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今回紹介する小説は、ジェームズ・ロリンズ著作シグマフォースシリーズ最新刊ギルドの系譜です。この巻で敵対する組織ギルドとの闘いは一先ず決着がつきます。ストーリーは次のようになります。
前巻のラスト間際に主人公のグレイソン・ピアース（以後グレイと表記）に襲った悲劇、その結果グレイは一時的に酷いうつ病状態に陥ってしまいます。そんな傷心状態のグレイに対して、シクマの司令官ペインター・クロウはある任務をグレイに命じます。セーシェル諸島沖の停泊中のクルーザーからソマリアの海賊に誘拐されたアメリカ合衆国大統領の妊娠中の娘アマンダの救出作戦を命じます。現地のソマリアに到着したグレイは、ジョー・コワルスキー、元ギルドの工作員セイチャンの三人プラス、タッカー・ウェイン大尉とその相棒軍用犬のケインとチームを組みアマンダの捜索を開始しますが、その過程で普段のグレイなら起こさないミスを犯していますが、そのミスを返上しながら行動した結果一連の誘拐にギルドが関与していると確信し、又アメリカの方でもアマンダが不妊治療を受けていたクリニックの調査の為にリサ・カミングスとキャット・ブライアントが向かいますが二人共捕らえられてしまい。そしてそのクリニックで行われていたおぞましい実験を目撃します。
そしてグレイ達チームはアマンダがソマリアからドバイに移送されたという手がかりを得てドバイに到着しアマンダの救出作戦を開始しますが、ギルドの目的はアマンダではなくアマンダの赤ん坊が目的であり、その赤ん坊は遺伝子操作の結果人類の悲願不老不死の遺伝子を持つ赤ん坊でした。一方シグマを取り巻く状況は悪化の一途を辿る中司令官のペインター・クロウは一か八かの博打に出ます。
そして捕らえられたグレイはアメリカ合衆国大統領の狙撃を実行寸前の状況になりますが、その土壇場で起死回生の策が用意されている事を気づき大統領を狙撃します。
そして捕らえられたリサ・カミングスとキャット・ブライアントは、ギルドの本拠地からの脱出を試みる中、ペインター・クロウ司令官を中心とする救出チームがギルドの本拠地に強襲し無事、リサ・カミングスとキャット・ブライアント、そして赤ん坊の救出に成功するなか。
ギルドのトップが姿を表します。トップの正体は誰もが予想だにしなかった人物です。
ギルドとの最終決戦という事もあり最初から最後まで息をつかせない展開で読みごたえが充分で、この巻では女性陣が大活躍しますので女性陣の活躍も又見物です。
今回のシグマフォースは遺伝子の操作による不老不死がメインでしたが、次回紹介する小説はそれとは逆の内容の小説を紹介したいと思います。稚拙な文章に最後までお付き合いありがとうございました。