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@zawaのブログ一覧

2022年03月25日 イイね!

RaceDACを注文しました。

RaceDACを注文しました。RaceChrono用のアフターパーツ?として、RaceDACという物があります。

簡単に言うと、外部のアナログ入力電圧を、RaceChrono上で見られるパーツです。

最近、S660にストロークセンサーを取り付けて、HRCロガー(廃番)でデータをロギングしていましたが、データをチェックする際に、どうしてもステアリングアングルとブレーキ液圧と、左右リアホイールスピードは欲しかった。

最初は、2個目のHRCロガーにアナログセンサーを追加しようと思いましたが、Circuit Toolsという、RaceChronoがデータ出力可能なソフトを手に入れたので、can-busのデータにストロークセンサーのデータをMIXする方法を選択しました。

まあ、多分、ナックルアングルセンサーと、ブレーキペダルポジションセンサーと、Gセンサーは、将来的には追加する事になると思いますが・・・・。


今一つ、使い方が分からない点がありますが、物が来てから試行錯誤します。


発送まで5~10日との事ですが、海外発送なので、恐らく届くのは1か月後位だと思います(通関しだいですね)

これで、RaceChrono上でも、サスストロークが見られます。


さらに、もう一つ秘密兵器を・・・?
Posted at 2022/03/25 03:15:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | S660 | 日記
2022年03月19日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ② Y2 最終コーナークラッシュ原因を考える

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ② Y2 最終コーナークラッシュ原因を考える走行記録メモ

TC2000 Y2 14:50~15:10


9.7℃/22%   
路面温度:記録忘れ 20度位だった筈
走行中、メーター読み外気温 10℃

車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / FR42L/ RR15L
サイズ:FR・165/55R15
    :RR・165/55R15
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16→8(9LAP目のバックストレート)
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C (TC1k:60L+TC2k:151L) RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:151L)
EXH:STD
タービン:STD
ECU:SEEKER OPDM
Oil:純正/365km

タイヤ内圧(→天日干し後ADJ)
 FrL:150(→-5)/FrR:155(→-5)
 RrL:155(→-5)/RrR:165(→-5)

走行後内圧(クラッシュ回収後)
 FrL:190/FrR:187
 RrL:200.75/RrR:200

走行後タイヤ温度(各部2回測定,左が1巡目、右が2巡目)プローブ(φ3)突き出し5mm
FrL/ out   / mid          / in             // FrR/ in     / mid          / out
34.4,32.4 / 32.7,31.4 / 31.8,31.0 // 27.8,27.2 / 23.2,24.9 / 23.7,24.0
39.5,35.9 / 37.3,34.8 / 37.7,35.2 // 32.2,30.9 / 28.9, 29.2 / 28.2,29.6
RrL/ out   / mid          / in            // RrR/ in     / mid           / out
34.7,30.3 / 38.0,30.2 / 34.0,31.3 // 28.4,24.5 / 26.1,24.4 / 27.4,24.9
44.7,39.3 / 43.6,39.8 / 41.3,37.9 // 38.1,33.0 / 34.3,31.0 / 33.4,29.9



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alt


今回は、前後165で、再度データを取得する為に、セッティング変更は無しで、吸気、換気ファンは作動させて走行データを収集予定だったが、恐らく、GPSレシーバーの問題でデータが記録できず。

そして、車体フィーリング的には、やはり最終コーナーの限界が掴めず、ペースがつかめない中、少しずつペースを上げて行き、ラストラップなので、さらに少しペースを上げたらスピンしてクラッシュしてしまった。

ヘアピン系のコーナーはRRを滑らせる事で向きが変わるので、195と比べても余りペースダウンしなかったが、最終コーナーはどうしてもペースを上げらずにクラッシュしたので、その原因を色白と探ってみた。

ロガーでセクター3の走りをチェックすると、クラッシュしたラップと、その2ラップ前のデータが非常に似ていたのでデータを比較した。

まずは、動画のチェック。

分かりやすく70%のスロー再生。

まずラスト2ラップ



クラッシュしたラストラップ



進入スピードがやや高い分、スロットルの戻し方が違うが、アプローチ自体にそれ程大きな差を感じない。
デフィロガーの車速(外径補正無し)だと、2Km程進入スピードが速いが、フラッシュエディタのSPDでは、トップスピードの維持時間が違う感じ。
GPSが機能していないので、車速の比較がやり難い。

走行フィーリング的には、やはり奥まで突っ込んだらRRが滑ってスピンした感じ。

ロガーのデータを見ると、

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まずはスロットル戻し始め。

ラスト2ラップではまだ全開だが、ラストラップは車速が2Km程速いので、早めにアクセルを戻し始めている。
感覚的には奥まで突っ込んでいる=奥までスロットルを戻していない感じで、感覚と実際の操作に差がある。

その際の車体姿勢は、ラストラップの方が、速度が高いせいか、前後共にロールが大きくなっている。
(ここで、ロガー上で旋回Gや、ステアリング舵角の違いを確認出来れば、非常に違いが分かりやすいと思った。)


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次に、車速がMAXの時。

ラストラップはスロットルを17%まで戻しているが、ラスト2ラップは55%までしか戻していないので、車速差が1㎞まで詰まっているが、まだラストラップの方が速い。

この時、恐らく、ステアリング舵角が小さい為に、ラストラップの方が、ロールが少ないが、前後のピッチング量はほほ同じ状態。
多分、ラストラップの方が、減速Gが大きく、旋回Gが少ない状態なのではと推察。


と思って、動画をもう一度チェックすると、大体同じ位置+車速では、ラストラップ方が、ステアリングアングルは多い様に見える。

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これがラスト2ラップ

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こちらが、ラストラップ

画像で見る限り、位置が同じ場所では、ラストラップの方が、ステア舵角が大きい。
しかし、ロガーデータでは、ロールが少なくなっている。
また、Gサークルを見ても、ほぼ同じ様に見える。

