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2017年01月22日 イイね!

マッタ~リ修理!KAWASAKI ZZR250(EX250-H3)

マッタ~リ修理!KAWASAKI ZZR250(EX250-H3)
とある倉庫の中で、長い事不動のまま眠っていたバイクを引き取りました。

車種はKAWASAKIのZZR250(EX250-H3)です。
「少々の整備で動くなら」と知り合いから引き上げてはきたものの、思いの外重症で持て余してしまい、聞けば「廃車するかどうか」で迷っているとの事なので、ダメ元で引き取りました。 そもそも修理できるものかどうか分かりませんが、これから暫くの間この「みんカラ」のブログネタにしていこうかと思っております。
しかしながら、誰かに頼まれた修理でもありませんので特別期限もありません。時間やら予算と相談しつつマッタ~リ進めていくので、ブログへの投稿は不定期です(笑)
それでは点検を開始していく事にします。
 
このZZRは放置期間も長く、当然エンジンも始動しません。まずはエンジンを始動させる為の電気系統が無事かどうかを確認していきます。

放置車両なので、当たり前のようにバッテリーはお亡くなりになっております。充電して復活するようなレベルでもないように思えますので、コレは早々に諦めます。
そしてこのバイク、今後色々と点検していく上で最低限必要な

キーが紛失によってありません。
これでは作業が先に進みませんので、とりあえず応急でなんとかします。

ガソリンタンクを外す為、燃料ホースを外そうとコックを弄ったところ燃料が染み出してきました。コック内のパッキンが劣化しているようなので、これは後程検討しようかと思います。とはいえまだまだ先の話ですが・・・

詳しく書く事はできませんが、配線を少々弄って「イグニッションON」の状態にしました。所謂「直結」の状態です。このまま修理作業用の12vバッテリーを端子に繋ぐと

メーター内のインジケーターランプが点灯して、無事通電が確認できました。

早速セルモーターを回すべくスイッチを押してみますが、残念ながらセルは全く無反応です。
イグニッションスイッチが通電しているにも関わらずセルが回りませんので、このあたりをサーキットテスターで色々調べていく事にします。
どうやらこのバイクのセルモーターは、いくつかのセンサースイッチで制御されているようです。これを一つずつ確認します。

まずはサイドスタンドの根本にあるこちらのセンサー、「サイドスタンドスイッチ」を点検します。この部品はサイドスタンドを下したまま走り出したりしないようにするための安全装置なのですが、スタンドが下りた状態では通電しない為セルモーターは回りません。

センサースイッチの配線、「黒/黄」と「緑/白」にテスターを繋いでみると

センタースタンドを上げた状態で導通確認できるものが

スタンドを下げると断線しますので、このセンサースイッチは異常なしです。

次に確認する部品は、このチェーンカバーの裏側にあります。

ギヤペダルのリンケージを外して

3本のボルトを取ってカバーを外すと・・・

スプロケットの上側にそのスイッチが確認できます。
これはギヤがニュートラルに入っているかどうかを監視するセンサースイッチです。
このスイッチに不具合があれば、やはりセルモーターが回りません。

本来「ニュートラル状態」でセンサー端子とボディーアース間に導通が確認できるはずなのですが・・・ 
「導通したりしなかったり」・・・何とも不安定です。

あれやこれやとこねくりまわし、何気にセルスイッチを押してみたところ一瞬セルモーターが回転しました。その後何度か同様にスイッチを押しては見ましたが、再びモーターが回る事はありませんでした。しかしながらリレーまではどうも電気が届くらしく、バッテリーケースの脇あたりで何やら「ジージー」言っております。ジャンプさせている外付けのバッテリーの電圧が低い事も否定できませんが、どうもこのスイッチも怪しいようなので

一度車体からスイッチを取り外し、単体でテストする事にしました。

スイッチの端子部分をペンチでこねくり回してみると、テスターの導通ブザーが鳴ったり鳴らなかったりします。どうやらスイッチ内部で「接触不良」をおこしているようです。セルが回転しないのは、このセンサースイッチの不具合があるような気がします。

十中八九ニュートラルセンサースイッチの故障だとは思いつつも、他の部分のセンサーも点検しておきます。これは「スタータロックアウトスイッチ」といって、ギヤがニュートラルの状態か、クラッチを握った時のみセルモーターを動かすよう制御しているスイッチです。

クラッチレバーを離している時に「黒」と「黒/赤」に導通あり。

レバーを握った状態で

「黒」と「黒/黄」に導通確認できますので、「スタータロックアウトスイッチ」は異常なしでいいと思います。

それでは最後に「スターターリレー」も点検しておきます。先ほどニュートラルセンサースイッチを点検した際、一瞬ではありますがセルモーターが回転した事を思えばリレーに異常はないかと思いますが、一応見ておくにこしたことはありませんので 
リレー単体に直接12vを放り込んで導通を確認してみます。
結果は無事「異常なし」です。 


Posted at 2017/01/22 15:45:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2017年01月11日 イイね!

