2015ジュネーブモーターショーで新しい RS のアナウンスがありましたね。
残念ながら Nismoではありません、 共通パワーユニット搭載の Renault Clio RS 220 Trophy です、ようやく発表されました、日本発売は今年の秋冬で380位ですかね。
ちょっと気になるところだけデータと写真を元に Juke Nismo RS と比較してみます。
パワーユニットは Clio RS 220 の方がパワーが220psトルクが260Nmと6ps、10Nm勝っています。
車両重量1280kg(変わらなければ)で220psパワーウエイトレシオ 「5,81」かなり魅力的、さらに4速と5速のギアで「Torque Boost」が効き 280Nmになる仕様。
性能曲線図を見ると2500~3500回転領域のトルクを増やすようです、これは高速道路巡行からの追い越し加速目的でしょう、しかし日本の Stop & Go の多い道路事情では1速2速に欲しい気がします。
2000~4000回転のトルクアップは Juke Nismo RS にも欲しいと思っていました、ここが太ければ街乗りで上まで回さずに済み、扱い安く燃費も良くなる気がします、ROMチューンで可能ならしたいですね。
ミッションが Juke Nismo RS がCVT、Clio RS 220 がDCT(RenaultではEDCとの呼称)、一長一短ですが比較すると Juke Nismo RS のCVTの方が良いかな・・・
DCTの良い点は、素早いギア変速の一言に尽きます。
ブレーキ踏みながらパドルを引きっぱなしにするとギアがブリッピングされ自動で下がるところなど、楽なのにドライビングを煽られてる感じがして良いですね。
欠点は乾式だと繋がり感が軽すぎる、減速時ブリッピングによりエンジンブレーキが効かなくガソリンを消費する、 Stop & Go の多い使用ではクラッチを早く消耗する 、若干重くなりフロントヘビーになってしまう等ですね 。
日本メーカーがDCTを使わないのは開発の遅れもあるでしょうが、コストや伝達効率や重量及び使用状況等の要因を考慮してるのですね。
私もCVTの変速感は好きではなかったのですがジヤトコのCVT M8には満足してます。(ロックアップATの方が好きですが)
前後重量バランスでは、Juke 4WD は 4×4i トルクベクタリング機構付きのリアデフを付けてますが、これにより前後バランスが良くなり安定したコーナリングに貢献していると感じます。
Juke Nismo RS ではセッティングを変えているようで、VDCの制御介入も遅くちょっと驚くほどです。
インテリアでの大きな差はシート 、Clio RS 220 は形状は同じ新デザインの純正スポーツシートでレカロではないようです。
ルノーも日産も純正スポーツシート良い出来なのですが、背中腰椎部パッドの湾曲張り出しが弱くこれが疲労や痛みの原因、逆に腰サイドサポート部は大き過ぎてステアリング操作で上腕後部、肘が当たるのが気になるところです。
ドライビングポジションは Clio RS の方が良いです。
ここが Juke の欠点ですね、色々な不満はありますがテレスコピックは付けて欲しい、そんなに値段上がらないのに何故日産は付けないのでしょう?
書いていて Clio RS 220 乗ってみたくなってきました、フロントサスHCC等の脚廻りやシャシー Juke Nismo RS とどんな差があるのでしょう、乗り替えはしませんが発売が楽しみです。
Posted at 2015/03/07 17:21:08 | |
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