
数日前から天気予報とにらめっこしながら迎えた氷上走行会。残念ながら、前日・前々日の回は降雨のためキャンセルになってしまったようです...
何がともあれ、自分の参加予約していた回は決行できました!
今回は、会社の同僚君と彼のアウディS1も着いてきました。同僚くんは初めての氷上。私とは別の走行枠に割り振ってもらったので、互いに横乗りしあってあれこれと教えながらフリー走行に臨みます。
同僚くんは思ったより上達が早かった。最初はつるつる滑ってましたが、ちょっと教えるとある程度曲げたりドリドリしていけるようになりました。そしてS1はかなり乗りやすそう。きれいに曲がってくれるいいクルマに見えます。後半は、ちょっと調子に乗って突っ込みすぎアンダー出したりもしてましたが、かなり色々勉強になったようです。
私の方はというと、先々週の御岳スノーランドでの経験も役立って、かなり左足ブレーキが活用できるようになりました。ブレーキで頭を抑えてアンダー殺しつつアクセルで向きをコントロール、などが割と思うようにできたりできなかったり。去年とは比較にならないぐらい乗れました!
氷の上では、トラクションがかからないのでスピードは出ませんし、全ての操作に対する挙動変化がスローに起こります。ただし、スピードが遅いからといって適当なことしてると全然クルマは言うことを聞いてくれません。逆に、きちんと動かしてあげれば、意のままにクルマをコントロールできる。つまり、クルマが滑ったときの挙動と対応を学ぶにはもってこいなシチュエーションです。湖の上で安全に楽しみながら、冬の道の難しさと正しい運転方法を学んでみるというのは、日頃から運転しているドライバーにとっても良い経験になるのではないでしょうか。
以下は、主に氷上走行体験してみたい!という方へ向けて、雰囲気とかをレポート。
参加車種は、やっぱりAWDなインプレッサが多く、次いでランサー。他に、軽の四駆、めっちゃ古いサンバー、コンパクトFF、ジムニー、フォレスター、デリカ、FRのBMW、S15シルビア、Audi S1などなんでもあり。物凄い低μなので車高が高いバンでも横転しなさそうですね。
タイヤについて。主催者によっては一部スパイクタイヤOKなところもあるかもしれませんが、アライモータースポーツ主催のイベントの場合、基本的にはスタッドレスタイヤです。また、参加車によってはラリースタッドレスという高性能スタッドレスを履いていた方もいましたが、今年の短いコースの中に沢山の車が入るような場合は、ラリースタッドレスの性能を発揮できるほどスピード出せません。
例年のように長いコース設定で、かつ平日の回など参加台数が少ないようなタイミングでは、ラリースタッドレスも楽しいかもしれませんね。
安全性に関しても天候によるところがあります。というのも、昨年は氷の上にそれなりの量の雪が積もっていたので、コースオフしても雪壁で止まる。コース外の障害物(パドックに駐車してある他車や人間など)にぶつかることはないのですが、雪壁が硬いとバンパーがたまに壊れます。逆に、今年なんかは雪がほとんど無く、パイロンだけでコース設営されています。雪壁でスタックしたりバンパーが壊れたりすることはなくて良いです。ただし、1台コースからパドックまですっ飛んでいった車がいたらしいので、コースオフ時の飛距離が伸びやすいのは難点。その危険性を考慮してか、今年は去年はあったはずのストレートがなく、湖の中心に小ぢんまりとしたコース設定で湖の端マージンも多大に確保してありました。
個人的には、ストレートエンドでの横っ飛びの練習がしたかったのですが、安全性には代えられませんね...
装備面、ヘルメットは被っている人いません。シートベルトも3点で十分。グリップが無いので、Gも掛からないですし...
ただ、基本は自己責任なのでどうしても頭ぶつけると思う人はヘルメット被ってください。
走行回数とクラス。週末はコース長が短いのと参加車が多いのが相まって、4グループに分けて15分ずつ走行枠が与えられました。午前3枠午後2枠と、人によってはちょっと物足りないと感じるかもしれない走行時間。これがフリー走行クラスです。
レッスンクラスはお値段が少し上がりますが、フリー走行クラスの倍走れます。しかも、適宜同乗レッスン付きなので、割とコスパが良いと思います。こういうときの新井さんは優しいのでウィンタードライブ初めての方はレッスンクラスがオススメです。
例年のようなコース長が取れる場合の平日の回などは、フリー走行クラスもレッスンクラスも、今年の倍ぐらい走れるかもしれません。確か去年はそれぐらい走れました。
案内が出たら2週間ぐらいで予約が埋まるほど人気なのですが、天候によって氷の状態が悪くなったりして2回のうち1回ぐらいキャンセルされるという、運も試されるイベントです。気温が下がらない日が続いてもダメ、雨が降ってもダメ、な結構デリケートなやつ。絶対走りたい!って方は、早めに、走りたい日数の倍ほどを予約するのが良さそうです。
ちなみに、だいたいキャンセルの判断は前日夜までに発表されるのですが、天候が直前まで読めないことも稀にあるようです。この場合、現地に行った挙句キャンセルになってしまうわけですが、八千穂レイクから数分の場所にスキー場があります。スキーヤー・スノーボーダーな方は板を持参するとハッピーになれるかも...?
さいご、道順。酷道299号の茅野側からのアプローチである麦草峠は冬季閉鎖です。佐久穂町側からアプローチしてください。
なお、佐久穂町からのアプローチは日によってはかなり路面凍結しています。特に湖の数百メートル手前のトの字右折は要注意です。
Posted at 2018/01/23 17:02:20 | |
トラックバック(0) |
練習 | 日記