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少し前になりますが、11月に奄美大島へ行ってきました。
行くきっかけは、成田空港から直行便が出ているからです。LCCで荷物や予約変更等が不可の最安値だと、季節や予約するタイミングにもよりますが、片道6千円台で行けてしまいます。
路線が路線だけに、廃止されない内に…、ということで実行しました。
奄美大島なので、車ネタは、ありません。
成田空港へは普段はご近所専門のノート号で出発、
LCCが離発着する第三ターミナルまで歩いて行ける駐車場に止めたかったのですが、予約一杯、他の民間駐車場に停め、送迎バスに乗り、空港内バスに乗り継ぎ第三ターミナルへ着きました。
成田は13時半の出発、3時間のフライトで奄美大島へ到着です。予想に反し、飛行機はほぼ満席でした。LCC で、需要が喚起されたのかもしれません✨。
地元のレンタカー屋さんから、現行のマーチを借り、出発です。
最初に向かったのは、地元の大きなスーパー、
ビッグ2です。LCCで我が家は往復最安値コース、帰りもお土産は一緒に持ち帰る訳にはいきません。
ここだと、
5千円以上の買い物だと、送料無料にしてくれます。どうせ買うお土産なら、先にここで買い送っておくと、帰宅した頃にお土産も着いている、送料はタダ、LCCの重量制限にも引っ掛からないという算段です。
ホテルは、半島の先端にありますが、夜、街灯もない細い道でスリリングな道のりでした。
翌朝、ホテルの近辺を散歩です。
田中一村の画材(絵は下の方にあります)となったアガンの実と海。
11月とはいえ、南国の海の色です。

ホテルです。

ホテルの玄関からのビューです。
さて、二日目は島の南部を目指します。
非業の画匠、
田中一村の奄美の居宅を見て、

島の名物、鶏飯(けいはん)を名瀬市でランチで食べました。「
鳥しん」という店です。
鶏の出しがよく出ているのが分かりました。

もう一つ、奄美フーズとして、山羊汁を頼みました。

マトン🐑に似ています。私は好きですが、連れ合い様は、消極的な評価でした🙅。
南に行くのは、マングローブ見学のためです。「
黒潮の森」というところへ行きます。
干潟への上陸を狙って干潮時に行きましたが、これが後で仇となりました。
マングローブは、ガイドさんに引率されてカヌーを漕いで行きます。
始まる前に、我々のようなカヌー初体験者レベルの簡単に説明があった後、すぐに出発です。
行きは、潮の引くに合わせ、スイスイと進みます。
干潟へ上陸。

蟹は出てこない…。

もう少し暖かいと、辺り一面うじゃうじゃといるとか。

帰りは、引き潮に逆らって進むことになりますが、これが難行苦行でした。
水面は穏やかですが、水路が微妙に狭くても、カヌーを漕ぐ上では、引き潮が急流となり、我々は自力では出発地へ戻れませんでした。結局、ガイドさんに引っ張って貰い、カヌーツアーを終えることが出来ました。想定外のハードな運動でした。
この後、更に南へ。加呂計島を見下ろす高知山展望台へ向かいます。奄美大島をドライブして思うのは、道路がよく手入れされていることにです。道路のうねりとか皆無で、ドライブは実に快適でした。雇用対策からも道路予算は潤沢なんでしょうか。
高知山展望台からは加呂計島を挟む海峡を一望出来、瀬戸内に引けを取らない風景を堪能出来ました。

夕暮れです。
名瀬市を通り、ホテルへ戻ります。
ホテルの食事はコスパ、味両面で我々にはイマイチだったのと、ご当地の方の日常食を食べてみたいというで、地元スーパーで夕ご飯を調達しました。
魚は南国風です。

これも。

豚肉需要は高いようで…、豚の面の皮?
最終日は、博物館回り。
名瀬市にある
奄美博物館へ行き、奄美の歴史を遅まきながらお勉強です。
NHK大河ドラマで西郷隆盛が始まりますが、財政危機に瀕していた薩摩藩が幕末には維新のリーダー格になぜなれたのか、奄美大島からどういう仕掛けで収奪が行われたのか、イメージ出来ました。
また、高校の倫社でヤポネシアという言葉を聞いたような…、そのオリジネーターの島尾敏雄の展示もありました。もっとも、当の島尾敏雄夫妻の壮絶な生き様も知りました。昭和40年代の文科系インテリの無節操さは、びっくりモノですね!。
この後、
田中一村記念美術館へ行きます。
田中一村の奄美在住の時の作品です。色鮮やかな日本画は、今もなお斬新です。日本のゴーギャンと言われる所以です。
才能に恵まれたが、運にはとことん見放された田中一村は、新しい作風を求め、千葉から奄美大島へ移住、大島紬の泥染めで働きつつ、再起を模索していましたが、最大の支援者で且つ理解者であるお姉さんの死もあり、筆折れ、この地で無念の生涯を終えました。
彼が認められるのは、死んでからです。彼の生涯、時々の作品が展示されていますが、彼の才能を最後まで信じ続け、独身を通したお姉さんの他界のところは、思わずホロリとしてしまいました。
今は、彼の実力にふさわしい立派な美術館も立っているのが、罪滅ぼしでしょうか。そんな気持ちになりました。
美術館に置いていた一村の生涯です。
美術館のロビーです。全てが、洗練されています。
この後は、近隣の海岸とかを見て、お洒落な海辺の喫茶店、
ばしゃ山村へも行き、夕暮れを背に帰京しました。

この碧さは、本州では見られない…と改めて思います。
それでは、さよなら、奄美大島!!
本当は車🚘で来たいが、東京からのフェリー🚢航路は既になく、あってもとんでもない料金だったと記憶しています。
奄美大島は、沖縄ほど俗化されてなく、素朴な南国の海を味わうにはいいと思います。
回るに際しては、島の歴史島を最初に知ってからの方がお薦めです。
Posted at 2018/01/07 20:21:48 | |
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