この事から、既にRRタイヤが滑り出している為に、ロールが減り、RR外輪のストロークも減っているのでは無いかと推察。


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そして、ラスト2ラップで最もスロットルを戻した時。

ラストラップはスロットル全閉だが、ラスト2ラップは8%までしか戻していない(スロットル全閉にしていない)。

その為、この時点で、ラスト2ラップの方が車速が2Km高くなっている。
また、この時、スロットル開度の違いから、車体姿勢はラストラップの方が、FRはロール少な目で深くストロークしているが、RRはめくれ上がる様な姿勢になっている。
ロール量は少ないが、RRの荷重が抜けて、RRがスライドしている状態だと思われる。



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すると、じきに車体姿勢がほぼ一緒になる。

ややFR外輪がストロークしているが、ロール、ピッチングがほぼ一緒の状態に。
しかし、恐らくラストラップの方は多めのスリップアングルが付いている為に車速の落ち幅が大きくなり、ロールも大きくなっている状態。
要するに、車体が横を向いてロールしながら減速している状態。
つまり、この時点ですでにスピンモードに入り始めている。


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そして、さらにスリップアングルが大きくなり、FR外輪が沈み、RR内輪が浮き上がる。

この辺りから急激に車速が落ち始めるので、本格的にスピンモードに入ったと思われる。


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そして、車体姿勢は変化せずに、大幅に車速が下がってスピンし始める。
(この時の横Gや、ステアリング舵角が分かると、自分の操作が適切かどうかが判断できると思われるが、現状は残念ながら正確な判断は出来ない。)

車速の落ち方から、結構なスリップアングルが付いている筈だが、ストロークに変化が出ていないので、ステアリング操作が遅れている(カウンターステアになっていない?)様に思われる。

車載画像とロガーデータがリンクしていれば、車両がどちらに向いているかも判断しやすいのだが・・・。




そして、その後は、スピンしてクラッシュといった結果を辿る事に。


これらの現象をを考察すると、
まず高いアプローチスピードの為に、スロットルを大きく戻している。
その為に、RRの荷重が抜けてスピンを起してしまった。

タラればになってしまうが、スロットルを全閉にしなければ、スピンしなかった可能性が高いと思われる。
(当然、曲がれずにオーバーラン気味になると思うが)

セッティング面で考えると、

①スピードを落とさずに曲がれる様に、もう少しロールを抑える又は、外輪の設定加重を増やす事で、旋回限界を上げる。
②動的な前後バランスを、RR下がりにする(車高か、前後のSPGレートバランス変更)事で、RRの接地性を上げる。

等が考えられる。
RRタイヤが195/45R16の時のFRストローク量を見ても、FR外輪のMAXストロークが60mmを少し超えた辺りで止まる傾向が有るので、恐らく重心高とのバランスで、これ以上は外輪がストロークせずに内輪が浮き上がる状態になると思われるので、
まずは、FRのSPGレートを上げてプリロードを下げる方向にする事で、FRの限界は上がる様に思われる。

ただ、前後のバランスを考えると、FRのロール剛性が上がる分、RRもバランスを取る為に、RRのアンチロールバーか、SPGのレートを上げる必要が有ると思う。

RRの車高も、もう少し下げても良いかも。







と、考えていたが、よくよく考えると、車速MAXの状態、つまり、限界まで突っ込んだ状態で、ステア舵角がラストラップの方が大きいが、ロールは少ないという現象は、RRが流れているのではなく、FRがプッシュアンダーな状態なのでは?

上記の画像を比較しても、サイドミラーに映っている景色が殆ど変わらないので、RRが流れているとは考えにくい。

ラストラップでは、ステアを切り始めた時点で車速が高く、ロールが大きくなっている。
その為に、旋回Gに対してFRのトータルグリップが不足してアンダーになる。

アンダーが出始めた状態では、外輪のグリップが下がっているのでストロークが減り、その為にロールが減少(荷重が抜けるので、サスが伸びてしまう)

その後、アンダーステアで曲がらないので、ステアを切り増すので、再度ロールが大きくなり前後共にグリップを失いスライドを始める。

恐らく、この時点で車体に大きめなスリップアングルが付いて、乗っている本人的には向きが変わっている様に感じているが、車体の進行方向はもっと外に向かっていて、結構な勢いで失速していくと、FRをRRが追い越してカウンター状態になるが、もともと大き目なスリップアングルが付いているので、体感的なRRのスライド量に対しての(RRのヨーモーメントに対しての)カウンターステアでは舵角が不足してスピンしたのでは無いかと考察。
(RRが195の時は、この進入だと、RRはグリップしているので、スピンはせずに、単にアンダーで曲がらないだけだが、今回はスピンになってしまった。)

この状態は、恐らく、カウンターステアの量が足りてスピンが収まった場合は、インに切れ込んでガードレールにFRから突っ込むパターンで、自分がカウンターを当てた時にガードレールに突っ込みそうと感じて躊躇したのはこのせいだったのでは無いだろうか?


こう考えると、色々とクラッシュに至るまでのサスの動きと、感覚、実際の結果の辻褄が合う様に思われる。


なかなかデータを見ていても、しっくりこなかった事が、ようやくスッキリした感じ。

従って、サスセットの方向性としての、①は悪くないと思うが、②は逆方向なのでは?

実際は、RRの車高を下げれば、状況は(RRのグリップ不足)は改善するので一見良くなった様に感じると思うが、アンダー傾向が強くなる筈で、恐らく、フィーリングは良くなったが、タイムに反映されないパーターンになるのでは?


また、進入でアンダーが出ている原因の一つに、FRタイヤ内圧が上がっている事も、その一つだと思われる。

今までRRに195を使っていた時は、FR内圧が200とかはあり得ない。
ここまで内圧が上がると確実にグリップダウンを感じていた筈が、どうも前後165にしてからは、内圧が上がってもグリップに違いを感じにくかった。

その原因はまだよく分からないのだが、それが原因でアンダーが出ている事に気付いていないのかも知れない。

RRの内圧に関しても、コーナー進入でRRが滑ると一気に内圧が上がるので判断が非常に難しい。
内圧が上がるから滑るのか、滑って発熱するから内圧が上がるのか?

