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2020年04月04日 イイね!

花咲く大井川鉄道

花咲く大井川鉄道【前回のあらすじ】

カレンダーみたいな写真が撮れてご満悦。

   *   *   *

大井川鉄道にむかいます。

新東名を島田金谷インターでおりて

チョイと走ると、見えてきます。

さくらのトンネルです。

家山の桜トンネル
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こ、これをこの目でみたかった!

3年前の正月にSLを撮りにきたとき、

(春になればさぞかし見事だろう)

と思いを馳せましたが、

ほんとうに来てしまいました。

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地元のテレビ局(静岡放送)も絶賛取材中。
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で、余談なんですが、いきなり冒頭から帰りの話なんですが、ここ帰りに通ったとき、花がブワァーッ!と舞って、それはもうえもいわれぬ情景。ヘヴン状態。
(帰りは坂を駆け上がるからです)
これ、オープンカーだったら、たまらないんじゃないかな。
胸すくようなドライブ、私が保証します。

   *   *   *

そこからすぐ。ほんとスグそこ。

SL撮影地
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10時に着いたら、みなさんスタンバってて少々あわてる。
SLくるの、11時だもんな。
ところが10時半になっても、みなさんのんびりブラブラ、カメラをかまえる様子がない。
だんだん不安になって、
「11時ですよね?」
とまわりの人に訊くと、
「それは臨時便!臨時便は運行中止!」
みなさん口をそろえて、しかもなんだかちょっと怒られ気味に言われる。
「え、じゃあ何時?」
「12時20分」
ええーッ!
あと2時間も待つんかい!

   *   *   *

とても待ってられないので、
三脚だけおいて、まわりを散策してきます。
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わたしが車を停めた河川敷の無料駐車場。

そこから見事な桜並木がつづいてます。
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この堤防ぞいは、川根町がほこる桜の名所。その名も、

川根さくら通り
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花もいいですが、
どうにも腹がへってなりません。

ところが、周囲には食事できるようなお店が見当たりません。

トイレはあるんですが・・・。
景観に配慮でもしたのでしょうか。
花の名所にはつきものの、屋台すら出てない。

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駅のほうに行けば、お店の一軒くらいあるだろう。
そう思い、花の並木道をいったん離れます。
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とうとう家山駅ですが、やはりお店はありません。
あるのは信用金庫くらい。

家山駅
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用もないのに駅舎のなかをのぞきます。
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駅構内も花がおおう。
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花ざかりの大井川鉄道。

しかし腹へったなー。
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花は咲けども、ごはんにありつけず。

じつはこの時点で北側に食堂があるのがわかったのですが、もういま12時。タイムアップです。

   *   *   *

撮影地にもどります。駅から1分ですわ。
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じっと待っている。
ときおり意味もなくファインダーをのぞく。
この緊張感がたまらなく好きだ。
やがて、

「ポッ」

とちいさく汽笛が。
だがすぐには姿をあらわさない。
まるで焦らすようにして、

きた。
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花咲く大井川鉄道
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SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM/
200mm/マニュアル露出(1/500秒 f5.6)/ISO 500/トリミング有

おっしゃあーッ!
いいのが撮れたぜ。
こんなの撮れたら、もう思い残すことはない。

   *   *   *

奥大井湖・秘境駅

川根温泉にあるホテルに道すがら寄ります。
今夜ここに泊まるんですが、昨夜スマホで予約したのがちゃんと受け付けてもらえてるか心配で。
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「ハイ、ご予約承っております」
と、フロントのおねいさん。
「夕食のビュッフェは、17時と19時のどちらになさいますか?」
うーん。はやく食べたいけど、このあとがなあー。

「山の上に湖ありますやん。赤い鉄橋が架かってて、すごいきれいなトコ」
われながら頭の悪い訊き方だ。すると、
「スマタ峡ですね」
寸又峡はスマタと読むのか。すんまた峡だと思ってた。
「車でどんくらいかかります?」
「1時間半ですね」
ずええーーッ!?そんなにかかるの?

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(↑ロビーにあった置物。クリスタルSL?)

(どうしよう)
ついロビーで考えこんでしまう。
バカな。
なにを悩むことがある。
ここまできたら、行くしかないだろ。
ハンドルを握れ!
絶景をもとめ、走り出せ!
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・・・ひとりで盛り上がってどうする。

おねいさんは1時間半と言ったが、
さすがにそんなにはかからなかった。

寸又峡と奥大井湖に別れるY字を右に行くと、
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ダムが見える。長島ダムである。
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この先で、せまい道に入るとすぐ駐車場がある。
駐車場は斜面になってて停めにくい。
車をおりて、ガク然となる。

エエーー!?これ登るの?
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なんか最近、こういうのばっかだな!

