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DT50のブログ一覧

2017年11月22日 イイね!

R1-Zのレストア風景(その36)

 プラサフまで塗れたので本塗装に入ります

塗装は2液性のウレタン塗料で行います

 カラーリングは昔乗っていたRZR(29L)の純正色を再現することにしました。まあ、若干のアレンジは入れますが。
 最初は塗装パターンだけ再現して色自体は近い色を適当に探そうと思ってたのですが、国産二輪メーカーの純正色を調合してくれる通販サイトを偶然見つけたのでヤマハホワイトとチャピィレッド、フレンチブルーの三色を取り寄せました。

という訳でまずはベースとなるヤマハホワイトを塗ります

 塗りの手順は以前の記事「R1-Zのレストア風景(その6~7)」で紹介した通りなので気になる方はこちらを読んでください(宣伝)

そして盛大に垂らす…orz

 垂らしたてすぐならシンナーを含ませたウエスで軽く拭き取ってしまうという小技もあるのですが、気付いたのはすでに乾き始めていた段階だったのでこの手は使えず…

必然的に垂れた部分はペーパー掛けで修正することになります

番手が粗すぎると必要以上に削ってしまうので、800番くらいの番手で少しずつ垂れた部分を削っていきます。
 ここでの注意点は、塗装面をきっちり乾かした後でペーパー掛けすることと、できればペーパーに当て木をして極力垂れた部分だけを削ることです。

修正ができたら再びヤマハホワイトの塗装~♪

 しっかり乾燥させて水気を飛ばしたら脱脂して再び塗装します。

ベースの白が塗れたら今度はラインを入れます

 マスキングテープで大まかなイメージを構築し、イメージが固まったら実際の塗装に合わせてマスキングします。
 できるだけ左右を対称にしたいのが当然の感情というもの。ですが、カウルの形状は必ずしも左右対称とは限りません。ですので最終的には自分の目が頼りとなります。
 そう書くと難しく思えるかもしれませんが、人間の目は自分で思うより正確にラインを出してくれますし、それでも不安なら「左右の側面は同時に見えない」ことを覚えておくとかなり気が楽になると思います(^^;
Posted at 2017/11/22 23:15:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年10月31日 イイね!

R1-Zのレストア風景(その35)

 シートカウルが一段落したのでフロントフェンダーに行きます。

まずはブラケットを外します

 ブラケットはリベット留めなので裏からドリルで飛ばしてしまいます。問題は再塗装後の取り付け時にどうするかですが、まあどうにかなるでしょう…(^^;

ブラケットが外れたら全体を240~400番くらいのペーパーで荒らします。

 特に塗装が割れたり剥がれてるところはしっかり段差を消しておかないと再塗装後も痕が残ってしまうので丁寧にペーパー掛けをしてやりましょう。

ここの割れは深そうだなぁ…

 取付穴の周囲や角部などはどうしても応力が集中しやすいので傷が深くなりやすい、裏を返せばきちんと直しておかないとまたそこから割れてしまうので要注意です。

裏側から確認してみると…

やっぱり裏側まで抜けちゃってました…orz

割れちゃってるところはすべて削ります

シートカウル同様こちらもプラリペアを詰めるので、部材から割れがなくなるまで削ってしまいます。

後半部の塗装剥がれの部分も塗装の下にひびが入っちゃってたので削ります

 ここは以前フロント周りをばらした際に、組みつけ順番を間違えたフェンダーを強引に取り付けようとして割っちゃったところなのですが、表には出ずに内部で割れちゃってる痕跡が見つかったので意外と広い範囲を削ることになりました…(-_-;

割れたところはプラリペアで埋めていきます。

この辺の流れはシートカウルと一緒

接着とパテでの修正が終わったら、プラサフを吹いて患部の仕上がりを確認します。

 特に問題はなさそうですね…

Posted at 2017/10/31 01:37:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年10月27日 イイね!

R1-Zのレストア風景(その34)

接着とパテでの修正が一段落したら、試しに一度プラサフを吹いてみます。

塗装を入れることで、処理し損ねたひび割れや修正箇所周辺との下地の状態の差がはっきりします。

右サイドのシートカウルはこんな感じ

 画像だとわかりづらいですが患部周辺をペーパー掛けしたラインがなんとなく見えています。
 プラサフは本塗装に比べて塗膜が厚いので2、3度重ね塗りしてしまえば多少の傷や削り痕は埋められてわからなくなってしまいます。多分ここは重ね塗りで大丈夫でしょう。

こちらはテールカウル

ここはダメですね。ひびを埋めた端が埋め切れてなくてエッジに小さな凹みができています。

こういう所はパテを盛る周辺部を下地が出るまでペーパー掛けし、乾燥→脱脂→パテ盛り→ペーパー掛けの流れで修正します。

 パテを盛るときは空気を塗りこんでしまわないようにヘラを部材に押し付けるように塗りこみます。
 ちなみに今回の修理にはガラス繊維入りのファイバーパテを使いました。やや固めのパテなので練ったり盛ったりする力加減に若干の慣れが必要ですが、強度が高く、振動にも強いのでバイクの外装修理には向いてると思います。

パテ盛りとペーパー掛けでの整形が済んだら再びプラサフを吹いて確認

 うん、今度は良さそうだね。
Posted at 2017/10/29 21:13:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年10月25日 イイね!

R1-Zのレストア風景(その33)

 裏側の処理が終わったので、表側の修理に入ります。

まずは右サイドのシートカウル、ここは取り付けた状態だとすぐ裏側に後席用のステップとサイレンサーの吊り下げを兼ねたブラケットがあるのですが、キレイにその形に割れちゃってます。ぶつけた記憶はないのでサイレンサーの振動を拾い続けた疲労の蓄積で割れちゃったのかなぁ…?

