クーラント交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
私でツーオーナー(前オーナーは義父)。
総走行距離は62000キロを越えました。
おそらく新車から一度も交換していないだろう『クーラント交換』をします。
2
ラジエター上部の『熱いとき開けるな』と書かれたラジエターキャップを冷めている状態で開けます。
ラジエターキャップは下に押しながら開けるのがコツです。
ラジエターキャップを開けるのは、下からクーラントを抜けやすくするためです。
次にラジエターの下部にある白色のドレーンボルトを手で緩めます。工具は使わず手で緩める部品になります。
クーラントは冷却水であるので粘度がない『水』のようなものなので緩めるだけで、画像のように緑色のクーラント液(冷却水)が抜けてきます。
3
クーラントを抜いている間に、ラジエターキャップ付近のゴムホースから繋がっている白色のタンク(ラジエターのリザーブタンク)の中のクーラントを抜き、タンクの内外を綺麗にします。
取り外しはエアクリボックスへエアを導入するダクトをクリップ二個を外し、知恵の輪のようにすると外れます。
画像のように、使用済みの歯ブラシを捨てずにとっておけば、こんなときに使えます。
古い車や車をレストアしたときなど、リザーブタンクの中が悲惨な汚れがある場合(苔の様な物が大量に付着している場合など)は、『綺麗で粒の細かな砂利』を水道水と共に中に入れ、口を塞ぎ『ジャバジャバ』されると効果的に内部壁面の汚れや苔が取れます。
今回は、そこまでの汚れでは有りませんので使用済みの歯ブラシで作業を進めます。
4
クーラントが抜けましたら、白色のドレーンボルトを完全に抜き、ゴムのリング状のパッキンの劣化具合を確認します。
もしも、切れや亀裂を確認した場合はラジエターの内部圧力に耐えられず、そこからクーラント漏れを発症する可能性がありますので、クーラントを補充する前に確認が必要です。
クーラントを抜いたら、開けたラジエターキャップの口に水道水をなみなみ注ぎ、その後エンジンを始動します。
この時、ラジエターキャップ取付場所付近から水道水を注入しますが、『チョロチョロ』と弱めに注入し、ラジエター内部およびラジエターホース内にエアが入らないよう注意したほうが良いでしょう。
そして、エンジンを始動してしばらくアイドリングさせると画像のように冷却水として代わりに入れている水道水から湯気がたち始めます。
この湯気がたつということは、ヒーターコア内に廻る冷却水も暖まり始めたと言うことになりますから、ここでエアコンの操作が必要になります。
5
先程の作業まで出来ましたら、『最大に暖房寄り(赤い方)に合わせる』、『温風が出るように合わせる』を行い、アイドリング状態を、継続します。
6
すると、始めは『無色透明』だった水道水がヒーターコア内および、ラジエター内部に残っていた緑色のクーラントを流して循環してきますので、しばらくの間、注目して待ちます。
緑色がかった水道水から湯気が立ちあがり、色も濃くなる気配が無くなったところで、エンジンを停止し、先程の手順で再度クーラント代わりの水道水を完全に抜きます。
7
その後は、ラジエター下部のドレーンボルトを確実に締めつけ、次はラジエター上部から原液のクーラント液を推奨の混合割合で混ぜます。
今回は
クーラント40%、水道水60%
の、計算で作業することにします。
適量を計ったクーラントを注入し、その後は水道水を注入します。
ラジエター内部のエアが徐々に抜けて来るので、クーラントが減ったり増えたりを繰り返しますので観察しながら、気長に待ちます。
8
ある程度、エアが『ゴポゥゴポゥ』と音をたてているのが落ち着いてきたらそろそろ作業終了です。
画像のように、ラジエターキャップ取付部までなみなみとクーラントを注入しますが、ラジエター&ホース&エンジン内部のエアが完全に抜けた訳ではないので、最後にリザーブタンクの上限値『Full』よりも少し上まで混合割合で混ぜたクーラントを注入して、車体に備え付けて作業は終了です。
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