パワーチェック！

C63Sのカタログデータは510ps/71.4kgmですが、以前から、実際のところどれくらいパワー出てるんだろうと気になっていました。随分と涼しくなって、ターボ車のパワーチェックには良い季節になったので、行ってきました東雲A PIT。

シャシダイナモのある39番へピットイン。

この後、車体を固定するための牽引フックが見つからず、スタッフがトランクを大捜索。荷物を全部おろして内張まで捲って探しますが見つかりません。探すこと15分、諦めかけたその時、スタッフの一人がついに発見。何とベンツはトランクの天井側に収納されていたのでした。

漸く無事に車の固定が終わり、早速計測へ。ところが、１回目はタイヤとシャシダイのローターが滑ってしまい、計測失敗。パワー、特にトルクがありすぎる車は、どうしても車体が浮いてくるので、滑りやすいのだそうです。

タイヤとローターの間に洗剤を流し込み、タイヤの油分を取ります。洗剤なんか塗ったら余計に滑るのではないかと思えるのですが、逆だそうです。

更にスタッフ２名がトランクに腰掛け錘になります。
いよいよ２回目の計測です。大型扇風機が風を送る中、M177エンジンが爆音を上げてフル回転。

そして結果が出ました。少し緊張しながら確認すると、馬力はカタログ値を大幅に上回る543.4ps、トルクに至っては、89.0kgmも出ています。これには正直驚きました。流石AMG。ドイツの爺っちゃんのプレートは伊達ではなかった！大満足の結果です。
馬力・トルクカーブともに非常に綺麗な形をしており、A PITのスタッフの方からも、「本当に良いエンジンですね」と褒めていただきました。

帰りに、お店からパワーチェック記念のプレートを頂きました。栄光の543psが刻印されています。洒落たサービスですね。