ステアリングラックのオーバーホール⑪

長くてすみません･･･、これで本日は最後です。
先ほど装着したラックの端に装着する蓋は、以前作っておいた治具を使って締め込みました。ケースをパイプレンチで固定、治具で蓋に加工された二面巾41mmの六角部分を掴んで締め込みます。整備書を見ると締め込みトルクは6±1.0kgf・mと書いてありますが、トルクは測れません･･･。感覚で閉めて、作業は完了としております。

ラックとケースの組み付けが完了したので、オイルシール部分を潤すために、ちょっとだけオイルをケース内に充填しておきます。注射器を使ってパイプが装着される穴にパワステオイルを注入、軸を動かして内部に入れます。このとき、軸はオイルを吸い込む方向に動かさないとオイルは入りません。逆に動かすと噴出します。当方、最初失敗して顔面にオイルが掛かりました･･･。オイル注入前に軸を動かしてラック内の軸中心のフランジで作られるオイル室の容量を小さくして、オイルを注入して広げるようにします。
オイル注入後は、ラックを上下に動かしてオイルをシール部分に行きわたらせて完了です！

そして、ラック本体の作業が完成です！
この後は、先に作っておいたバルブハウジングと合体させれば完成ですが、今日は時間もなく作業はここまで。ただ、難関は乗り越えることが出来た感じで、とりあえずホッとしました♪
実際のところリビルト品のほうが安あがりだった感は否めませんが、自分のスキルを上げるための作業にはなったと思います♪
来週は組み上げて車体に装着、まで出来れば良いな･･･。