セッティングを進める上でも、まず前後の適正内圧を判断する事が必要かも知れない。


また、最終進入でアンダーが出ているとすれば、どうすればその状態が改善するかを考えると、FRタイヤ2本のトータルグリップを向上させる手法を考える必要が有る。

単純に考えるとRRの車高が低いので(タイヤ外形差を補正していないので)その分を上げる方法が考えられるが、それをすると今度はヘアピン系でRRのスタビリティが下がる筈。


そもそも、最終進入でのFRアンダーは、スロットルがまだ開いている状態で、RRに荷重が掛かっている&FRに荷重移動していない段階で、速度が高い為に(横Gが大きい)ロールが大きくなる事が原因なので、前後の車高をいじっても恐らく根本の改善にならない。

とすると、現状では、RRのロール剛性を上げる事で、FR側のロールを抑えて、内輪を接地させる方向性なのでは?


何か、いつも同じ結論に達する事が、自分の考え方に偏りがある気がしてならないが、そもそもRR165にする狙いが、前後のロール剛性バランスの変更が目的なので、この方向でセッティングを進めようと思う。


従って、すると、今後のテスト項目としては、

Ⓐサスアームのフルピロ化、および、エンジンマウントを強化する事で、ハンドリングの改善を行う(コントロール性の向上と、車体の動きに無駄をなくす)
ⒷRRアーム長の延長(ワイトレ外し)によるロール剛性UP?
©RRスタビ強化

等が考えられる。


まだ、ヘアピン系のコーナーのデータ解析が出来ていないので、また予定が変わるかも知れないが、クラッシュの修理して、ロガー関係のアップデートを行い、チェック走行→アーム類のフルピロ化の順番でテストしたい。

レース関係が非常に忙しかったが、諸事情で時間が取れる様になる可能性が有るので、月末の走行に間に合わせられる様に、まずはマシン修復して、チェック走行を兼ねて、内圧の適正値テストする。

そして、同日にテスト出来る内容を考えると、©のスタビ変更を行い、後日にⒶのアーム類の変更とⒷのアーム延長をテスト。
さらに後日に、Ⓐのマウント強化の順番だろうか?


まずは、月末の走行に、修理が間に合うかが問題。


本業でもつい先日まで同じことをしてた・・・。


Y2ALL.


2ヘアはカウンター大会。
Posted at 2022/03/19 07:16:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月26日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ③ Y2 RRタイヤ165/55R15への挑戦

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ③ Y2 RRタイヤ165/55R15への挑戦走行記録メモ

TC2000 Y2 15:00~15:20


10℃/32%   
路面温度:15℃
走行中、メーター読み外気温 11℃

車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / FR:27L  RR:NEW
サイズ:FR・165/55R15
     :RR・165/55R15
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C (TC1k:60L+TC2k:136L) RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:136L)
EXH:STD
タービン:STD
ECU:SEEKER OPDM
Oil:純正/317km
アライメント:
 10番pit
  水平レベル:ベース=0°
  各ベース間=0.2°以下レベル(ロッド延長)
  タイヤは純正ホイール+AD08(used)で測定(1G 内圧170/180)
  アライメント自体は、前回のセットダウン時から弄ってない
トー/ Fr:LRトータル +0.5mm(前回セットダウンー0.5mmなので??)
    RrL:+3.25mm/RrR:+0.75mm
キャンバー/FrL:-2.1°/FrR:-2.2° ※                   
      +0.5?       ※
      RrL:-2.1°/RrR:-2.2°                100.0 | 101.75
車高:ホール下~ライン(微妙な測定精度)        -1.25 | +1.75
   FrL:28.0mm/FrR:24.0mm          101.25 | 100.0
         RrL:22.5mm/RrR:23.0mm             -----------------------------
         RRのみ4mmスペーサー                         95.0強 | 87.75
                                      ※ アーチ下 568/564 +3.25 | +0.75
GAS/センター+3                              598/595 91.75 | 87.0     ※

タイヤ内圧
 FR Y1後 FrL:192-5/FrR:194-7.5
 RR冷間  RrL:170/RrR:165
タイヤウォーマー(2輪用)使用

走行後内圧
 FrL:190/FrR:185
 RrL:225/RrR:205

走行後タイヤ温度(各部2回測定,左が1巡目、右が2巡目)プローブ突き出し5mm
FrL/ out   / mid          / in             // FrR/ in     / mid          / out
39.5,35.9 / 37.3,34.8 / 37.7,35.2 // 32.2,30.9 / 28.9, 29.2 / 28.2,29.6
RrL/ out   / mid          / in            // RrR/ in     / mid          / out
44.7,39.3 / 43.6,39.8 / 41.3,37.9 // 38.1,33.0 / 34.3,31.0 / 33.4,29.9
風が強くタイヤが冷えやすかった模様で、1巡目と2巡目で温度差大きいので
温度の見方に注意

エアクリナーBOX導風ダクト付き
換気ファン(最上段スイッチ)ON
冷却ファン(左側トグルがサイドファンsw / 右側プッシュswがリヤ側ファン)ON
排熱システム用ファン(大)を、冷却システムに転用

水冷オイルクーラー:ラジェーターOUTから分岐して、ヒーター回路に接続

排熱シュラウド:Ver 1.5

ICカバー:オリジナルダブルファン仕様/内部にフィンを追加
     
BRKホース/FR:STD//RR:メッシュホース(KTS)

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ついに誰もやった事のない?RRタイヤサイズダウンの前後165/55R15のテスト。

まずセッティングに関しては、RRタイヤの外径が582→563と、車高で9.5mmもRRが下がるので、その分を補正するか考える。

普通に考えれば、外径差分は補正するべきなので、RRの車高を上げるべき。
しかし、今回に関しては、RRタイヤの大幅なグリップダウンが考えられるので、どうするか?

