新春は
沖縄です。
それも沖縄本島。
目的は、水族館。
* * *
【関西国際空港】
1月3日(月)
9時5分発、関空→那覇。

(↑定刻よりすこし遅れて離陸。新春の青空へ、軽やかに銀翼は舞い上がる)
2時間の快適なフライトで見えてくる。
おッ!? あれが沖縄本島か!
はじめて来ましたよ、OKINAWA。
昔テレビコマーシャルでよくやってましたね。
「JALパックで行く夏の沖縄」
peachですけどね。夏じゃないですけどね。

(↑那覇空港、ランウェイを肉眼にて視認)
ランウェイアプローチ、ゴー!!
いま一瞬見えたのが、瀬長島じゃないか!?

(↑到着後、いきなりフードコートへ)
そのフードコートであるモノをみつけ、
おッ・・!!
(ニヤリ)

着いて10分と経たぬうちに、「沖縄ソーキそば」をいただくという暴挙にでる。980円。
ミーハーなヤツだと思われてもいい。
ちがうんだ。
沖縄に来たんだ、という気持ちを自分のなかで燃えたたせたいんだよ!
なに熱く語っているんだ、オレは!?

(↑この、カツオだしと豚骨がきいたスープがなんともいえない味わいで、何回食べてもあきない)
あと、ミーハーついでにコレも。
「沖縄名物 ポーク玉子おにぎり」

(↑だいぶ昔にテレビでみた。高校生とかが学校がえりに、決まってコレを買い食いするんだとか。おにぎりといいつつ、おにぎりじゃないおおらかさがもはや文化)
空港から水族館まで、高速バスに乗ります。
片道2,550円で往復割引きいて3,000円。
なんかそれおかしいでしょ?みたいな料金設定。
しかもこの「117系統」の高速バスでしか、割引は適用されない。
しぜんダイヤが制限されてしまう。
すこし不自由な沖縄・バスの旅。

(↑水族館まで2時間。高速に乗ったとたん、沖縄らしい住宅地の風景に思わずパシャリ)
高速を下りて名護市に入ると、海岸線を走る。
最近釣りのことばかり考えてるせいで、おのずと釣り場を目で探してしまう。すると、釣れそうだなと思った場所にかならず釣り客がいる。それも女性の姿が。ファミリー向けといった感じか。
私の住む和歌山はこうみえて、釣り場スポットはすくない。安全に足を踏み入れる場所が限られるのだ。
ところが沖縄は、海と道路が近いせいでどこもかしこも釣りスポットだらけで、無性にうらやましい。

↑記念公園に到着する。
そう、水族館のあるエリアは、「’75沖縄海洋博」の跡地に造られた国営公園なのである。
朝6時37分に電車にのって、水族館に着いたのが夕方5時過ぎ。
けっこう遠い。
今夜はすぐ近くのホテルに滞在します。
今回は2泊3日の旅です。
* * *
翌朝。1月4日(火)

ホテルでゆっくり朝食をいただいたあと、
カメラ片手にこのようななんの風情もない歩道をテクテク歩いていく。
水族館は、滞在したホテルから目と鼻の距離。

(↑とちゅう、イルカが道案内)
すると、おっ!
ジンベエザメが来園者を出迎える。
【沖縄美ら海水族館】

(↑なんだ? 入り口がエスカレーターになってるんですけど?)
「海を見てくれ」
魚よりまず先に、この海を見てくれ。
そう言わんばかりに、気持のよい吹き抜けのむこうにコバルトブルーが広がっている。
しょっぱなで水族館が目指すコンセプトというか、真意に触れたようであり、気温20℃のポカポカ陽気でありながら全身に鳥肌が立つ。

(↑右手に本当の入り口がある)
ほうッ・・!

色あざやかな熱帯の魚たちが
来園者の目を楽しませてくれる。

幻想的なまでにうつくしい魚たち。

いいねー!

