
昨日、旧くからの友人に誘われお山を駆け抜けて参りました。
この方は、私とほぼタメ歳なんですが現役のバリバリのラリーストレーサーです。
遠い昔、ダートラレースを通して知り合い年に1、2度お逢いする方です。
この方の愛車はポルシェ997GT3RSです。
←写真はその方の愛車掲載はダメなのでイメージ写真です。
夜明け前に彼の自宅で合流して目的地のお山に向かいます。
GT3RSのレーシーなサウンドを聴きながらのドライブは最高に癒されます。ヘンタイ
でもって、目的地に着いて先ずはウォーミングアップ。
路面状況やそのお山のコースを頭に刻みながら流します。
彼の背後をR35で走りますが、流石現役レーサーです。
無駄な動きが全くなく、軽く流しながらも一つ一つのコーナー毎にR35がジリジリ離されて行きます。
私も、久しぶりにシート位置とハンドル位置を本気モードにセットし気合を入れ直します。
だいぶ、クルマも身体も温ったので一旦スタート位置まで戻り軽く休憩とりながら愛機のチェックをします。
特にタイヤ周りは注意深くチェックをします。
さあ、いよいよスタートです。
最初はGT3RSがアタマをとって走ります。
乾いたレーシーサウンドを轟かせながらGT3RSは駆け上がり、私もそれに続きます。
まぁ、呆れるほど速いこと。。。
コーナーでは確実に離されます。(^^;;
それをR35はコーナーの立ち上がりで4駆のトラクションを生かして追い付きます。
気持ちをピーンと張り詰めながらドライビングは久しぶりですね。
背中にうっすら汗をかきながら、操りながら若い頃に休みになると1日中林道で走っていた頃を思い出しました。
何とかGT3RSに離されずに目的地まで到着しましたが、クルマから降りる時に膝が軽く震えておりました。(^^;;
ひと休憩してから今度はR35がアタマをとって下ります。
登りと違って下りではクルマの限界やドライバースキルがはっきり表れます。
登りでは何とか誤魔化せても、下りでは誤魔化せません。
ドーパミン全開でR35を操りながら走りますが、背後のGT3RSの気配は最後まで消し去る事は出来ませんでした。。。
現役のレーサーの凄さを思わされました。
走り終えると彼は何事もなかった様に涼しい顔してクルマから降りてタバコに火をつけます。
そして、一服終わるとお互いにクルマをチェンジして走ろうかと提案してきました。
もちろん、断わる理由もないので快諾しました。
久しぶりに乗り込む彼のGT3RSは正にレースカーの雰囲気を漂せます。
念入りにドラポジを調整してスタートします。
走り出して直ぐにGT3RSの洗礼を受けます。
R35と違って下のトルクは薄いので、常にトルクレンジバンドに維持しながら走らせなければならないのです。
素早いシフト操作とハンドル操作それはR35の比では無いのでした。
何年かぶりヒルアンドトウを強いられましたね。
最初のうちは、ギクシャクした感じでしたのであっと言う間にR35は視界から消えて行きました。
それでも、身体は不思議と憶えているのですね。
何度かのコーナーを周る頃には、そこそこ決めれる様になりました。
さて、登りではかなり離されましたが下りでは離される訳には行きません。
気合を入れ直しスタートです。
おおー下りでは何とかR35に付い行けてます。
逆にR35に乗り込んだ彼はR35を抑え込むのに苦労しているのが明らかに分かります。
下りでのR35のアンダーを抑え込むのはなかなか難しい作業なんですよね。
特にGT3RSに乗りなれていると尚更その車重の重さを感じると思います。
そして、何とか無事に終了…。
その後、お互いのクルマを眺めながら思い出話しとクルマ談義を2時間近くしました。
帰り際に、また秋ごろご一緒する事を約束して別れましたが帰宅したら身体はヘトヘト首、腰、足全てが怠く間違いなく数日後には筋肉痛になる事でしょうね。
でも、とっても楽しい時間でした。