フッ、フッ、フッ・・・。
こういうこともあろうかと、今回は登山用ストック用意してきました。
車のトランクにしのばせておいたのですが、まさか本当に使うことになるとは。
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エモい。おのれの準備の良さがエモい。

上から駐車場を。
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なんでもない平地にみえるが、くりかえしになるが斜面になってて、車を停めるのに往生した。

山道を登ること10分。
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やっとで展望台に到着!
くぅ~ッ! ここまで遠かった!
みんカラのみなさんもよくここまで来ましたよね!?
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いま来た道をパチリ。
誰もいねえ。
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あとでギャラリー5人くらいに増えました。

列車がくるまで1時間。

奥大井湖上駅って、コテージがあるんですね。
ながめてて気付いた。
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いいなー。
男の隠れ家みたいで。

アレですよ。
「紅の豚」のポルコのアジトみたいな感じ。

秘境駅男の隠れ家なんて、
男のロマン詰め込みすぎでしょ。

あそこに住みたい。
泊まるんじゃなくて、住みたい。

テレビは映らなくてもかまわない。
ネット環境さえ整えばよい。
週に一度町におりて酒と食料品を買う。
新鮮な刺身はたまにしか食えないのが難点。

駅にたまにおりてくる旅行者に、コーヒーを淹れてふるまう。インスタントだけど。
食事もできる。メニューはカップヌードルだけ。しかもカレー、シーフードの3種のみ。こちらは300円。お金とる。

・・・駅に人影がある。コテージの客か。ホームに○○の鐘、みたいなのがあるらしく、客が鐘をつく。カラーンと鐘の音が風と共に湖上にひびき渡る。妄想から覚める。そろそろじゃないか?

静かなる奥大井湖上駅
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AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR/
18mm/マニュアル露出(1/500秒 f8)/ISO 640/

 *   *   *   *

川根温泉ホテル

部屋はセミダブル。
なにが悲しゅうて男独りでセミダブルで寝にゃならんのかと、なさけなくて涙がでる。
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ベランダから「大井川第一橋梁」が一望できる。
わーい!鉄道風景写真撮り放題!と思ったら、じっさい泊まると正直そんなにうれしいもんじゃない。
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右に見えてるのが、道の駅「川根温泉」。

そうそう、道の駅でお茶買わなきゃ!
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3年前にきたとき、ここで「川根茶 深蒸し茶」を買って飲んだらメッチャうまかったから、今回もしこたまお土産に買って帰ります。
・・・お茶えらんでたら、店内に蛍の光が流れ、なにごとかと見まわしたら閉店準備。いまの時間が5時。早いよ。お役所かよ。

そういえば、ホテルのチェックインのとき、お茶の香りがしたので、
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「さすが川根温泉。ホテル内もお茶の香りで満ちているのか」
と感心して、それをフロントに伝えると、
フロントのおねいさん、ふたり顔を見合わせ苦笑い。
「いえ、フロントに茶香炉があるんです」
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なんですかそれ!?
そんなんアリかよ。

・・・3年前、SL撮りに川根温泉きたとき、このホテルに泊まろうとして満室で断られた。
(いつか、泊まってやろう)
と思い、今回本当に泊まった。
因縁のホテルです。

お風呂にいきます。
「川根温泉」というからには、温泉なんです。
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(上下2枚スマホ)

露天風呂が炭酸泉になっており、湯につかるとぬるめでしかも体で気泡がはじけ、すこぶる気持ちがよい。
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例によって、「第一橋梁」がみえるが、露天風呂からみえたってたいして意味はない。

温泉のあるフロアはリラクゼーション施設みたいになっており、
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アイス食べ放題。
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おれはどうでもいいが、ちびっこは大喜び。

それよりも、こっち。
マッサージチェアがならんでいる。
これもただ。お金いらないんですよ。
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・・・帰って新聞広告みたら偶然、通販でこれとまったくおなじのあって(フジ医療器)、価格が20万円でビックリした。そんなにするのか。

