ヴェネツィア紀行１ー「絵はがきのような...」

気候も良くなり，朝夕のオープンドライブを楽しんでいるB11です．
やっぱ，屋根の開く車はイイ！（＾＾）


ブログの方は性懲りもなく「イタリアもの」です．
もう秋田？
そんなこと言わず，もう少しだけ付き合ってやってください．

ヴェネツィアと聞いて，皆さん何を思い出すでしょうか？

アドリア海の真珠，ゴンドラの街，シェイクスピアの「ベニスの商人」の舞台，ヴェネツィアン・グラス，ヴェネツィア国際映画祭の開かれるところ，塩野七生の「海の都の物語」などなど...

ヴェネツィア未体験の私にはイメージが膨らむばかり．
一度は訪れてみたいと常々思っていたところ...



お仕事がポッカリ空いた木曜日，日本人ご一行様のヴェネツィアツアーに空きがあるとか．
無理言って便乗させていただくことに．






先回のフィレンツェはユーロスターを利用しましたが，今回はアウトストラーダをバスで...







「オフ会」でもあるのか，ターボカブの編隊が...

フェラーリは走ってないのかと捜しましたが，一台も見ず．
ガイドさんによればやはり週末でないとまず見られないそうです．






約２時間かかってヴェネツィア到着．
地図左上のクロンケット島でバスを降りる．

（by Google Map）

それから水上バスに乗り，島の真ん中を逆S字に走るカナル・グランデ（大運河）を通って地図右のサンマルコ寺院を目指す．






クロンケット島の対岸には，巨大客船が何隻も停泊中．

なかでもこの「クイーン・ビクトリア」はその偉容が際だっていた．総トン数90,049トン．まるでJR京都駅が浮かんだようなその大きさには圧倒される．
Wikipediaによれば，2914名の乗員・乗客を乗せて23ノット（時速44km）で航行可．内部には７つのレストランと13のバー，３つのプールがあるそうな．






カナル・グランデに入る．








水上バスは途中いくつかの駅に停泊しながら進む．
これは水上バス職員のイケメンお兄さん．








カナル・グランデに架かる主要な４つの橋の２番目，スカルツィ橋







脇の小運河からゴンドラが...







建物の一角にも歴史が感じられる．








陽の光が眩しい．







両岸の建物はどれも味わい深い．







水上バスの起こした波を上手に乗り切るゴンドラ






リアルト橋が見えてきた．

石造りの太鼓橋．別名「白い巨象」






「絵はがきのような...」という言葉は，実は写真を撮る者にとって
決して褒め言葉ではありません．

それは「創造性のない一般的な構図」と言われるのに等しい．
でも，ヴェネツイアの場合は敢えて使って見たい．

「まるで絵はがきのような景色」







木製のアーチ橋の向こうにそびえる尖塔







美しい景色に，何とも言葉なし．







最後の橋，アカデミア橋　

なんとこれは木製橋．
アーチの向こう側にはサンタ･マリア・デッラ・サルーテ教会のドーム．






目的地の尖塔が見えてきた．







ドゥカーレ宮殿（手前）とその奥のサンマルコ寺院






仮面を売るお店

ヴェネツイアは「仮面舞踏会」発祥の地だそうな．知らなかった...






一度は来てみたかった．陽光踊るサンマルコ広場．








鳩と戯れる少年







そしてお姉さんも...








突然飛び立った鳩！　人垣を掠めるように飛翔．


ごった返す観光客の大波に埋もれ，典型的な「お上りさん」となったB11でした．

次回パートII（自信作）に続く．