また、RR195の時点で、RR車高を4㎜下げたフィーリングから、今の前後バランス的に、RRはまだ下げても良い気がする。
したがって、今回は、あえて、車高調性はせずにそのままのRR下がりの車高で走行する事を決定。

また、RRタイヤを細くする狙いは、ボディー幅内でRRのトレッドを広げたい事が主目的。
S660の場合、タイヤサイズ(と軽自動車ボディサイズ)のせいで、MRなのにFRよりもRRのトレッドの方が狭い。
これが以前から気に入らない。
RR駆動の車両でRRの方がトレッドが狭い、しかも、RRに重心の高いEngが有るS660なので、ロール剛性バランス的に、ずっとバランスが悪いと思っていた。

コーナー立ち上がりで、内輪のFRタイヤが浮いて立ち上がる写真をよく見るが、これって、RRのロール剛性が低くて、加速時にRR外輪が沈み、相対的にFRのロール剛性が高いので、FR内輪が浮いてしまうのでは無いかと、S660でサーキットを走り出す前から思っていた。


当然、メーカーの方々もその事は承知の上で、上手く調律したのが、軽自動車とは思えないRR195というタイヤ幅や、そのタイヤ幅に合わせたサスペンションジオメトリーだと思うが、どうもサーキットを走ると気持ち良くない。
(コントロールしている感じが少なく、常にタイヤのグリップ内で走る事を強制される感じ)

街乗りならば、限界まで攻めるなんて事は絶対ないので、あのRRの安定感はやグリップ感は、非常に気持ち良く走れるのだが、サーキットで攻めると、アンダーがオーバーのどちらかになってしまい、コントロール性が悪く感じて、思い切り攻めにくい感じがしていた。

そこで、S660でサーキットを走る前から考えていた、
①前後ロール剛性バランスの変更(最適化とまでは、とても言えません)によるハンドリング変更かつ、コーナリンパフォーマンスの向上
②ノーマル+α程度の馬力(推定75PS位かな?)で使いきれるグリップバランス
③将来的に、3ナンバーサイズのワイドボディ化を視野に入れたデータ収集及び、空力を生かせるジオメトリーの検討
の為に、RRタイヤのサイズダウンをテストしてみる事にした。

ます、①に関しては、
基本的に、RRアームを調整式に変更して、アーム長を伸ばして対応する予定だが、今回はY1をSTDサイズで走行後にY2でサイズ変更となる事と、アーム長を変えると、ロール特性も変化する為、単純にワイドトレッド化の変化をチェックするには、アームは変えずにワイドトレッドスペーサーを使用する事にした。

正直、余りワイトレは好きでは無い(数ミリなら仕方ないが)が、今回は暫定なので、20mmのスペーサーを使用。
本当は、タイヤサイズ分で考えるならば、15mmのスペーサーが妥当だが、ホイールにスタッドボルトが当たるので、20mmとして、その分、FRも3mmのスペーサーを挿入(5㎜は色々な意味で危険なので)。

これで、結構ロール剛性は上がると思われる。
タイヤの接地点が広がるので、相対的にSPGレートが下がるが、それよりも左右のタイヤ接地距離が広がる影響の方が大きいと予想。

②に関しては、現状のパワーに対しては丁度良いのでは?
195の時は、パワーをグリップに食われていると思う時が多々あった。
ただ、問題はコーナーエントリーでどれだけRRのグリップが不足するかが分からず非常に不安。

③に関しては、将来的な話なので、今のとこはただの妄想・・・?


しかし、我ながら非常に頭でっかちで非常に的外れな考えをしていそうな不安が・・・。


そして、肝心の走行インプレッション。


まず、RRタイヤがどれだけグリップしてくれるか全く予想出来ないので、走行時間を無駄にする可能性が高いので、以前から確認したかった、冷却関係のファン全OFFを同時にテストする事にした。
(ストレートが遅くても、コーナーは単体で判断すればよいだけ。ラップタイムは無視で問題無しなのと、少しパーワーが落ちる位の方が安心)

コースインして少しずつペースを上がて行くと、予想以上にRRがグリップする。
確かに、195の様な安定感は全く無いが、予想ではまともに走れないレベルでコーナーエントリーで横を向くのでは?と恐れていたが、(FFみたいに滑った上で、コントロール出来ない様な感じを予想)意外にグリップする。

また、恐らくRR車高が下がり、ロールする前の段階でRRの接地加重が増えた為か、RRタイヤの外径が小さくなり、ブレーキバランスがRR寄りになった為なのか、ブレーキが利く。
以前よりもブレーキング時の踏力が高くてもABSの介入が無い。
前はあそこまで踏力を上げると、RRがグリップを失いABSが介入する。
この点は、予想以上にポジティブで、以前よりも短時間で旋回体制に入れる。

そしてコントロール性。
確かに、旋回Gを残してエントリーすると、以前よりも早めにRRが滑る。
しかし、絶対グリップが低いからか、タイヤが細いせいか、内輪が接地している為か分からないが、そのスライドコントロールがやりやすい。
具体的には、カウンターステアに対しての反応が早く、スピンモードに入る前に収束出来る(とうぜん、カウンター大会にはなっているが、スピンする前に止まる)。

また、進入でRRが早めに流れる為に、上手くそれを利用できると向きが変わる。
以前、V700(FR185/55R14 : RR195/50R15)を履いた時のフィーリングに似ているが、あの時は、FRのグリップ向上に対して、RRグリップが不足して、RRから巻き込むというか、滑り出した時に、グリップが無くなっている感じが有るが、今回はグリップした上で滑っている感じ。

当然、タイヤの絶対グリップや、スライド特性が違うのと、RRの車高が高かった時のフィーリングだが、現状でのフィーリングはコントロール出来る滑り具合というか、積極的に滑らせて向きを変えようとする気になる(スリップでは無く、スライド)為、走っていて楽しいし、何より、コントロールの練習になる。

