T190系 電動格納ドアミラー分解
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
外も寒いし、なんとなく掃除したくなったので今回はドアミラーを分解してみます。車両からの取外しは修理書などに載ってます。
2
まずは鏡面を取外します。
鏡面下部とカバーの隙間に太めのリムーバーを差し込んで2箇所のクリップを外すとこんな感じです。
3
次はミラーベース下部のカバーを取外します。写真の位置にクリップがありますので割らないように細めのリムーバーで外します。
4
後々コネクタが邪魔になるのでコネクタから端子を引抜きます。
使用する工具はマイナスの精密ドライバー1本でオッケーです。
まずは写真のようにロックを外します。
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各端子はツメでコネクタに固定されているので精密ドライバーをコネクタ正面から差し込み、ツメをこじながら抜いていきます。
6
ミラーベースの車両側のカバーを外します。
するとベースを固定しているビスが見えてきます。
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ミラーベース側の見えてるビスをすべて外しました。
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次は本体側を外していきます。
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見えているビスをどんどん外していきます。
鏡面を上下左右にふる機構を外すとこんな感じです。さらに奥のミラーボディとミラーカバーを固定しているビスを外すと…
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4枚におろせました笑
カバー類は塗装補修したいので以降はミラーボディの分解に入ります。
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リモコン機構部を外します。
この2つの丸いパーツが回って2枚前の写真の白いプレートを押し出したり引っ込めたりするみたいです。正転して押し出し、反転して引っ込むみたいな感じです。なかなか面白いです。
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写真右に写っているミラーベース側のカバーも外します。ツメ3箇所で固定されています。
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格納機構部の簡易防水カバーを外します。ツメ4箇所です。カバーを外すとリミットスイッチや可倒用モーターが見えます。
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リミットスイッチ(ツメ4箇所)やモーターベース(ビス4箇所)を外すとギアが見えます。
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見えているギア類を外すとこんな感じです。グリスが思いっきり片寄ってます笑
もとのグリス硬さはわかりませんがこちらの車両は冷蔵庫から出したマーガリンくらいの硬さでした。分かりづらいですね。
たぶん、ここまでは簡単な作業かと思います。
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はい!ここからが悩ましいというか、鬼門です。
自分は初挑戦です笑
写真の1番下のギア→円形プレート→スプリング→円形プレート→クリップの順で組み上がっています。
プレートで押さえつけられたスプリングの反力でパイプの溝に刺さったクリップを押さえつけてますのでそのまま素手では分解できません。
ペンチで無理やりって手もありますが、ここは傷をつけずに分解したいところです。
機構的にギアプーラーなどを使えば抜けそうですが手持ちがないので何か良い方法がないかと家中をうろつきます笑
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ありましたああああ!笑
失礼しました。
テンション上がって既に加工済ですが、マジックリンなどに代表される家庭用洗剤のスプレーボトルの蓋(スプレーとボトルの間)です。
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蓋の原型のままだと、クリップに当たってその下のプレートを押し込めません。そこで蓋に写真のように切込みを入れてクリップの「にげ」を作ってやります。
そうすると、蓋の足の部分でプレートだけを押し込めますのでクリップがフリーになって抜けるはずです。
では、ミラーボディを床に置き、プレートの上に加工した蓋を置いて体重をかけて押し込んでみましょう!
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はい!スプリング摘出成功です。
先ほどの加工した蓋で上からプレートを押さえつけるだけでクリップが飛び出してくれました。
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最後にパイプ状のパーツをゴムハンマーで軸方向下向きに叩くと写真のように抜けてくれます。
これでミラーベースとミラー本体の隙間が掃除できます!
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分解記念に集合写真です笑
ミラーベースカバーは先にバケツで洗浄中だったので欠席です。
こうやって見るとなかなかの部品点数です。
あとはそれぞれのパーツを掃除してグリスアップして組付ければもとに戻せます。
自分はこの手のパーツには呉工業のシリコングリスを使うようにしています。
時間があれば組立編もアップしたいと思います。
長くなりましたが、皆様の参考になれば幸いです。
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