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2023年05月03日 イイね!

【聖地巡礼】放課後ていぼう日誌【熊本・芦北町】

【聖地巡礼】放課後ていぼう日誌【熊本・芦北町】
情熱だけで、

縁もゆかりもない

見知らぬ土地を

旅してきました。

  *   *   *

私をそこまでさせた作品がコチラ。

放課後ていぼう日誌 』 (2020年)
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私はこの作品をたいそう・・、もうね、
テープが擦り切れる(?)くらい何度も見返すほど
そりゃあもう、たいへん気に入っております。
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どこがそんなに気に入っているのか、

このアニメのここがスゴイ!!

①釣りの基本は”サビキ”釣り

主人公の陽渚(ひな)は釣り初心者。
ということで、サビキ仕掛けの釣りからこの物語ははじまる。
やはり初心者むけのサビキ釣りからというのが、好感がもてる。
ちなみに右が陽渚で、左が夏海。
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第3話のマゴチ釣りから、「ジグヘッド」という”鉛のハリ付き重し”とともに、ソフトルアー(ワーム)が登場しますが、
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サビキ釣りしか知らなかった私にはびっくりドンキーで、
「今はそんな釣り方するんだ!?」
と驚愕しながらも非常に釣りの参考になったのですが、
今もなにも昔からジグヘッドはあったわけで、
どうやら私とこの子だけ知らなかったようです。
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で、じっさいこの第3話「マゴチ」をみて、さっそく真似しようとやってみたんですが、
昨年2022年の4月、地元の有田川河口にて。
アニメ見て、いろいろオレもやったんスよ!
うわっ!本当にアニメとおなじマゴチが釣れた!
やった、すごい!
・・と思ったら、よく見たらこれはゴチじゃなくてゴチ。
マゴチならガチで高級魚。メゴチはただの下魚。
一字違いで大違い。
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②”釣ったら食べる!”
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この作品の、というより原作者のポリシーなのでしょう。
これにいたく共感しましてね。
私もそうです。釣ったら必ず食べますし。
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したがって作中にはこのように、
第4話「エギング」より。
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釣った魚を調理し、みんなでワイワイ食べるシーンがあって、こういうの見てるだけで楽しくなるんですよね。
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調理ということは当然、
魚(アジ)をさばくシーンなんかも
力を入れて描写され、
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おまけに、魚をシメる描写まで・・。
釣りとはすなわち、命を奪う行為にほかならない。
そういったことに言及し、ややもすればネガティブなイメージになりがちな描写すら躊躇なく発信し続ける。
原作者の言いたいところはまさにココであり、作品の根幹である。
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↑陽渚は魚(マゴチ)をシメるのが、コワくてなかなかできない。

③熊本弁でしゃべる

登場する4人のうち彼女、「ていぼう部」とやらの部長なんですけど先輩である彼女だけが「地元の方言」でしゃべるという設定になってます。
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声優さんも熊本出身を起用してることもあり、
「せからしかー」や「しょんなかねー」など熊本弁のイントネーションまでも忠実に再現されており、彼女が話すセリフひとつ一つがとても魅力的です。
最近ヒットしたいわゆるご当地アニメで、ここまでイントネーションまで忠実なのって、ないんじゃいないかな。
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(※余談ながら、「ゆるキャン△」で大垣千明が語尾でよく「~ズラ」と使っていたが、あれが山梨方言、甲州弁であることに最近気づいた。彼女が冗談ばかり言ってる子だから、ノリで言ってるのかとずっと思ってた。)

④あざやかに描かれる舞台
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作品のファンとなった私は、
舞台となった熊本県葦北郡芦北町を
いつか訪れてみたいと
この3年ずっと思い続けていました。
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そして、とうとうその日がやってきたのです。

   *   *   *   *

5月3日(水)祝日
この日、全国の高速道路で事故渋滞が多発し、
それは九州道においても例外でなく、
私は一日で2回も事故渋滞に巻き込まれるという、きわめて稀な災難に遭いました。
鳥栖から南関まで30kmの事故渋滞の電光掲示板の情報をうけ、あわててインターで下ります。
久留米で国道3号線に乗りましたが、大渋滞でピクリとも動きません。
「久留米といえば、チェッカーズだなあ」
と感慨にふける余裕もありません。並行する国道209号線に迂回路をもとめましたが、ここも大渋滞。近所のうなぎ屋さんに行こうとする地元の人やしまむらに子供服を買いに行くひとの車で大混雑。日のあるうちに目的地に到着できないとさえ覚悟しました。
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お茶で有名な八女(やめ)インター、事故渋滞の真っ只中を乗り継ぎ、
予定を大幅狂わせて午後14時半、
熊本県芦北町に到着。

インターを下りて道の駅で
トイレを借りる。すると、
おっ。
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↑地元ではまだまだ盛り上がっているのか!
・・にしても、道の駅の名前が「デコポン」ってなんだ?