普通、こういうフィーリングの時は、気持ち良いだけで、実際のコーナリングスピードは下がっている場合が多いが、今回はそんな事はない。


ただ、最終コーナーや、DLコーナーは別で、ここは結構厳しい。

現状の加速では、Dlコーナーはライン取りさえ気を付ければ、全開でそれ程苦が無く曲がれるコーナー(楽に全開で曲がれる訳では無い。少なくとも、内圧が合ってないと厳しい)だが、最終コーナーだけは、現状では限界が見えない感じ。

RRのグリップがつかめず、まだ大丈夫なのか、いきなりスピンするのか分からず、非常に探り探り走るしかなかった。
ただ、その割に、Sec3のタイムは落ちてないので、慣れれば良くなる可能性はある。
(ただ、ここは、195でもまだ探ってる段階なので、今のスピード差が詰まるかといえば、微妙)

最終コーナー、Y1(195) vs Y2(165)2画面比較。


Y2はGPSの調子が悪いので、スピード差が怪しい。
画像のみで判断すると、殆ど差が無く、

ロガーデータを見ると(車速がメーター車速で、外径差を計算で補正した後の比較)
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Sec3のタイムで約0.2秒遅いが、画像はコーナーに入ってからで、P-LAPのSec3は、ストレート部分が含まれるので、コーナー単体はもう少しタイム差が少ないかも。

注目は、サスの動きの違い。
速度が同じになった時点でのステアリング舵角は同じでは無いようだが(動画から)
RR165の場合は、FR外輪のストロークが約1.5㎜深く、内輪は約2㎜深い。つまり、ロールがやや抑えられた上に、FR両輪が深くストロークしている。
(ストロークが変化した理由に、FR3㎜スペーサーの影響も有るかもしれないが内輪も増えているのでそれだけでは無いと思われる)

RRに関しては、外輪のストロークが約1mm減り、内輪は約2.5㎜増えている。

つまり、前後共にストロークが増えて、ロールは減少する傾向となっていた。

ただ、ストロークが増えた事に関しては、相対的なSPGレートが前後共に下がっている事が影響している可能性が有る。
ロールが減少した事に関しては、このおかげで内輪の仕事量が増えて、タイヤが195→165と細くなっても、意外にグリップする要因?


次に1コーナーにフォーカス。



Y2のGPSデータが死んでいるので、スタート時点で、Y2の方が先行して、立ち上がりがほぼ同じなので、165の方が遅い。
ただ、面白いのは、RR165の方が、加速時にアンダーが出ていない。

ロガーデータでは、alt

ブレーキを残している段階では、FR外輪のストロークは殆ど変わらないが、内輪は約4mmストロークが深く、RRは外輪が約3mmストロークが浅い分、内輪が約3mm深い。

つまり、FRは両輪が仕事をして、RRは外輪の仕事が減り、その分内輪が仕事をしてトータルでは変わらない。

前後トータルで考えると、恐らくRRのグリップは変わらす、FRのトータルグリップは上がっている。

立ち上がりは、FR内輪は変わらないが、外輪は1~2㎜ストロークが増え、RRは外輪が変わらないが、内輪は0.5~1mmストロークが増加。
ちょっと、バランス的に意味不明な感じだが、トータルで見ると、全体に車高が低めになっている感じ?

なので、動画を見ても、エントリーの挙動は大差無いが、加速に入るとアンダーステアが減少傾向になっているのだと思う。

ただ、165の方が、スロットル全開が遅く、S字でスピードが乗っていない。
この辺は走りのアジャストが出来ていない感じかも。


次に1ヘア



走行ラインやスピードは大差無いが、ステアリング操作が全然違う。
165の場合は、進入からステア舵角が少ない分修正舵が多い。
走ってるイメージ的には、やはりRRが流れながら向きが変わる感じで、こまめな修正舵が必要だが、止めながら曲がれる感じ。
ただ、加速で内輪のホイルスピンが若干多めで、スロットルワークでRRがスライドを起すので、面白いが難しい。


ロガーデータ的にも、
alt
ストローク量は違えど、傾向は他のコーナーと一緒で、外輪は余り変わらないが、内輪のストロークが多い。
このラップは、195よりも早めに向きが変わり開けたら曲がれそうもなくてスロットルを戻しているので、DL~2ヘアまでの加速でかなりロスしている。



こんな感じで、最終コーナー以外は、内輪がグリップしている為に、FRはグリップが増加し、RRは、195と比べて、予想よりもグリップしている。

ただ、走り方が、全く対応できておらず、吸気温度が30度位高いので、ストレートが遅く、タイムは出ていない。


といった感じで、まとめると、
①ロール剛性バランス変更は、大まかには狙った方向性で、予想よりも良かった。
内輪の仕事量が増えた為、コントロールが難しい反面、向きは変わる様になっている。(FR165を使った際の、アンダーステアなフィーリングは無い)
ただ、現状では、最終コーナーでのネガが非常に大きく、タイムへの影響が高い。

積極的に荷重移動を行うコーナーではメリットが有るが、現状ではフラットで高速なコーナーは、限界が低い、

また、エントリーから曲がるフィーリングは有るが、コーナリングGの限界値は195の時は1.4G程度でブレークが始まるのに対し、165の場合は1.3G程度でブレークする。

この事から、狙った絶対的なパフォーマンスの向上には至っていない。

この事に関しては、まだセッティングにより改善の余地はあると思うが、195に関しても同様にセッティングの余地は有るので、セッティングを詰めた場合のパフォーマンス向上度合いは、どちらが高いかは不明。

ただ、RR195に対しては、走り方を含めて、現状ではまだ詰める余地が大きいと思われる。

ポイントは、最終コーナーだと思われ、走行後のタイヤ内圧や、表面温度のバランスが余り良くないので、ますは、適正内圧を探る事が、最優先かも知れない。
また、RR195の時よりも、タイヤ内側の表面温度が低い傾向がある事からも、恐らく、サスストロークを深く使っている分、対地キャンバーが不足気味(ストラットの特性上、アーム角度が大きくなると、キャンバー変化量が減っていく為)なのでは無いかと思われる。