クラゲがかなりの人気もの。
こういうの撮りたかったんだ~。
ただし撮るのがむずかしい。
近づくと自分が影になり、
引いて撮ると照明がうつりこむ。

その先の階段で、
おッ!?

これかッ・・!

うはッ!

世界最大のアクリル板ごしにみる、

巨大マンタの群れ。

そして、その巨体をゆっくりひねらせ、

ジンベエザメがあたかも
舞台に立つ主役のような威厳で
花道をゆく。

(×ジンベイザメ ○ジンベエザメ〈公式〉)
その姿はまさに圧巻!!

この巨大水槽「黒潮の海」は、サイドビューも楽しめることをお忘れなく。(観覧場所が二つある)

あのジンベエザメが
空でも飛ぶように

頭上を泳ぐのだ。

・・さて、今回私がこの水族館を訪れた理由。
2泊3日の沖縄の旅に水族館に的を絞った理由。それは、
まあ、じっさいに行ったひとから聞いた、「すごくよかった!」という話と、
それプラス、昨年放送されたアニメ。
『白い砂のアクアトープ』(2021年)

作品じたいはあまりおすすめしないんですけどね。
シナリオ的にイマイチかな~でしたし。
でも、「沖縄」プラス「水族館」という取り合わせが、なんとも私の琴線にキマしてね。
なんだかんだで全話見ちゃいましたね。
まちがいなく、今回の旅の後押し、イグニッションとなった作品です。

2時間たっぷり時間をかけて、
水族館ですごす。
出口はまたエスカレーター。
(↑下りた先に「マナティー館」やら「海ガメプール」などがある)
ここで一服。
喉がかわいたところへ、ちょうどよくサイダーが。
沖縄限定というワードに、からきし弱い。

イルカショーがはじまる刻限が近づくと、
どこからともなく人がわらわら湧いてきて、
不思議なことにみなおなじ方向に向かっていく。
私も訳も分からずついていく。

(↑イルカショーって、ここでやるんだ!水族館とはべつなんですね。)
で、困ったことに諸事情により観覧席はNG。
みな前にならんでいる。
正直、ここからじゃよく見えないので、
観覧席のうしろから望遠レンズで追ってみる。
【オキちゃん劇場】(イルカショー)
(↑引いた絵がコチラ。ここからの写真はトリムしますね)
軽快なBGMとともに、はじまりだす。
いきなり4頭勢ぞろいでジャンプ!
うおおッ!
ジャンプするたび、
観客もどよめく!
ちなみに、「オキちゃん劇場」というのは、ある一頭のイルカの名前。
たぶん上の写真左から2番目。
47歳。誤字ではない。
信じがたい話だが、飼育年数47年。アナウンスをきいて観客もどよめく。イルカのジャンプよりどよめく。
おれもビックリ!
2つ下かよ!? 同年代じゃん!
ちょっと酒でも飲もうぜ。
80年代アイドルについて語ろうぜ。

小気味よくジャンプするイルカ。
宙を自在に舞い上がる。
夢中になってシャッターを切る。
この日、一日のシャッター数がひさしぶりに500回をこえた。
ダイナミックなジャンプ!
見よ!この描写力!
NIKKORレンズの真価が問われる日が、
ついにきたようだな!(シャアぽい言い方で)
Nikon7100/
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR/
80mm/(f/5.6 1/4000)/ISO500/トリミング有
終わりになると、BGMがロック調から沖縄民謡にかわり、とつぜん飼育員が踊りだす。見ているコチラ側は、何事が起きたのかとびっくりする。 
すると、いっせいにジャンプ!

華麗に宙を舞う。

ブラボーーッ!!

