
始めにお断りして置きますが、私はプロのレースドライバーでも無いし自動車評論家でも有りませんので悪魔でも素人の戯言程度に流して頂ければと思います。
911カレラGTSが我が家にやって来ておおよそ一ヶ月が経過致しました。
まだまだ、慣らしの段階で余り乗れていないのでファーストインプレッション程度の話しか出来ませんが。。。
その前に以前のブログにも軽く触れてますが、購入を決意したのは試乗した直後でした。
其れまでは、スポーツカーはFRか4駆でなくてはならないと思っていた私は、RR方式の911に対して偏見の目で見ておりました。
そんな、私の素人的考え方を変えたキッカケが友人のポルシェGT3と以前所有していたR35とで峠を走った時でした。
友人のGT3を先行してR35は後方で追尾する登りのシチュエーションです。
頭の中ではR35のパワーと4駆を活かしたトラックションでGT3に付いて行く事は、そう難しい事では無いと思っておりました。
しかし、いざスタートするとRのキツイ場所でのコーナーリングスピードは確実にGT3の方が速いのです。
しかも、コーナーの出口ではR35にも負けない伸びを示します。
確かに、登りのストレートが長い所では直ぐに追い付きますが。。。
複合コーナーRのキツイ所では、ひらりひらりと身をこなしR35で同じ事をしようとすると奥歯に力を入れてねじ伏せる感じになりタイヤのグリップに全てを委ねる事となります。
まあ、ドライバーの運転技術の差もいなめませんが。。。
そこで、私は彼のGT3のポテンシャルを確かめるべくシートに身を沈めました。
彼のGT3はレカロのバケットシートに交換されているので、とてもレーシーな感じがしますし、アイポイントはちょっとしたツーリングカーのレースの雰囲気がありました。
ちょと重めのクラッチとハンドリングを確かめブレーキタッチの感覚を確認しながら徐々にスピードを上げて行きます。
そして、数カ所のコーナーをクリアした時にGT3の潜在能力の高さに衝撃を覚えその瞬間ホンモノのスポーツカーはこういうクルマなんだなあと実感させられました。
GT3と比べるとR35が乗用車の域を何処か残している感覚があります。
その日から、GT3の感触が残り日に日にポルシェに対する興味が湧いて、私なりに911カレラのお勉強をする様になりました。
しかし、私にはGT3はやはりハード過ぎもう少しグランドツーリング的な要素があった方が好ましく、試しに911カレラに試乗してみたくなりました。
まあ、前置きが長くなりましたが結果最新の991カレラを試乗し現在の991GTSを購入する決意を固めたのです。
で、ようやく本題ですが1ヶ月乗ってみての感想は私の期待していた通りでした。
現在は3000rpm以下で慣らす程度の走りしかしておりませんが、其れでもコーナーリングしている時の路面に貼りついた安定感とハンドルに伝わるインフォメーション、PDKの滑らかな繋がりやブレーキングタッチの素晴らしさに酔いしれております。
恐らく、慣らしが終了後には911特有の諸刃の剣が牙を向けると思いますが、とりあえず今は完成度の高いスポーツカーを味わらさせて頂いております。
911オーナーとして語れる様になるのには、その諸刃の剣を操る事が出来たときではないかと思う次第です。
それまでには、もっともっと走りこまなければなりませんね。
数年ぶりに、筋トレ復活しました。f^_^;
Posted at 2015/12/11 10:25:36 | |
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