色々とメリット、デメリットがあったRRタイヤ165だが、予想よりも走れたのは嬉しい誤算だった。

また、走っていて非常に面白い。
確かに、現状では限界が下がっているが、RR195の無駄にどっしりしている割に、限界を超えるとコントロールが難しい状態よりも、こちらの方が好み。

ただ、タイヤ外形が小さい分のメリットは、加速方向で余り感じなかった(速度が落ちてもリカバリーは効くが)ので、ここは残念な誤算。
(シフトで引っ張りすぎなのは原因の一つでは有ると思うが)

とにかく、まだ走りで詰める余地が有るので、もう少し走り込む必要はある。

いきなり195に戻る程悪化はしなかったので、セッティングの勉強の為にも、暫くRR165で走ろうと思う。

Y2ALL


とっちらかってます。
Posted at 2022/02/26 21:32:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月23日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ① タイヤサイズ考察

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行12回目 ① タイヤサイズ考察昨日、S660で筑波サーキットコース2000にて、テスト走行を行ってきました。

今回は、前回の走行で、RRタイヤに165を入れた際に、Can-busのデータがなぜか記録出来ていなかったので、再度、データを収集する為に、1走行のみ追加テストの予定でした。

1走行のみなので、今回は腰も調子が悪いので、アライメント測定は無し。

ゆっくりサーキットに到着すると、誰もいませんでした。

今回、初めてみん友さんとピットを共有(といっても殆ど自分が占領してましたが)。
時間に余裕が有ったので、色々お話し出来て楽しかったです。


そして、肝心のデータ収集の為の走行結果としては、今回も前回同様にRaceChronoで、Can-busのデータが途中までしか記録出来ませんでした。

理由を考えると、前回は3台の、今回は2台のスマホを、GPSレシーバーに繋いで記録しており、それが途中でデータが途切れる状態で、スマホによって途切れるタイミングア違うので、恐らくGPSレシーバーに問題が有るのでは無いかと考察。

つまり、GPSレシーバーが壊れた?
RaceChronoは、GPSデータが無いと、データを記録してくれないので、そのせいでデータが途切れる?

又は、最近、OBD-LINKの調子が余り良くない感じで、データが繋がらなくて、再起動させる頻度が高くなっているので、両方不調?

とにかく、2走行連続でデータが途切れる状態は、これらのパーツに問題が出てる事は確定だと思います。

そして、今回もRRタイヤは165/55R15で、前回よりも攻めた走りをした結果・・・


やってしまいました。

最終コーナーでRRからスピンして、上手く立て直せずスポンジバリアとこんにちは。


今回も、前回同様に、最終コーナーに不安感が有ったので、慎重にペースを上げていましたが、時間的に最終ラップだったので、後ろに誰もいないし、少し攻めてみようと、ちょっと高いスピードでコーナーに進入した所、RRが流れてカウンターを当てましたが、ぶりっ返しで逆回転してスポンジまで一気に飛んだ感じです。

グラベルで余り減速されずにスポンジまで行ってしまった感じで、どうすればクラッシュしなかったか、アドバイスを頂けると嬉しいです。

それ以外に関しては、それ程前回のフィーリングと変わりは有りませんが、前回よりもヘアピン系は速く走れた気がします。

前後左右に上手く荷重移動が出来ると、ややRRを滑らせて向きを変える事が出来る為、195よりも、特に1ヘア、2ヘアはインに付きやすい感じです。(車速も落ちてますが)

ただ、DLコーナーや、最終コーナーは、以前よりも不安感が強かった。
DLコーナーに関しては、不安感はあるが、もともと全開で曲がれるコーナーなので、それ程問題は無かったが、最終はどうしてもボトムスピードを下げないと曲がれない。

やはりRRタイヤのグリップに問題が有り、スロットルOFFでステアを繰る際に、RRが流れやすい。
ヘアピン系は、これで向きを変えられるのだが、高速コーナーは、その点がネガになり、ボトムスピードを維持出来なかった。
で、ちょっと頑張ったらスピンしてしまった感じ。

スピンしない周。
みん友さんとの最終比較でも、ボトムスピードが低い為に、立ち上がり以前で離される。



最終クラッシュ。
ボトムスピードを上げようと、エントリー速度を上げたらRRからスピン。



映像を無る限り、やはり少しカウンターの量が不足しているかも。
1発目のカウンターが、もう少し早めに、あとちょっと大きくカウンターを当てていれば、そして、もう少し早めにステアを戻していれば、スピンせずにコース内で戻れたかも知れなかったが、カウンターを戻す際に、最終コーナーイン側に突っ込みそうなイメージだったので、ビビッてカウンターステアを戻すタイミングが遅れ、結果逆回転スピンとなってしまった感じ。

ただ、RRタイヤが165でなければ、コース内でもう少し減速しながらスピンして、スポンジバリアまで行かずに止まったかも知れない気がするのが、今回は、一気にスポンジまで飛んでしまった感じ。

ロガーのデータで、RR195でsec3が12秒台の時と比較しても、(RRタイヤの外径を計算上は合わせた状態の速度比較で、GPS速度のデータが無いので、正確な速度比較は出来ていないが)進入で1km/h程度速く、そこから同じ速度まで落ちた辺りでスピンモードに入ったと思われ、その時、同じセッションのベストセクタータイムと比較すると、やはりロールが大きくなって、RR内輪のグリップが減り、外輪に負荷がかかり、スピンしてしまったのでは無いかと思われます。

エントリー時、195の時よりやや早い速度で進入してる
alt

そこから、速度を落とさないと曲がれないが、無理をするとスピン
alt


なので、RRタイヤサイズの195/45R16 vs 165/55R15の比較としては

①コーナーエントリーでRRが出やすい分、向きを変えやすいが、カントが少なく高負荷なコーナーでは、ロール量が増えると4輪トータルのグリップを失いスピンしやすい感じ。(カントの付いているコーナーは、縦Gが付くのでそれで内輪が浮き難い)