町役場に車を停め(あらかじめ電話して了解ずみ)、折り畳み自転車をだしてさっそくGOだ!

『芦北大橋』 (OP:オープニング)
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↑くぅ~ッ! コレ、コレッ!
この3年間、この日をどれほど待ちわびたことか。
ほんとうにおれはここまで来たんだ!

どん曇りだけど☆NE♪
おまけに大潮の干潮時に出くわした。

旅の女神もひそやかに薄笑いか。
まあ、雨が降らなかったことだけでもメッケもんだ。

・・しかし、いまブログ書いてて気付いたが、左側見切られとるな!?
橋がぜんぶ写ってないやん。
ウソだろ・・。あれだけスマホで画像を確認したのに。
なんたるミスだよ。

今回のために自分で
「聖地巡礼マップ」作ってのぞんだのに。
仕事から帰って寝るまでのわずかな時間を工面して、
ウキウキ気分でこんなものをせっせと作ってました。
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『陽渚の通学路』 (第2話「リールとキャスティング」より)
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同ポジ・カメラがPANして、陽渚が自転車でフレームイン。
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↑ほんとうになんでもない場所で、カメラで撮ってると我ながらあまりの馬鹿馬鹿しさに笑ってしまう。
でも、このなんでもないところが、たいへん気に入っている。

海岸ぞいを自転車で走る。
前回ブログでも紹介した折りたたみ自転車。
作中と似たような場所でパチリ。(#2)
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バス停をみて、おやとなる。
「鶴木山」という地名らしい。
主人公の「鶴木陽渚」の名前はここからとったんだと、現地を訪問して知る。
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ああ、あれだな・・。
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『ていぼう部部室』
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私のような特別な観光客のために、案内表示がある。
漁具入れのただの物置が、いま熱い注目のスポットとなっている。
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そして、ひっそりとしたこの堤防も、熱い注目スポット。
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第1話「ていぼう部」より。
夏海初登場シーン。
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ほかに誰もいない聖地をひとりじめで
バシャバシャ写真撮ってると、
とどろく爆音を響かせて
バイク野郎どもがさっそうと通りすぎる。
おーい、寄らないのかい?
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5月の海に誘われるように、
海辺の町を人々は行きかう。
海辺にたたずむ私もまた旅人なり。
自分だけの真実を追いもとめ、
とうとうこんなところまでやってきた。
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ん? 釣りをしてる子がいるな。
気をつけなよ~。
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↑心配でしばらく見ていた。が、べつに心配せんでも、パパは離れたところにいたわ。

『海岸ぞいの道路標識』 (第3話「マゴチ」より)
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やがてビーチが見えてくる。
ここも作中に登場するのだ。

『鶴ヶ浜海水浴場』 (#3)
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『鶴ヶ浜海水浴場の案内表示』 (#3)
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↑作中では「亀ヶ浜海水浴場」となっている。

じっさいの海水浴場はかなりのにぎわい。
まだ5月だというのに、
夏を待ちきれないやつらが多すぎる。
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『夏の扉』 (#3)
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↑これだけ画像が上下逆。上段が作中。下段が拙撮。しかも、ぜんぜん構図ちがうケド、まあエエですやん。こんなの作中通り撮れるワケないし。気分、きぶん。

道ぞいに海の家が2軒あり、
そのうちの赤いほうにフラリ立ち寄る。
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喉がかわいたので何か冷たいものでもと思ったら、
店の応対してくれたここのおばちゃんが大の話好きで、
なんだったけな。道の、周辺の道路の話をしていて、
まだ復旧工事だときいて、
「エッ?」
となる。ここで忘れていた熊本水害の話になる。
2年前だし、もう終わってるでしょー。
そう言ったら、まだまだだと。
「わたしはまだ仮設住宅に住んどっと」
「まじですか」
仮設、というワードにかなり面食らったが、それよりも不謹慎ながらおばちゃんの口からポンポン出てくる熊本弁がうれしくてしょうがない。旅の途中、地元の言葉なんてなかなか聞けるもんじゃないんです。

