まずはこの写真をご覧ください。
とてもカッコいいですよね。
NDロードスターのパソコン用壁紙写真です。
このサイドからの写真を見て、
ロードスターを買うことに決めたユーザーも多かったと思います。
駄菓子菓子
現実のNDロードスターはこの写真の姿とは若干違うのです!!
(と、言い切ってよかったんだろうか?)
特にフェンダーアーチとタイヤ外周との隙間、
現実はこのように小さなものではありません!!
この物語は、その隙間に悩む一人の中年のオトコの
秘めたる熱い思いから始まりました。
「オレのロードスターを、カタログと同じにしたい!」
ただそれだけだったのです。
ほかに望むものは何もない。
「世界一のクルマ」
と呼ばれているロードスターに何の手を入れる必要があるのか?
いや、世界一になってるのは
「カタログのロードスター」
なんですよ。
その中年は、ただ、カタログのロードスターにしたかっただけなのです。
3月某日、
そのオトコが書くつたないブログのコメントに、一筋の光がみえました。
「ボクの『車高調』、お譲りしましょうか?」
「車高調」…
その、甘い蜜にも似た香しい誘惑の言葉…
オトコはその誘いの言葉にすっかり虜になってしまいました。
「車高調なんてムリ!」
とかなんとかほざいていたときもあったのですが
オトコには一つの信念があったのです。
「カタログのロードスターになりたい!」
それまで気にしていた部分が、ここにきて一気に解決するのでは?
いや、間違いなくするに違いない!!
この好機を逃せば、今度はいつやってくるかわからない!?
オトコは押さえていた情熱を堪えることができず
強烈に嫌な顔をする妻に何度も
「今より走行安定性をよくする素敵なパーツなんだから…」
と懇願しました。
そして無理無理装着してもいいというお許しを得たのです。
余談ですが、この話をしてから3日ほどは
妻とフツーに会話ができなかったことを追加報告させていただきます。。
で、長い前フリはここまでといたしまして…
4月某日(17日)
ついにそのその「車高調」装着の日が訪れました!!!
場所はいつも親しくしてくれてるKenさんガレージ
車高調提供者は中部軍団青年部長のチョビさんです。
この場で何でございますが、お二人には心よりお礼を申し上げます。
ところでボクは「車高下げる」「車高調」などというものを
五十数年生きて来て
「人生初」
の試みなんですよ。
なので、数々のNDロードスターを整備されている
信頼と安心のKenさんガレージに取付を依頼したのですが
ボク自身に粗相があっては気持ちよく作業が行なえないと思い
ボクはできる限りの献上の品々を持ってあがることにしました。
その絵がこれです。
三重県の田舎から数十キロもかけて
ロードスターの助手席とトランクにいっぱいの献上品を持って
伺いました。
御品書きは
グレンフィディック 1本
各タイヤメーカーつなぎ 4着
ダンロップフリーサイズTシャツ 10着
ダンロップスポーツタオル 10枚
ダンロップロゴ入りボックスティッシュ 50個
自動車整備用ケミカル製品(スプレー缶) 15本
その他、各タイヤメーカ小物グッズ多数…
完全に「質」より「量」作戦です(^_^;)
それでもギリギリ自動車関連グッズだったので
整備にご参加していただいた方々にはそれなりに喜んでいただきました。
ちなみにつなぎはその日来ていただいたのがちょうど4人だったため
みなさんにお渡しすることができ、
記念撮影まですることができました。
でも、本当は
Kenさんはヨコハマがお気に召していたのですが
なぜかヨコハマのLサイズでは
チェリーボーイがぐいぐい引き上げられる現象が起きるとのことで
やむなくダンロップを着ていただくという
辛い現実があったことも併せてご報告させえいただきます。
同じLサイズなのになぜメーカーによって大きさが違うんでしょうか?
でも…
カラダのある特異な部分がフツーの方より
多少出っ張って引っ張りが大きかったような気もします(^^ゞ
さらにトッシーさんはLサイズでも全然寸足らずだったので
このあと見学に来られたえぼるぶさんのモノになってしまいますた(^^ゞ
うえさんとチョビさんのヨコハマは
まるでオーダーしたかのようなピッタリで
とてもよく似合っていました。
ちなみに、これらの献上品のうち
グレンフィディック以外ボクの出費は何もかかっていないことは
内緒であります。
というわけでさっさと作業開始であります。
これが今回取り付けるテインのフレックスZ…
さらば、我が純正サス…
手際のよいチョビ氏の仕事ぶり…
いつも「天性」「神業」を感じます。
取付完了の図
そしてこれがアッパーマウントの図、
これはKenさんオリジナルペイントのオレンジアッパーマウントです。
え?よくわからない??
