突然ですがオイラは根っからのヤマハ党だったりします。と言っても別にヤマハの設計思想がどうたらという小難しい理由ではなく、最初に乗ったバイクがたまたまヤマハ製だったので、それ以来YSPのお世話になり続けていると言うのが実際のところなんですが…(笑)
ただ、たまたま転がり込んだ個人売買の話までもヤマハ車という事実を振り返るとやっぱりなんかオイラの琴線に触れるものがあるのかもしれませんね。
で、こいつもその1台だったりする訳ですが…

1990~91年式 ヤマハ R1-Z
会社の他部署の人との世間話で「○○さんがYZF-R1買ったら乗らなくなっちゃって納屋で放置してる」という話が出てきて、「そりゃもったいない」と言ったのが伝言ゲームを経て当人に伝わる頃には「金握りしめて引き取り待ちしてる」に化けて引っ込みがつかなくなるという何ともアホな流れで、しかもRZと聞いてたのが実際に持ってこられたのはR1-Zとかもうね…(爆)
ただ、実車を見てみると屋内保管だっただけあって車体はまあ綺麗な方、チャンバーも買ってすぐに乗らなくなったというだけあって錆もほぼなし、劣化してあっちこっちひび割れしてるゴム部品を換えてやれば比較的安価で復活できそうだし、何といってもRZより新しい分部品の入手に困る事もない。よくよく考えればいい事づくめなんじゃないかこれ?
まあそんな訳で実質チャンバー代でやってきたR1-Z君ではあったのだが、細かく調べていくと予想以上に状態が悪い事が次々と発覚、特にゴム部品の劣化は深刻で、インシュレーターはおろか燃料系も冷却系もホース全てが要交換な有様、タンクキャップと燃料コックもパッキンが劣化して燃料漏れしてるので要交換、鍵が2本になるのは嫌なのでキーシリンダーとシートキーも要交換…試しに見積もりを出してみたらほぼ10万円に近い数字が出てきたんですが…(汗)
まあでもこの辺は想定内だからとまとめて発注した矢先に見積もりに預けてるバイク屋さんから電話が入る。今度は何だ?
「DTちゃん大変だよ、オイルポンプからも漏っちゃってる」
バイク屋にすっ飛んでって見てみるとオイルポンプのカバー内は漏れたオイルでビッタビタ、ってあれ…?
ねえ店長、インシュレーターひび割れして二次エア吸っちゃってたよね?
「うん」
二次エア吸っちゃっててオイルポンプがまともに仕事してなかったらさぁ…
「うん」
オイラ今すごくシリンダー内を確認しなきゃいけない気がするんだよね…見たくないけど…
「…でも…見ないと先に進めないから…」
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・
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orz
はい、ばっちり縦傷入ってました。とは言え軽度の抱き付きで済んでた事もあり、とりあえずは乗れる状態だったのでしばらくはだましだまし乗っていたんだけど、スロットルワイヤが切れて不動状態に陥ったのをきっかけにそのまま休眠、その後の引っ越しやら実家のドタバタやらに振り回されて気が付けば3年が経っていた。
きっかけはツーリングのお誘いだった。正直動くかどうかもわからん状態ではあったが、とりあえずスロットルワイヤを換えてみようとタンクを外したらフレームの内側が錆で真っ赤っか…さらに追い打ちをかけるように作業中にスロットルバルブを落としてジェットニードルをひん曲げるポカまでやらかす。これでオイラの頭の中で何かがぶっち切れたんだと思う。
…もういい…こうなったらまともに動くようにしてやるもん!
正直その場に今のオイラがいたら間違いなく当時のオイラをしばき倒して単車を捨てたと思う…
そうは言ってもこちとら3K職場に勤める底辺労働者、金に余裕がある訳ではないので幾つか条件を付ける事にした。
・極力自分で作業する
・必要なところだけを直す
・機能に問題がなければ手を付けない
まあそんなこんなでレストア作戦は動き出しましたとさ…果たしてどうなる事やら?
Posted at 2014/05/23 00:03:43 | |
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