィです!目の前にうずくまっていたのに全く気付いていませんでした。
いったん目が慣れると数匹のキーウィが「うごめいて」いるのが判ります。
しかし同じツアーのおばさんはどうしても発見できず「どこ?どこ?」と右往左往。
不思議に思いそのおばさんを見るとなんとサングラスを掛けたまま(笑)。
画像は剥製ですが、意外と大きな鳥で胴体はバレーボールくらいあるように見えました。

ポフツ間欠泉。1時間に1回30分ほど噴き出すそうです。
見学した時はちょうど噴き出していました。

マオリ族の土産物。

この何に使うか分からないけど何かに使えそうな彫り物、いい感じです。

テプイアを出た後はガバメントガーデンへ。
昔の温泉施設を博物館にリニューアルして解放してるトコです。
広い芝生の庭と花が綺麗な場所でした。

ロトルアの街並み。
テレビや映画で見る感じの郊外のアメリカの街という雰囲気。綺麗な街並みだと思いました。

夕食はマオリ族の民族料理「ハンギ」。いわゆる蒸し料理です。
火山活動が盛んなこの地区では地熱を利用した蒸し料理が発達したそうです。

夕食後はマオリ族の「ポイダンス」を見学。「恋ダンス」に聞こえてしょうがありません。