さーて、夕食ビュッフェのはじまりです。
たのしみ~。
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まずは地ビールで喉を潤します。
『 静岡麦酒 』(Brewing by サッポロビール
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みんカラでみなさまのブログ拝見してますと、
こんなかんじのホテルのビュッフェで、細かく区切られた白いトレイでお料理を盛り付けてるのをお写真で拝見することもしばしばですが・・・。

ここはわたくしRicoが、ごはんフォトに執念を燃やす不肖Ricoが、まことに僭越ながら「盛り付け例」などお見せしたいと思います。

こんなかんじで! 盛り付け例①
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全力でいきました!
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頭の中に白いトレイを思い描いて、色彩りやらレイアウトかんがえて。
われながらこういうつまらないことにだけは、全力で頭をつかう。

料理は品数が豊富で、
とても全種類食べきれない!

どれもうまかったが、
特筆するならコレ。

タイかベトナムでどこかで食べたような味がした。
和風な名前とは裏腹に、意外にエスニック風味。

「島田地酒をつかった
   白甘鯛の蒸し焼き
   ~魚介と山菜のスープ仕立て~」
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オープンキッチンでステーキを焼いてくれるそうです。
ほお~。
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焼いたステーキを切り分けて、
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いったん大皿に盛り付け。
おお~! うまそう!
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AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
フルサイズ用単焦点レンズの描写力に思わずニヤリ。

あわてない、あわてない。
ここから自分のお皿にとりわけます。

盛り付け例② 
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うますぎてヤバイ。じゃんじゃん焼いてくれ!

ほかにもこんなのがあって・・・。
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(あ、お造りだ!)
と思ってトレイに取り分けたんです。
上の写真みてもらえばわかりますが・・・。

(ずいぶんこまかく切ってあるなあ)
マグロとか玉子とか。でもまあ、トレイに入れやすくするためかなと。

そしたら隣にいた男が、トレイを持ったまま、
「お寿司?」
とつぶやくんですよ。

(エッ!?)
これ、お寿司か。でも寿司職人がいないじゃない。
ステーキ職人はいるけど、お寿司握ってくれる職人さんがいないじゃない。

(まさか・・・!)
自分で握れと?シャリを手にとり、みずから寿司をにぎれと!?

(すごい趣向だな、最近のホテルのビュッフェは)
と思って傍らに目をやると、

自分ごのみの海鮮丼をつくりましょう

みたいなこと書いてあって、

あぶねえッ!
いまオレここで寿司握るトコだった。
まじヤバいって!

寿司にぎってたら、どうなってたの?
「お、お客さま!?」
とかいって係員飛んでくるの?場内騒然となるの?やばいの?
怖い。おのれの視野狭窄ぶりがひたすらにコワい。

盛り付け例③ ミニ海鮮丼Rico's style
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ほかにも「ひつまぶし」なんかもあり、
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ほんとうにメニューが多くて、ぜんぶ載せきれない。

カレーは別腹。
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男とは、カレーを食べる生き物である。

   *  *  *  *  *

翌朝。
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グッドモーニング!大井川鉄道。
おはよう、大井川鉄道!(←せっかくナイスビューな部屋とったんだから、無理にも気分を盛り上げないともったいない) alt

朝食もビュッフェスタイル。
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盛り付け例④
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朝もメニューが豊富で、あれもこれもと目移りする。
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カレーは別腹。アゲイン。
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男はだまってカレー。

   *  *  *

さて、これでわたしの旅もおわりです。
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(↑伊勢湾岸道・刈谷ハイウェイオアシスにて。4枚とも)

今年もうつくしい桜に出会うことができました。
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ごらんいただいたみなさまには感謝。
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みなさまの花だより、楽しみに読ませていただいてます。
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ありがとうございました。
またお会いできればさいわいです。

  *   *   *

  自分用メモ 【後日談】

ブログを書くとき調べてわかったんですが、「かわね桜まつり」が中止になってたんだそうです。
それで屋台とかなかったんですね。おかげで昼メシにはありつけずでしたが。
祭りが中止でも花は咲きます。河川敷の駐車場も何事もないようにあけてもらえたので、旅の最中はまったく気づきませんでした。
・・・つまり、今年川根におとずれたかたははからずも、例年なら提灯がズラリぶら下がっている「家山の桜トンネル」を提灯ナシで撮れたワケです。ブログの一枚目の拙撮の写真のように。

Posted at 2020/04/10 19:04:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2020年04月03日 イイね!