そんなこと言ってるようではまだまだですね。
このさりげない刺し色こそ「センス」ですよ。
皆様の手際のよい作業により
所要時間は一時間かかったかどうか程度でした。
で、その日、併せてチョビさんのレカロシート取付も
同時進行していたのですが…
標準シート取り外しから思うように進みません。
レールのネジが硬く、なめそう~
仕方なくボクの車高調作業をやってくれてるチョビさんに
臨時参戦していただきました。
でも、これが悪夢の始まりだった・・・・
このあと、新しいレ-ルの組み立てを
うえさんとトッシーさんでやり始めるのですが
わからない・・・・・
あーでもないこーでもないの図・・・・
やっとできたと思ったら・・・・・・・
取付が全部左右さかさま・・・・(´Д`)ハァ…
こういう現象は中部軍団では「ポロリ」と呼んでいます。
語源は定かではありませんが
「ありえないほど笑うしかないミス」
という意味のようです。
最初は
「オレに任せろ!」
と言っておられたうえさんは、いつの間にかどこかにいなくなり
そのあとトッシーさんが頑張ってやっていたのですが
結局はこのような事態になって
ポロリはトッシーさん一人が被ることとなりました。
お気の毒でしたが、最後はちゃんとできたので良かったですね。
ちなみにこのレカロシートとチョビさんの組み合わせ
シートが薄いのかチョビさんがめっちゃ小さいのか
シートの後ろにもう一人誰かが乗れるスペースができました(^^ゞ
ところでその
「オレに任せろ」のうえさんはいったいどこに行ったのか??
実はシートの作業はトッシーさん一人で任せられると判断し
なんとセバスチャンのトランクにLEDライトをつけてあげようという
心優しいお気遣いをしてくれたのです。
それがこの図
噂によるとうえさんは
こういう作業の途中によくいなくなると聞いていたのですが…
みなさん、それは間違った情報です。
うえさんという方は、本気で請け負った仕事は
最後まで完璧にされる方なんです。
これがその完成の図・・・・
どうですか!!?
完璧な作業でボクのセバスチャンのトランクは
こんなに明るくなりました\(^o^)/
まさに、「完璧仕事請負人」ですよ!!
うえさんはけっして浮気性や移り気、気が多い人ではありません。
調子こいて大きな返事して、
知らぬ間にどこかに行っちゃうような人でもありません。
請け負った仕事は寡黙におこなう、
「誇り高き職人」でした。
でも、なんか
みんながチョビさんのシートを弄ってるのがとても気になって
「いいなぁ…そっちはみんなが盛り上がってて…」
てポソッと呟いていたのは
内緒であります(^^ゞ
みなさんの知恵と勇気と職人魂で
夕方までにすべての作業は終わり
チョビさん同乗でセバスチャンのテストランも
無事終えることができました。
ところが、そのセバスチャンの助手席には
見慣れる筒状のものが…
これは先週BOSUOさんからいただいた
「レスポンスパイプ」
というものです。
エアークリーナーからの吸気導入路で
その中のジャバラ状の部分におこる乱流を防いで
吸気をスムーズにするものなのですが…
これも急遽取り付けていただくこととなりました。
取付自体はそれほど難しいものではないのですが
金属上の筒をゴムのパイプに入れるのが
とても硬いのです。
で、その時の会話…
「濡れてないから入れにくいよ…」
「そんなに強くして、痛くない?」
「もっと奥まで入れて…」
ええ
これは作業の時の会話です。
でも、これを大きな声でしゃべるのは
ちょっと恥ずかしい状況でした(^^ゞ
ちなみに
これを取り付けたことによるセバスチャンの変化は
ボクに全く感じられてません(鈍感
(BOSUOさん ごめんなさい(^^ゞ )
この作業が終わったころには
周りはすっかり夕暮れになっていました。
作業をなさってくれた皆さま、本当にありがとうございます。
チョビさんとテストランした後に自分のクルマをしげしげと眺めたとき
「おお!これやぁ…壁紙のあのロードスター…」
て、思わず心でガッツポーズでした。
これも本当に皆様のおかげです。
でも、この車高調
本来の目的は「ローダウン」ではありません。
うちの妻にも言ったように
「走行安定性能」
が大事なことです。
なので、近日中にこの車高調の走行感をインプレッションします。
どんな乗り心地か…
そして次なるやらねばならいこととは・・・・・
to be continued…
(写真は参加された方のものも使用させていただきました)
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弄り | 日記
Posted at
2016/04/18 21:05:51