ツチリンのブログ一覧

このHPの開設で初めてのブログです。
この真実を日本人は知って理解する必要があると思いました。

「東京が壊滅する日」広瀬隆さんの本を読みました。


つい先日、朝日新聞で福島の甲状腺がんの記事がありました。

記事では「県検討委員会は「現時点で放射線の影響とは考えにくい」とする。だが、一人ひとりにどの程度の甲状腺への被曝があったか、実はわからない。密接に関係する放射性ヨウ素の半減期は８日。事故直後に測らなくてはならないが、データが決定的に不足している。」とあります。

甲状腺がんの発症率は0-14歳の子供で10万人あたり0.05～0.1人/年とされています。つまり、100万人に1人の確率のはずですが、福島では既に115人の子供が甲状腺がんと診断されています。

これで「影響とは考えにくい」とは誰が信用するのでしょうか？


放射性ヨウ素の半減期は8日でも、3/12の1号機の爆発発生から3月一杯にかけて大量の放射性物質と放射性ガスが首都圏を含め東日本を覆ったのは明らかな事実です。
東京都は放射性物質が水道水中や落下物として測定結果を公表しています。
東京でこのデータですから、福島ではこのデータとは比べものにならない状態であったことは誰にでも予想できます。

一方で、東京都はラドン等の自然放射線と比較していますが、ラドンのように半減期が極端に短く内部被ばくし難い放射性物質とセシウム137の半減期30年とどうして比較出来るのだろうか？と考えます。

人間は自分の力ではどうしようもないことに対して諦めたり無力感を感じて自分の中で見て見ぬふりをしてしまいますが、子供の将来を考えると地震大国で狭い国家である日本に54基もの原発を何故建設してしまったのだろうかと改めて考えざるを得ません。

悪天候の冬山登山と比較するのも何ですが、引き返す（原発廃炉）ことも大事なことではないでしょうか？