龍巌淵の桜と富士山

龍巌淵の桜と富士山今年の春は

カレンダーでみた風景

を追い求めて静岡へ。

どうしても一度は見てみたい

風景があるんです。


地図にすると、こんな感じ。
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浜名湖SAに到着。
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いえ、浜名湖には用はありません。
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お天気いいから、ちょっと寄ってみただけ。
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浜名湖からちょっと先。
三方原スマートICで高速をおります。

お目当てのお店に到着。
浜太郎 半田山店
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そう、今回浜松に寄ったのは、
名物の浜松ぎょうざを食べに!
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みん友さんの『アムール☆』さんが、つい最近
浜松までいらしてぎょうざを購入されてまして、
ブログを拝見して、自分も無性に浜松でぎょうざを食べたくなったんです。
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このように丸くならべて焼くのがイイですねー。
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にんにくがきいてて、うまい。
ご飯大盛りサービスだったので頼んでみたが、ちょうどよかった。
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いままで「浜名湖・浜松」といえば、イコール「うなぎ」だったのですが、ぎょうざも名物だとは。

浜松はいいですね。おいしい名物がふたつもあって。

和歌山なんて、梅干しとみかんですよ。
どちらもアルカリ食品ですよ。
ヘルシー。

  *  *  *  *  *

ふたたび東名を東へ。

走りながらやがて富士山がみえる。

富士山がみえると、心がおどる。

気も逸る。

由比パーキングで一枚。
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このあと「富士川スマートIC」で高速をおりるのですが、
おりる前にサービスエリアで富士山をみたい。

ところがサービスエリアを利用するとスマートで下りられないんだそう。

下りられるようにすればいいのに、と思う。
設計ミスなのでは?と。

泣く泣く富士山を見ずにインターを下りる。
ところが!

そこからチョイ先で、きれいに富士山がみえた。
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なーんだ、サービスエリアからでなくても見えるやん。
なにもあわてることなんて、なかった。
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ここからちょっと先。
静岡・富士市。

龍巌淵(りゅうがんぶち)】にとうとうやってきた!
堤防ぞいにある駐車場に停め、
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花咲く堤防を歩いていく。
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お、やってる、やってる!
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堤防にそって、ずっと花がつづいている。
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橋から下を見下ろす。
こういうふうになってたのか!
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いちど下におりてみたが、私のイメージした「カレンダーの写真」はやはり「橋の上」からのようだ。
こういうのも、やはり現地にこないとわからない。

ああ、用意した長靴が無駄になってしまったな。
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これだけのために、ワークマンであわてて買ってきたのに。
ま、いいか。

いま来た道を一枚パチリ。
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お目当ての反対側。
南の方向、JR富士駅のあるほう。
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こちらもこちらで、悪くない景色。
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で、この時点でただいまの時刻が午後3時。
晴れてるけど、大きな雲が邪魔して陽射しをさえぎった。

ふたたび陽射しがさすまでみんなまっている。
私もひたすら待つ。

お昼には気温が20℃あったが、
川上から吹く風が強く、
だんだん寒くなってきた。
寒い。
もっと着込んでくるべきだった。

そして待つこと2時間。午後5時ジャスト。
パッと陽射しがあらわれた。
奇跡のように、ふたたび太陽が顔をだした。
果然、みなが色めく。
シャッターを切る音が河岸にひびく。

龍巌淵の桜と富士山
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こういうのが撮りたかったんだ!
よーし、よし。大満足。
しかし、本当に奇跡的に晴れたな。ギリギリで。

それにしても、ここはスゴいですよね。
さくらに富士山ですよ?
カレーライスに揚げたてトンカツのせて食うようなモンですよ?
絶景カツカレー」でしょう、たとえるなら。

しかも菜の花までトッピングですよ。
カツカレーに生卵ですよ。
スゴい、ぜいたくメニュー。

個人的には、花と富士山ならここは日本一の風景じゃないかな、と思いました。
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  *  *  *  *  *

さて、そこから車で10分。
ホントすぐそこ。
せまい街なみに今夜泊まる宿がある。
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『ふるいや旅館』
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なんでこんな街中に宿が?
と宿の主人にぶしつけな質問をすると、

学校の運動部の合宿やビジネスでの利用、
そして相撲取りが巡業で泊まりったりするそうだ。
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私がこの宿をえらんだ理由はとりとめもない。