アニメ『放課後ていぼう日誌』は2020年の4月から。
これにより、全国津々浦々のファンが熊本県に「芦北町アリ」って、はじめて認識するんです。アニメ見なきゃ、こんな最果ての地、誰も知りませんよ。
で、同年7月。
熊本・人吉市を中心に球磨川流域にかけ広範囲に水害が発生。
芦北町も水害に遭い、同在住の原作者も被災し、漫画連載を休止した。
漫画・アニメで芦北町を知った者は、「エエッ?」となりました。
おばちゃんと話するまで、水害のことすっかり忘れてたわ・・。

・・で、おばちゃんとけっこう長話したんだけど、
この高速道路渋滞のなか、「なにしに」
芦北町に来たのかと聞かれた、私も正直に
答えようと思い、店先のパネルをペチンと指ではじいて、
「これですよ。コレで来ました」
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↑おばちゃんも、「あー!」となる。このあー!は、軽侮ではなく「そういう人最近多いわー」のあー!であり、
じっさい私もここに来るまでに2名ほど見かけました。つうか、大型連休中だからもっと多いんかと思った。

すると、私を聖地巡礼中の信者と見るや、おばちゃんなにやらゴソゴソしだし、このようなものをくれた。なんだ?非売品の現地でしか得られないカードなんだろうか。こういうささやかな特典が、心中さわやかな潮風が通るようでなにげにウレシイ。
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↑すまんが、2枚写真をのっけさせてくれい!左が裏側の絵柄のほうがよかったのであとで撮りなおしたんだ。べつにどうでもいいと言われそうだが、オレはこだわる。

このあと、ふたたび堤防にもどる。
天気は下り坂で夕刻には空一面雲でおおわれる。
構図はわりと作中通りだが、光の加減で雰囲気がガラリかわることは否めない。
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せっかくの聖地巡礼、やはり釣りをしてナンボでしょう!
この作品の場合。
これがホントの聖地巡礼じゃないか?
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↑上がインサイド。下段が漁港アウトサイド。これはアニメじゃないよ。
かなり真剣に投げてみたんですけどねー、聖地巡礼の特典はなかったですワ。
なんか釣れると思ったんですけど。
ああ、アジングロッドは持ってきましたよ。
当たり前じゃないですか。

最後の聖地巡礼地に向かう。
作中に登場する実在の釣具店。

『たこひげや』 (第6話「アジゴ」より)
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ちゃんとここにも聖地巡礼用の
公式の案内表示が。
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↑のぼりも。釣具店専用ののぼりで、気合い入ってて笑ってしまう。こういうのぼりもやはり、芦北町観光協会がいちいちこさえたんだろうか。そんなことまで勘ぐってしまう。

店内に入ると、そこには
釣具店にはあるまじき光景が。
「エッ、ウソっ!? (喜悦)」
思わず声に出てしまったが、正直
正気の沙汰ではない。
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レジカウンターの前には単行本が置かれ、
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↑玄関の頭上には作者直筆サイン色紙が高々と掲げられている。
もう完全に記念館じゃん、ここ。

・・私はというと、店内ではアジングロッドをいれた竿袋をかかえ、

「アニメの聖地巡礼に来たんじゃないですよ」

釣りに来たんですよと、いかにもただの釣り人を装い、なおかつ買い物はいつも愛用しているアジング用ジグヘッド「アジチョンヘッド0.9g」400円を来店記念に買いもとめ、たくみにカモフラージュしたが、最終的にレジで、

「写真撮っていいですか?」

だったので、カモフラージュ意味なーし!!