最後はしっぽを振って、バイバイ。
いや~、よかったなー。
でもあれ、水族館とはべつだから、もしかして敷地内に入っとけば無料で見られるの?
まさかイルカショーが見られるとは思わなかった。
(あいかわらず下調べしない主義なので、イルカショーあるの知らなかった)

で、こんどは敷地内にある有料のモンでも見ときましょう。
どうせ今夜もここに泊まるんだし、時間はタップリあるんです。
【熱帯ドリームセンター】(760円)
(↑要するに、植物園の温室です)
温室となると、大阪の「咲くやこの花館」とどうしても比較してしまうが、
まあこれはこれで。
こんなモンでしょ。

昼下がりの午後2時。
温室内のカフェでひと休み。
(↑調子に乗って、「ブラウニー」なんぞ注文してみる。したら、アイスとかついてた。ブラウニーって、「赤毛のアン」で知ったけど、もっとカステラみたいなモンだと思ってた。意外と歯ごたえがあった。ていうか、英国人こんなかたいモン食うのかよと思った。アレだ。岩おこしみたいなかんじ。なつかしいな、岩おこし。最近とんと見かけないな)
ついで、もうひとつの施設にご案内。
【海洋文化館・プラネタリウム】(190円)
オセアニア地域(ミクロネシア、マーシャル諸島、トロブリアンド諸島) に住む人々の暮らし。
日本、そして沖縄とのかかわり。
ていうのが展示されてるが、たぶん多くの人は興味ないと思う。
オレ的にはこういうの、けっこう好き。
「木曜スペシャル 川口浩探検隊」世代だからかもしれん。
ポリネシアの人びとは、天空にまたたく星を道しるべに大海原に乗り出していった。
(↑そしてここの目玉、いよいよプラネタリウムの時間がやってきた。開演時間によって3種類の演目がある。私が見たのは沖縄と「むりかぶし(すばる)」とのかかわりを描いた内容だったが、なかなか面白かった。なにより、190円でプラネタリウムを見られるというお得感がスゴい)
* * *
・・というわけで、まる一日記念公園内ですごしたあとは、
さいごに滞在したホテルの話。
【ロイヤルビューホテル 美ら海】
参考までに値段言いますと、連泊割引27,450円。水族館入館券つき。
一泊たしか13,500円なので、水族館ぶんだけちょっとオトクかな。
(↑いよッ!オーシャンビューだぜ!下に見える建物はなにかなと思ったら、ズバリ水族館だった)
夕食は、ホテル・ビュッフェ。
食べ放題
飲み放題で
3,960円!!
これはいくしかないですね。
しかも、沖縄料理が盛りだくさん!
『マヒマヒの豆鼓(トウチ)蒸し』
(↑『中華風やんばる豚炒め』)
でもよく考えたら、ビュッフェだからってマス目ついた取り皿でたべなくてもいいんじゃね?ひと皿ごと盛り付けて(写真撮って)、食べればいいじゃん!オレ天才?食い意地が張ってるだけ?まったくもって自慢にもならない。
『サイコロステーキ 今帰仁産クレソン添え』

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
『アグー豚と紅芋の酢豚』
(↑沖縄にきて「ゴーヤチャンプルー」を食べないという手はない)
寿司職人も常駐。
ガンガン握ってくれ!
で、飲み放題はセルフなんだけど、
オリオンビールのビールサーバーがおもしろくて、
なんか自動なのだ。
①グラスを傾けて置く。ビールが注ぎ込まれる。
②すると勝手に立つ。直立する!最後にチョイと泡を加えて、
③できあがり。
(↑オリオンビールは沖縄料理との相性がすこぶる良く、おもわず3杯おかわりしちった。尿酸値が気になるぜ)
琉球泡盛ももちろんいきます!
(↑カレーは別腹)
こうして沖縄の夜が更けていきます。
* * *
翌朝。
朝食をいただいたら、私の旅も終わりです。
『パパイヤチャンプルー』がさいごにでてきた!
(↑つねにカレーは別腹。永遠に。フォーエバー)
・・さいごになりましたが、遅ればせながら
新春のお慶び申し上げますとともに、
みなさまの往来安全と健康を祈って。
ありがとうございました。
またお会いしましょう。
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2022/01/14 19:44:20