
およそ2週間前に、1通の挑戦状が届きました。
挑戦状の送り主は古巣からのディラー担当者さんでした。
以下の様な内容です。
やあやあ、RENTAL親父殿ご無沙汰しております。
最近の貴殿のご活躍ちょくちょく噂で聞いて、心より嬉しく感じております。
しかっ〜し! 親父殿は何時からそんなに大人しく軟弱になったんでしょう?
以前の親父殿を知っている私としては、ポルシェなんぞに乗っている貴殿なぞ想像も付きません。。。
あの頃の貴殿は、漢はアメリカンだぜいと公言していたじゃないですか!?
それが、今ではポルシェの虜に。。。
あ〜なんと嘆かわしい。。。
友人の1人としてもう1度貴殿にあの頃を思い出して欲しいと思い、最新のアメリカンマッスル車を用意したので乗りに来い!そして、ポルシェがナンボのもんじゃいという事を気付かせてあげるぜよ!
まあ、以上の様な内容の案内状(挑戦状)でした。
そんな挑戦状を受けたからには、漢RENTAL親父は逃げる訳にはいきません。^_^;
と、いう事で本日異種格闘技戦を行なって参りました。
そして、早速キャデラックに乗り込みます。
スペックは以下の通りです。
エンジン:V型8気筒 6.2L スーパーチャージャー
最大出力:649ps/6400rpm
最大トルク:87.2kgm/3600rpm
トランスミッション:パドルシフト付き8速AT
駆動:FR
0-96km/h加速:3.7秒
最高速度:322km/h
最初は、相手の技量(特性)を確かめるべく丁寧な運転操作を致します。
そして、徐々に相手の技量が分かった段階で相手の得意技を披露させます。
流石に最初にオーバー600馬力を喰らった際には、両手に思わず汗を掻いてしまいました。。。
3速まではリアタイヤが空転してケツが左右に振られルームミラーには白煙が舞っております。
コレはポルシェでは味わえない事です。
ポルシェの際は、エンジンパワーが効率よく制御され、ドライバーには余計な仕事をさせない様な計算し尽くしたものがあり、それが最終的に己の運転技術が向上した様に思わせます。
しかし、キャデラックは有り余るパワーが制御仕切れずドライバーにのし掛かってきます。
久しぶりのアメリカンマッスルパワーに手を焼く私を横目に助手席の友人はしたり顔です。
しかし、ここで敗北を認める訳にはいきません。
気合を入れ直して、マッスルパワーに挑みます。
そして、だいぶ身体も馴染んできた時に助手席の友人にエンジンモードをトラックモードに入れさせました。
このトラックモードは殆どの制御が解放されそのクルマの持っているほぼ全てを出し切る事が出来るモードです。
いやはや、とんでもないパワーでした。
何とか、このジャジャ馬をねじ伏せる事は出来ましたがもう2度と公道ではトラックモードに入れる気は起きません。。。(大汗)
こうして異種格闘技戦はなんとか親父のメンツがだったような形では終わりましが、真面目な話し最新のアメ車はひと昔違い、だいぶ欧州車に肉薄してきていると感じました。
あのマッスルパワーに欧州車の品質が加わると、近い将来アメ車に対する見方も変わってくると思いました。
と、いう事で今回の異種格闘技戦は、辛うじてポルシェに軍馬を上げましたが、もともとポルシェとキャデラックでは目指しているベクトルが違いますから、乗り比べるのには無理が有るんですよね。(^_^;)
人によっては、より人間味の強いキャデラックに軍配をあげる方もいてもおかしくないと思います。。。
今回、いい経験をさせて頂いた友人に感謝致します。
あと、コレは余談ですがこのキャデラックに試乗する際にはいきなりアクセルを踏み込む事は絶対避けた方が良いと思いますよ。
あるお客様が高速に入ってアクセルを踏み込んだとたん、2回転したらしいですから。
あしからず。。。
Posted at 2016/03/12 23:38:44 | |
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