ステアリングラックのオーバーホール⑥

続きます。
ブーツの圧入です。ブーツは圧入する部分につばが付いていて、そこを押してタイロットエンドに圧入します。丁度30mmのソケットが合いますので、ハンマーで叩けば圧入完了です！

まだ時間があったので、ピニオン部分の作業をしてみました。ここ、写真左にある白いリングが4個付いている部品は非分解のようですが、その部品の上側に写っているスナップリングで留まっているだけなので、好奇心で外してみました。すると、中にOリングが付いていましたが、これは純正部品の設定が無い模様･･･。なので、サイズを測って写真右側に写っているOリングをモノタロウで調達。元々付いていたものもまだ使えそうですが、念のためこれに交換しておきます。

交換は簡単です。Oリングを所定の位置に付けたら写真右の部品を軸に挿入、スナップリングで固定して完了です。写真右の部品は下側に切り欠きがあり、軸部の位置決めピンに嵌るように挿入します。装着時は、パワステオイルを全体に塗布しておきました。

スナップリングは穴が無く、写真のような工具を使って輪を広げ、溝に嵌めます。この工具、確かミッションをばらすときに購入したもので、久々の登場です。ほぼ使わないのですが、たまに役に立っています！

ピニオン部分が完成しました！
全体にパワステオイルを塗布、ペーパーウエスで巻いてビニール袋に入れて保管しておきます。

続いてもう一点、ステアリングラックを組立するにあたり、組立用の治具を作ることとしました。
まずは、駐車場に保管している端材の中から適当に強そうな鉄製のバーを持ち出し、寸法を測って穴を明けます。

そして、適当なブラケットを3個持ち出して先ほどのバーにねじ止め、これで対辺41mmのナットを廻す治具としました。M10ボルトで固定して強度を確保、これでネジを締め込むことが出来ればと思っています。

そして、塗装をしておいたタイロットも完成！
今週は大したことができませんでしたが、来週には組立を完了させたいと思っております。
交換部品も手元に届きましたので、未知の作業となりますが頑張ってみたいと思います♪