②車体の動きの比較では、RR側のロール剛性が上がり(20mmX2=40㎜もトレッドが広がっている上に、タイヤ幅が狭いので、タイヤの接地面の左右幅は195と比較すると、トレッド差以上に大きい)FRは3㎜スペーサーを入れただけなので、前後のロール剛性バランスの変化的に、FRは内外輪共に仕事量が増えて、進入でステアリングレスポンスが良い(インに付きやすい)

③立ち上がりで、RRタイヤ外形が若干小さい為に、ボトムスピードが落ちても195の時ほど加速が悪くならない為に、しっかりと減速して向きを変える事も可能(現状は、ボトムスピートも余り落とさずにタイトに向きを変えられている感じ)。


したがって、最終コーナー以外ではメリットが十分あるが、最終コーナーで大幅なデメリットが有るのど、全体にRRが滑りやす傾向が有り、コントロールが難しい(個人的にはその点が楽しいが)。
ただ、現状のサスセットは、少なくともRRに195を使っている場合を比べて問題が出やすい為、セッティングを変更する必要性が高い


前回、RRタイヤ195の時と、今回の一応のベストラップ


タイヤコンディション的には、195は前後共に26Lap、165の時は、FR49Lap/RR22Lapなので、それ程大きなグリップ差は無い筈

1コーナーや、ちょっとスライド多めの2ヘアは、195の時より速い。
alt


と思って、2画面比較したら、前回195ベストは、絡んでペースが落ちてるだけだった。

データの判断って難しい。


他のラップの比較では、165と195の差は余り無い。



GPSの位置精度的に、ライン取りの比較が微妙?


基本、ロールを抑える事で内輪に仕事を割り振る事が出来て初めてグリップを維持出来ているので、ロールが増えるとトータルグリップ力が落ちる。

195を使っている時は、コーナリングGが現状1.4G位でブレークするが、165の場合は1.3G位が限界。
特に最終はその限界点の差が大きい感じ。

なので、セッティングを合わせる必要性は195の場合よりも高く、改善の余地が大きい。
現状は最終コーナーでコンスタントにタイムロスしているが、他のコーナーはミスしなければ、195と同じタイムで走れていいる気がする(GPSで正確に速度やラインを比較出来ていないので、この比較が正しいかは正確さが不明)。

少なくとも、現状のパワーが無い状態では、バランス的に走っていて難しいが面白く、ドライビングの練習になる感じで、タイヤのグリップをより引き出す走り&セッティングが必要だと思われます。


あと、セッティングやタイヤサイズの違いとは関係ないが、以前から気になっていた点が一つ。

S660って(それ以外の車で真面目に走った事がFJ1600以外に無いのでそれとの比較になりますが)、ステアリングレスポンスに無駄というか、反応遅れが気になります。
極端に言うとトラックのタイヤを、オールシーズンタイヤに変えた時のフィーリングと一緒。

ステア操作に対して、常にワンテンポ遅れて車体が反応して、その後に反動が来る。
その為、タイヤがスライドした時のカウンターだけでなく、ちょっとしたRRのスライドに対しての修正舵がどうしても大きくなる気がします。

1コーナーでブレーキを残して入るとその点を特に感じて、もう少し修正舵を小さくしたいが、それだと車体が反応しないので、大きめに修正陀を当てた後に、大きめにイン側にステアを切り増す必要が有って、無駄に左右にハンドル操作をする感じになる。

RRに165を入れてから2ヘアでカウンター大会になる事が多いが、その際も、カウンター初期でもう少し早めに車体が反応すれば、あそこまでぶりっ返さない気がします。


これって、いわゆるブッシュのたわみのせいですかね?
ロードスターの990Sの試乗記を見てて、この事に気付かされました。

もしかすると、フルピロ化すれば、もっとコントロールしやすいかも知れません。
RRアームを延長する為に、調整式RRアーム類へ交換する予定が有って、パーツを揃えた際に、FR側もフルピロ化しようとパーツは揃えて有りましたが、RRのナックル側のベアリングがまだ未手配なのと、順番的に、ちゃんとデータを比較してから交換したかったので、本当は今回のテストデータ取得後に、交換する予定でした。

なので、次回は、サスアームのブッシュ交換をして、フィーリングを確認してから、ワイトレを外してRRアームを延長してフィーリングの変化を確認してからセッティング変更か、先にセッティングを変更してから、ブッシュ交換にするか、悩むところです。


あと、もうデータが取れずにその為に走行を追加するのが嫌なので、何かしらの対策をしたいですが・・・?

3月はレース関係が忙しくなってくるので、土曜日以外は走れそうも無いので、車体の修理&バージョンアップ(軽量化etc)をどうするか、時間との闘いですね。

Can-busのデータ解析も、全く手を付けられていません。

やる事が一杯で、楽しすぎます。


Posted at 2022/02/24 04:55:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | S660 | クルマ
2022年02月20日 イイね!

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ② Y1

S660 筑波サーキット、コース2000 ファミリー走行11回目 ② Y1走行記録メモ

TC2000 Y1 13:05~13:25


8.4℃/36%   
路面温度:22℃
走行中、メーター読み外気温 12℃

車両スペック(前回走行と基本的に同じ)
タイヤ:AD08R / 14L
サイズ:FR・165/55R15
    :RR・195/45R16
サス :TEIN FLEX Z/Fr:4kg RR:5kg/EDFC;ALL16
ブレーキ:STD
パッド:FR/700C (TC1k:60L+TC2k:123L) RR/ドリパ(TC1000:22L+TC2k:123L)
EXH:STD
タービン:STD
ECU:SEEKER OPDM
Oil:純正/287km
アライメント:
 10番pit
  水平レベル:ベース=0°
  各ベース間=0.2°以下レベル(ロッド延長)
  タイヤは純正ホイール+AD08(used)で測定(1G 内圧170/180)
  アライメント自体は、前回のセットダウン時から弄ってない
トー/ Fr:LRトータル +0.5mm(前回セットダウンー0.5mmなので??
    RrL:+3.25mm/RrR:+0.75mm
キャンバー/FrL:-2.1°/FrR:-2.2°  ※                       +0.5?       ※
      RrL:-2.1°/RrR:-2.2°              100.0 | 101.75
車高:ホール下~ライン(微妙な測定精度)      -1.25 | +1.75
   FrL:28.0mm/FrR:24.0mm         101.25 | 100.0
         RrL:22.5mm/RrR:23.0mm            -----------------------------
         RRのみ4mmスペーサー                        95.0強 | 87.75
                                   ※ アーチ下 568/564   +3.25 | +0.75
         GAS/センター+3                  598/595     91.75 | 87.0     ※
タイヤ内圧(冷間)
 FrL:155/FrR:160
 RrL:160/RrR:165
タイヤウォーマー(2輪用)使用