富士インターそばにチェーンのビジネスホテルがあったが、
こっちのほうがおもしろいと思って。

もちろん、あたりハズレは覚悟の上で。

せまい階段をあがって2階に。
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部屋のナンバーは「200」。
201じゃなくて、なぜか200.
妙である。

ちなみに便所どころか洗面所も共同。
そのくせいっちょ前にオートロックときたモンだから、トイレいくたびに部屋の鍵を忘れずに携帯せねばならない。いろいろとおかしい。

部屋は怒涛の4畳半。
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ああ、これでテレビとカーテンがなければ、まるで服役してるみたいだ。

宿の主人が、
「屋上から富士山がみえる」
からぜひ見てほしいという。
宿の自慢らしい。
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ほかに高い建物もなく、
ほんとうにきれいに富士山がみえたのでびっくり。
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たしかにこれは自慢するだけのことはある。

お風呂はごらんのとおり。
カランが3つある。
風呂のフタがしてあるので、
「一番風呂かな?」
と思ったが、あがるときしめよ、とかいてある。
怒涛のセルフサービス。
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貸切風呂かな、と思ったが、
あとで同じくらいの年の男が入ってくる。

ふたりで湯舟につかりながら、
「どちらから?」
と向こうからきかれたので、
「和歌山から」
とこたえると、びっくりされた。
どんな仕事できたとおもったのだろう。
「いえ、写真を撮りに旅行で」
と説明すると、
「仕事で?」
いや、仕事じゃない。
そんな仕事があったらいい。

男はボーリング調査の仕事だという。
へー、めずらしい職種だ。
休日とかどれくらいあるのだろう。
おもわず根掘り葉掘りきくと、めんどうな男だと思われたのだろう。
「お先に」
といって、出ていった。

   *   *   *

この宿でビックリしたこと。

その①生ビールが飲める
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こんなビジネス旅館で生ビールなんてのめるのか。
冗談かとおもったら、本当にでてきた。
囚人から一転して、気分はパラダイス。

(↓ちゃんとサーバーがある)
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ちなみに1泊2食つきで6,800円。

今夜のメニューは、
「金目鯛に煮付け」に、
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ポークソテー!
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こいつはうまそうだ!

ビックリしたこと。
その②
宿の家族が客と一緒にごはんをたべる。
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食堂の入り口の席がそう。

イヤ、べつに悪いとかどうこうじゃなくて。
びっくりしただけで。

で、お酒をたのむと箸をおいて給仕してくれる。
芋焼酎「三岳」をロックで。
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給仕してくれたのは宿の娘さんらしいひとで、このとき気づいたんだけど、

「もしかして、昼間電話くれたひと?」
サービスエリアにいると、宿から確認の電話があって、

「あなた、きれいな声してはるよねー!」
保険会社のコールセンターからだとてっきり思い込んでしまうほどの美声で、さいしょ宿からだととうてい思えなくてなんども聞き直したのだ。

「声をほめられたの生まれてはじめて」
と笑っていた。

で、面白かったのが、(上のやりとりのまえ)娘さんがグラスに酒をついだとき、宿の主人が
「もっとついであげて」
といったのがきこえ、思わずニヤリとなった。
お酒はなみなみついでくれるとうれしい。

   *   *   *

翌朝、屋上にて富士山を拝む。
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朝食をいただく。
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海苔の佃煮と梅干は各テーブルに用意されているもの。
海苔の佃煮ひさしぶりにたべたけど、ごはんにメッチャあうわー。
こんなにうまかったっけ?ってなるくらい。

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チェックアウトのさいに、
「なぜ、宿の名前がふるいやなんです?」
とたずねると、
もとは「ふるいにかける」のあのふるいの製造会社なのだという。
娘さんの代で4代目。すごい老舗。
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宿の歴史はふるく、市の歴史を編んだ広報にのってるくらい。
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頁は、昭和32年の静岡国体の写真。

ちなみに宿の前が旧東海道である。
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そのうちタモリがロケでくるかもね。
そう言ったら、娘さんわらってた。
あと、このひとに「駐車場にとまってるアルファロメオですか?」
といわれてびっくりした。知ってるんだなー。

「アルファロメオで旅して写真を撮ってるんです」
といくぶん気取っていうと、
「仕事で?」
といわれた。
ちがいます。仕事じゃありません。
このビジネス旅館のひとは、私がなにやっても仕事だと思うらしい。


さあ、ここから「大井川鉄道」にむかいます。
そのもようは次回に。
ご期待ください。

Posted at 2020/04/05 18:14:06 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記

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