HONDA フリーウェイCH250K(MF03)修理⑦

HONDA フリーウェイCH250K(MF03)修理⑦去年11月から始まって、年を跨いで書き続けてきたフリーウェイの修理記事も、今回の投稿で一応終了となります(笑)

冷却系の修理も一通り終わり、いよいよ今回は燃料タンクの組み付け作業です。
「錆取り」作業の為に一時返却していたこの燃料タンク、白色に化粧されて戻ってまいりました。 まずはあらかじめ再生しておいたフューエルセンサーを取り付けます。

取り付けにあたって、勿論パッキンは新品を使用しました。

問題なく取り付け完了です。
あとは車体にタンクを載せてガソリンを補給すれば良いのですが、その前に・・・

こちらの部品を点検しておきます。このフリーウェイという機種は、キャブレターより燃料タンクが下に設置されている為、この燃料ポンプでガソリンを吸い上げております。 

この燃料ポンプを車体から取り外し、ハンディバキュームポンプで点検します。
ポンプを作動させて暫く放置しましたが、負圧を維持しているようなのでOKでしょう。

この際固くなった燃料ホースは新品に交換しておきます。

ポンプの点検が終了したので、燃料タンクも載せてしまいます。
燃料タンクにガソリンを補充して早速始動させたいところですが・・・

エンジンはサブタンクからのガソリン補給で始動させ、そのまま燃料ポンプを回して「エア抜き」をしておきます。 燃料タンク内の錆具合からポンプ内部の汚れ具合も心配しておりましたが、どうやら綺麗な燃料を吐出させているようです。

タンクの設置も無事に終了しましたので、あとは個人的に気になるところを直しておきます。 どうやらこのバイクはヘッドライトのバルブが切れてしまっているようなので

こちらは新品のバルブに交換しておきます。 
バルブの交換くらいは持ち主に任せてしまってもいいような気がしますが、この機種の場合フロントカウルを外さないとバルブ交換ができませんので、ついでの作業で替えておきます。

何気にフロントブレーキのマスターシリンダーを開けてみたところ、フルードも大分汚れているようなので

娘に手伝ってもらいながら・・・

綺麗に抜き替えます。 
あとは外装を元に戻して

だらだら書いてきた「HONDA フリーウェイCH250K(MF03)修理」完了です。


Posted at 2017/01/11 21:39:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2017年01月10日 イイね!

HONDA フリーウェイCH250K(MF03)修理⑥

HONDA フリーウェイCH250K(MF03)修理⑥いつの間にやら年も明けてしまい、 今更ながらフリーウェイの修理日記を書いているわけですが・・・ 作業自体は旧年中に終了しております。

さて、このフリーウェイは冷却系統に色々と問題を抱えていることが判明しております。確か前回はラジエターのクーリングファンが作動しないというところまででしたか・・・?
今回は水回りの部品を今一歩踏み込んで調べてみる事にしました。まずはコチラの部分

水温計を動かす部品、ウォーターテンパレチャセンサーを見てみます。 

配線を確かめようかとセンサーに手をかけてみたところ、早速違和感を感じました。

端子の頭がコネクターの中で折れ込んでしまっております(泣)

そもそも配線自体には不具合はないものかとコネクターをボディアースさせてスイッチを入れますと・・・

水温計の針が最大に振り切りますので、配線自体には断線がない事が分かりました。因みに、この状態で5秒以上通電させますとメーターが破損しますので注意が必要です。

センサー本体を取り外してみました。

只今の気温11°程ですが・・・
センサーの抵抗値は745kΩ程です。

これを80°程のお湯に漬けてみますと

抵抗値は69Ω程度までみるみる下がります。再びお湯から取り出すとやはり値は高くなっていきますので、センサー自体は異常なしの判断で良いかとおもいます。

しかしながら、折れてしまった端子は補修しておかなければなりませんので、ギボシを半田で継ぎ足し

新しいシールテープを巻いて機体に取り付けたら

配線もきちんと補修しておく事にします。

お次はココ・・・

サーモスタットも調べておきます。

サーモ単体を水の入った容器に入れて

そのままカセットコンロで80°程度まで熱してみますと・・・

閉まっていた口が正しく開いて、このサーモは壊れている様子はありませんでした。

ただサーモスタットは消耗品ですし、こんな時にでもなければほぼオーバーヒートするまで交換する事もありませんので、こちらは新品へと替えさせてもらいます。
しかしながらバイクの部品というのは非常にお高い・・・。 こんな小さなサーモスタットがジムニーの汎用サーモの3倍位のお値段です。

取寄せておいた中古のクーリングファンも到着しております。これも「MF02フュージョン」中古部品です。一見全く同じものに見えますが、フリーウェイのものとくらべると、ブラケットのステーが若干違いますので、ファンモーターのみそっくり組み換えます。

取寄せたものをテスターで点検すると、導通もOKなようです。

そして、そのファンモーターを制御するファンモーターセンサーも新品を用意しました。こちらの部品も「純正」が非常に高いの為、社外品を注文しておきました。

早速ラジエターに組み付けて

ラジエター本体を車体に戻します。
まだ燃料タンクが付いていませんが、予備タンクをキャブレターにセットして

冷却水を補充

エンジンを始動させてラジエターファンがきちんと作動することを確認しながら

エア抜きをします。

エア抜きが正しくできたら、これも大事な部品であります「ラジエターキャップ」を新品に交換しておきます。 やはり純正のキャップは高かったので、わたしのジムニーとお揃いの汎用キャップを「モノタロウ」で購入しておきました。
いよいよ次回「燃料タンク」を載せたら終了となります。


Posted at 2017/01/10 20:24:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記

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「ホンダJulio NTS50w(AF-52)修理② http://cvw.jp/b/2395668/47287333/
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