
今回はケータハム・セブン・スプリントに搭載するレザートランクの話。
セブン・スプリントやスーパーセブン1600など、最近のクラムシェルフェンダー採用モデルは、クラシカルな見た目を強調するためなのか、標準でリヤにスペアタイヤを積んでいます。そのためにナンバープレーを後ろに出すためのステーというかラックがついています。
スペアタイヤを外して、その置かれていたラックにレザートランクを置くのはなんだかとっても素敵ですよね。昔からセブンでよく見るスタイルのひとつです。最近はサイクルフェンダーがデフォルトで、結果スペアタイヤを搭載するモデルが少なかったので絶滅していたスタイルとも言えます。(なお、サイクルフェンダーモデルでも、新車時のメーカーオプションで選択可能です。価格はスペアタイヤ・ラックのセットで10万円程度)
とにもかくにも、リヤに積んだトランクに最低限の荷物を詰めて一人旅に出る、コーヒーミルとドリッパーを積んでアウトドアでコーヒーを楽しむ、などイメージが湧いてきます。・・・実際に旅に出るかは別として(^ ^;)
トランク計画のきっかけはお友達のサカキバラタクマさんの
本革トランク。これを毎回見ていたわけで、僕もいつかサイズの合うトランクを見つけて買おうと思っていたわけです。
余談ですが、モーガンであればスペアタイヤを外さずに、その上にトランクキャリアを付けてトランクを上に乗せることもできます。セブンでこのスタイルはあまり見かけません。160の場合はナンバープレートよりも伸びてしまうと軽自動車の枠に収まらない問題もあります。やはりここは、スペアタイヤをトランクに置き換えるが正解だと思います。
そして、本格的にトランク探しを初めて数日、ついに僕も気に入ったトランクを発見し、購入しました。
中古のレザートランクで、メーカー不明。程度はまあまあ普通でしょうか。外につけるもので陽に当たるし、雨で濡れるかもしれないし、ホコリを被ったりもするでしょう。なので高級レザーはむしろネガティブで適度にやれた感じのほうが雰囲気があると重い、あえて中古品の中からイメージに合うものを探していました。ブラウン系で探していましたが、僕の場合フューエルキャップのエプロンの色になるべく近いものという感じで選んだつもりです。届いたら微妙に色は違ってましたが、まぁ、ここを完璧に合わせるのは不可能なので、このぐらいの差ならいいかなと思います。今回紹介している写真は届いた状態のままで、まだクリーニング、メンテナンスもしてません。レザーのケアをすればもう少しきれいになる気はします。
今回トランク探しの中で、当初検討したのは
グローブ・トロッターでした。英国製という点が惹かれます。ただ欲しい色(特注はできる)が普通にはないし、値段が高いです。まず普通のトランク使ってみてからあまりにも気に入ったら、グローブ・トロッターを追加で買えばいいかなと。
さらに迷ったのは、伸縮型のキャリーバーとキャスターがついているべきなのかどうかです。荷物をがっつり入れたトランクをセブンから降ろして移動させるときにはあったほうが良い実用装備だと思います。考えた結果、ほぼ降ろさない前提で、見た目がスッキリしたほうが好みということで、あえてキャリーバーとキャスターがないものから探すことにしました。あったほうが良いという人も多くいると思います。
固定方法はまだ検討中なので、とりあえず置いてみて、ゴムバンドで落ちないように下だけの状態、暫定固定方法その1です。こんな見た目が完成ではもちろんありません。
僕が探していたトランクのサイズですが、
横 約53cm x 高さ 約32cm x マチ 約20cmというものです。これしかないというものではありませんが、どうしてこのサイズにしたのか、以下説明しておきます。
横幅については、もっと幅広いものも搭載できますが、給油口のアクセスを邪魔しない範囲という条件があるので53cmとしました。これより数センチ大きいものなら問題ないですが、それよりさらに幅をもたせる場合、給油時にトランクを下ろす、ずらすといった工夫が必要になると思います。それとバックランプ、リヤフォグなどに干渉する場合もあるかもしれません。僕は干渉しないように低めの本国セッティングに変更してしまいました。これでトランク幅がいくらあっても干渉はしなくなっていますが車検の時は(以下略)
高さについては、もう少し高くても大丈夫です。僕の場合、ラックの上に台座を置いて固定するかもしれないので、高さが嵩上げされることを想定して少し低めのものにしました。低めにしたことで純正トランクフードのパイピングが見えるぐらいでここのホックの開け締めが楽、見た目もちょっといいのかなと思っています。高さを上げる場合は、ハイマウントストップランプのステーに当たらない範囲までとなります。
マチ(奥行き)についてはスペアタイヤ幅が15.5cmが基準で若干余裕のあるスペースが確保されており、最大20cmちょっとかと思います。僕の場合、ここはガタガタ動くのも嫌だと思って20cmを選びました。(スーパーセブン1600の方はタイヤ幅が違うと思うので、よりマチをとったトランクを選ぶことができるはずです。)
CATERHAMのエンブレムが若干隠れ気味になるサイズ。前述の通り、右サイドの給油口へのクリアランスは十分あります。
奥行きはどんぴしゃ。ビスポークしたかのような仕上がりです。この高さだとトランクをつけたままトランクフードのホックを外しやすいです。ここを開け締めする人は、低めがおすすめです。
写真ではよくわからないと思いますが、トランクの足やベルトがボディに接触する部分が出てくるので、暫定対策として、接触する部分には厚めの傷防止フェルトを貼り込んでボディのアルミパネルを圧迫しないようにしています。
スペアタイヤを降ろしたので、ホルツのパンク修理剤(軽自動車~1300ccまで)を車載することにしました。パンクしたらJAF呼ぶつもりなので、パンク修理剤使うとは思いませんが、念の為の装備です。
またスペアタイヤ搭載モデルについているジャッキも使い勝手が悪そうなので下ろすことに。これで結構な軽量化になることは間違いないです。
駐車時にトランクまるごとを盗まれないように、ロックもつけておきました。選んだのはパナソニック製のU型ロック。もっともトランクには何も入れてないので、盗まれるも何もないのですが(^ ^;)
U字ロックはハイマウントストップランプのステーとレザートランクのグリップ部分でぴったりハマりました。目立たないようにチェーン型のロックも考えましたが、細くて安いものは切られてしまうだけなので、ある程度の値段のものを選ぶ必要があるかと思います。(セブンはいたずらで狙われたらトランクどころの騒ぎじゃないのでこんなところ気にしなくてもいいかもですね。)
ゴムバンド固定は見た目が悪いので、暫定固定方法その2として、旅行用トランクのバンドで固定するようにしてみました。固定力としてはU字ロックで上下に動かず、バンドで左右前後に動かなくなるのでどんな運転、路面でもラックから落ちることはないはずです。ただし色が黒いバンドを使ったので見た目がイケてないので、やはりここはもうひと工夫必要だと思われます。似たような色のレザーベルトで固定かな。
今後、ステー床部分に板を張る、ボディに当たる部分の保護を工夫するなどやることはまだあるので引き続きレポートしていきます。
ではまた。
Posted at 2022/07/11 13:51:13 | |
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