 修理方法は今までと同じくプラリペア、ただ、そのままでは割れ目に詰め込むことができないので割れ目の周辺を溝状に削り取ります。

削り取れたら患部周辺をペーパー掛けした上で脱脂します

 オイラはリューターで削りましたが、なければ彫刻刀で彫るのが一番やりやすい気がします。

テールカウルも同様に処理します

 ここは本来、特に力のかかるところではないんですが、前オーナーが右サイドのシートカウルの欠損部を直した際に、きちんと位置出しをしなかったために常にカウル全体が引っ張られるような力が働いて割れちゃったようです。
 杜撰な修理が他に波及しちゃった典型的な例ですな…(-_-;

彫った溝にプラリペアを詰め、硬化したらペーパー掛けをして形を整えます

 ペーパー掛けをするとどうしても患部周辺も一緒に削れてしまうので、全体のラインがおかしくなっているようならパテを盛って修正します。これは1回目の修正後。

修正2回目

 パテを盛ってラインを削り出してチェック、ダメなら修正のパテを入れて削り出しの繰り返しですが、パテは厚く盛ると後で痩せたり剥がれやすくなるので、できるだけ少ないパテでラインを出すことを意識しましょう。

パテ盛りと修正ができたら車体に仮組みして確認してみましょう。

 パーツ単体で見ると上手くできてるように思えても、実際の車体に取り付けてみると歪みが出たりすることがあるので、要所要所でチェックは入れた方がいいです。
 特に今回みたいに取り付け部を成形で作ってる場合は、歪みのほかにも取り付けた状態で引っ張られる力がかかってないかといったことも確認しましょう。

特にパーツ同士が組み合わされるところは要チェックです

これなんか特にわかりやすいですが中央のカウルが上に行くにつれて後方に出っ張ってきてます。ここの場合は噛み合わせの爪を削ったり、共締めになってるネジ穴を少し長穴に加工して修正してやるのですが、経年劣化による歪みや元々の部品精度も絡んでくるので、ある程度の妥協は必要です(^^;
Posted at 2017/10/25 01:33:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2017年10月23日 イイね!

R1-Zのレストア風景(その32)

欠損部分が成形できたので早速接着する訳ですが、そこで問題点に気付きました。
接着面にプラリペアを詰める分を削ってしまってるため、カウルと成形したブロックの正確な位置関係がわからないのです。我ながらアホな話ですが何とかしなくちゃいけません。

んでまあ、色々考えた結果がこちら

要は取り付けられた状態がわかればいいんだろ?って訳で、それぞれのパーツを取り付けた状態にして、できた隙間にプラリペアを点付けして仮止め…

仮止めしたのがこちら

しかし、この方法も硬化液がフレームの塗装を溶かして取り込むため強度が落ちるという欠点が発覚、塗装を取り込んじゃった部分を削り取るのに苦労するハメに…
…誰かいい方法を見つけたらオイラに教えてください(^^;

仮付できたら本格的に接着します

やり方はその30で説明した固形化中のプラリペアを掬って隙間に詰め込む方法でいいと思います。

接着が完了したら整形しましょう

患部に詰め込んで接着という工程の都合上、接着時に接合面をキレイにするのはまず無理ですので厚めに盛って、ヤスリで削って整形する方が手間もかからないし、接着面の強度も保ちやすいと思います。

 欠損部の成形はできたので、続いて割れたりヒビの入ってる部分を補修します。ここもプラリペアで接着するのですが、プラリペアだけで強度が足りるのかわからなかったのでFRPで裏から補強を入れることにしました。ちなみに成形した欠損部も同様の処理を行います。


 やり方は以下の通り、まずはFRP溶剤の足つきをよくするために施工個所周辺に240番くらいの粗目のサンドペーパーをかけて表面を荒らします。ペーパーがけが終わったらよく洗って汚れやこびりついたゴミを除去して脱脂(オイラはシリコンオフを使いました)します。

続いて患部の大きさに合わせて切り出したガラスマットを敷きます

ちなみに今回程度の修理範囲ならショッピングサイトやバイク用品店で売っている小規模な修理キットで間に合います。オイラみたいに「結果的には割安じゃん?」と、ホームセンターでプロ向けの製品(量が違うだけで中身は同じ)で揃えると作業終了後に膨大な不良在庫を抱えて難儀することになります(爆)

…シングルシートカウルでも作ってみるかな…

ガラスマットの準備ができたらポリエステル樹脂の準備をしましょう

これについては特に難しいことはありません。製品に記されてる割合でポリエステル樹脂と硬化剤は混ぜ合わせるだけです。

ガラスマットを敷いた患部にポリエステル樹脂を流し込みます。

流し込んだ樹脂にの中に空気が残ると強度が落ちるので、本来であれば内部に空気の泡が残らないようにローラーで塗り広げるのですが、患部が小さ過ぎてサイズの合うローラーがなかったので刷毛で代用しています。
塗る量はガラスマット全体が樹脂を吸って湿るくらい塗れば十分です。

 塗り込みが終わったら2、3時間放置、樹脂が硬化していれば作業完了です。次は表側に行くよ!
Posted at 2017/10/24 03:54:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「[整備] #タウンメイト 燃料コック交換(その③) https://minkara.carview.co.jp/userid/235992/car/3075822/6450820/note.aspx
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ども、小田原在住のDT50と申します。 相棒は平成18年2月登録のディアスワゴンスーパーチャージャー(5MT RR)、トランポに使ったり遠出をしたりと色々...
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