ピットイン時、FRのみ内圧調整
   測定値記録忘れ、TPMSで2.0→1.9へ
 
走行後内圧
 FrL:192/FrR:194
 RrL:212/RrR:205

走行後タイヤ温度(各部2回測定,左が1巡目、右が2巡目)プローブ突き出し5mm
FrL/ out    / mid         / in             // FrR/ in     / mid          / out
40.9,35.4 / 37.2,34.5 / 37.7,34.4 // 31.4,31.3 / 29.6,30.2 / 29.7,30.0
RrL/ out   / mid          / in             // RrR/ in    / mid          / out
34.6,31.4 / 33.7,31.9 / 34.6,32.3 // 32.1,29.0 / 29.2,27.9 / 29.8,27.5


エアクリナーBOX導風ダクト付き
換気ファン(最上段スイッチ)ON
冷却ファン(左側トグルがサイドファンsw / 右側プッシュswがリヤ側ファン)ON
排熱システム用ファン(大)を、冷却システムに転用

水冷オイルクーラー:ラジェーターOUTから分岐して、ヒーター回路に接続

排熱シュラウド:Ver 1.5

ICカバー:オリジナルダブルファン仕様/内部にフィンを追加
     
BRKホース/FR:STD//RR:メッシュホース(KTS)

alt


alt

alt



今回は、前回の走行後に考えた、最終コーナーでのセッティングである、バンプラバーの加工をテスト。


今使っているTEINのFRサスは、全ストロークが74㎜、バンプラバー長が10㎜(共に実測値)なので、64㎜ストロークでバンプラバーにタッチする計算に。

前回の走行のデータを見ると、最終コーナーや、他のコーナーも、FRサスに関しては、63㎜でストロークが止まる為、ここでバンプタッチしていると考察。(ストロークセンサーが、サス直付けでなく、FRロアアーム付いている為)

そして、最終ではもう少しFR荷重が欲しい=ストロークをもう少し奥まで使う為に、バンプタッチの位置をもう少し奥に持って行きたい⇒バンプラバーをカットして、その結果をチェック。


alt

こんな感じで、厚みをフライスで3mmカット(カット後の測定では厚みが10mm→7.5mmに変化)
その後、φ16㎜のエンドミルで+2mm深さで(t=5mm設定)で、外端から6mm、中心に向かって切り込みを4つ(90度回転で切り込んだが、加工時に外れて角度が適当に)

これで、ストロークアップ+バンプタッチ時のショックを低減させる予定だった。


走り始めた直後、2ヘアや最終でちょっとFRから曲がりやすい(インに付きやすい)と感じ、全体的に、曲がりやすくなった気がしたが、サスの動きを見る限り、殆ど変化は無く、ライン取りやスロットルの開け方に違いが有る程度。

また、RRの温間内圧が高かったせいか、RRの接地感が薄く、内圧が2.0を超えるとRRのブレークが早い感じがする。

コースイン直後にフィーリングが良かったのは、走り始めの内圧が高めだったせいかも知れない。(タイヤウォーマーでタイヤは暖まって、内圧も普段よりも高めなので)

全体の印象としては、最終の曲がる感じは出たが、RRのフィーリングが今一つで、余り攻め切れなかった感じで、タイヤ内圧的には、FR185/RR195位がやはり良い気がする(グリップが落ちたUSEDタイヤ比較で、+5~10位?)

あと、やはりRR冷間は、左右差10にしないと、温間が左右で揃わない。
恐らく、グリップが上がってる分、タイヤの発熱量が上がって、差が出やすくなってる。


最終ベストセクター比較。
alt
サスの動きに大きな違いは無い。


その時の2画面比較
alt
スロットル操作や、ステアの入れ方が違う

もし曲がりやすいと感じた事が本当だとしたら、それはサスセット(バンプラバーの違い)では無く、進入の走り方の違いから来ている部分が大きかった気がする。
(又は、前回走り終わり(Pinで内圧を170/180にAdj)に対して、内圧が高かった為?)

ただ、ブレーキを強く残した場合は、若干外輪のストロークが増えていた時があり、多少無理が効くようになっていたのかも知れない。
(走り方の違いの可能性の方が大きい)

しかし、全体的にストロークのデータを見る限り、FRサスのMAXストロークは、63㎜程度で止まっている傾向は変わらなかった。
つまり、バンプタッチしていたのでは無く、車体姿勢的に止まったいただけ。

多少曲がりやすく感じたのは、基本的にプラシーボであったと思われる。
(あえて言うなら、内圧が異なり、無意識にライン取りが変化していた?)

したがって、今回のバンプラバーセッティングに関しては、基本的に無意味(なにしろ、形状変更が効果を表すストロークまで使っていないので)だったと思われる。

ただ、実際にバンプタッチするストロークが、ロガー上で何㎜なのかを確認していないので、今度、実際にSPGを外してチェックする予定。

まあ、今回のセッションは、基本的に次のセッションの、RRタイヤ165を入れる前の、ベースフィーリング確認なので、よしとしましょう。

Y1 ALL

Posted at 2022/02/26 13:40:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | S660 | クルマ

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