店員さんもにこやかに「どうぞー」だったので、きっとそんな客ひっきりなしに来店して気にしてないんだろうな。わたしも腰が引けてるつうか、アニメ3年経って今さら来てる「ひけめ」感じるのか、妙にこそばゆいんですよ。

ああ、でも聖地巡礼よかったわ。
やっぱこういうの、いいわー。
なにがそんなにうれしいのかって言われそうですが、
率直にうれしい。おもしろい。

そもそもおれの車だってね、
アルファロメオ MiToだってね、
「ニード・フォー・スピード」っていうゲームがすごく気に入って、
あまりにゲームていうか世界観が好きすぎてとうとう、
ゲームに登場する車が欲しい!ってなって
本当に買った車なんですよ。

情熱こそが人の生きる糧(かて)であり、生き甲斐。
情熱をうしなったらそれこそ、おしまい。
ハイ、サヨウナラ。

   *    *    *

さて、今夜の宿に参りますか。

今夜の宿はなんと温泉宿。
温泉なんてあるのか?なんですが、このあたりは「湯浦温泉郷」。
この日は5月3日の大型連休真っ只中。
近隣のホテルは1ヶ月前から満室状態。
聖地巡礼は無理か?とあきらめかけてたとき、ネット予約のできない当宿にダメもとで電話したら、「空いてますよ」だって。
旅の女神は最後に微笑む。
「亀井荘」
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↑ホテルでもなく旅館でもなく、どことなく「民宿」っぽい。

女将さんに「コッチが夕食の間でアッチが朝食で男風呂は~」と案内されるが、そんなん一気呵成に言われたって覚えられるはずもない。
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↑廊下のポスターに、おっ!?となる。もしかして、盛り上がってるのか?こんなところまで盛り上がっているのか!

そしたら、盛り上がってましたよ。
なんとロビーに単行本と観光用、聖地巡礼マップ。
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↑なんだよ、聖地巡礼マップとかあんじゃん。
自作でマップまで作ったオレの苦労はいったい・・。

部屋は4畳半。
せまいのはべつにかまわないが・・。
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↑窓をあけたら道路!
幹線道路から外れてるので交通量の少ない町道だと思うが、いままで旅してこんなのはじめてだ。

オーシャンビューは聞いたことあるけど、ロード・ビューははじめてだ。
ロード・ビューだよ、おっかさん。
コイツが噂のロード・ビュー。
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↑お手洗いと洗面台の間取りに余裕あって、ちょっとホッとする。

さあて、温泉入りに行くとすっか!
本当に温泉なのか?
すると、卵の黄身のむわっとしたにおい。
硫黄泉だ!
でもそんなに体はぬるぬるしない。
温泉は39℃で比較的ぬるめ。
ながーく浸かって、湯治にもってこいなのだそうだ。
うひゃー!こいつは気持ちがイイじぇ~!
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温泉に浸かったあとは、おたのしみの夕食。
個室に通されたのでおどろいた。
なぜか写真もブレる。
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↑聖地巡礼を祝して個人的に乾杯!
・・やはり写真がブレる。

ごちそうがならぶ。
さっすが海の町。
これは「魚介づくし」ときたのかな?
左は焼き物。
車海老や太刀魚、さざえにハモなどがならび、
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↑お造り盛り合わせは、スペッシャル「ザ・地魚」!
おいおい、すごいのが来ちまったぜ~!!
左上から、コノシロ、イサキ、あ、このイサキは「炙り」ね。
太刀魚にアジ、カンパチに鯛。
・・フフッ、ぜんぶ覚えて帰りましたよ。

イヤハヤ、まいったね!
コイツは今宵もお酒がススムくんだな!
九州でしかも海のそばときたら、そらこうなるわな。
・・で、お酒のメニューをしげしげ見てて気付いたんだけど、この焼酎は<一合>ってあるけど、ホンマに一合なんですか?と聞くと、ええ、お銚子にというので真相を確かめるべく、ご当地の「葦分(あしきた)」をご指名。
メニューをみて思ったが、熊本は「米」焼酎文化圏なんだと。
九州南部、宮崎は麦と芋だし鹿児島はやはり芋。
でもよく考えたら、有名な「球磨(くま)焼酎」も米なんだよな。
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↑ロックで頼んだら、そんなに飲めないよというくらい冷水もきた。おまけにポットでお湯もきた。
・・昔宮崎に住んだ時、宮崎県人が夏でも、くりかえしますが夏ですよ?
芋をお湯割りで飲むのに仰天したが、熊本もそうかよ!と思ったら、これは食後のお茶用ですって。ガチョーン。

お料理はこれだけじゃないっす。
カンパチのアラの煮付けに、
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↑ご当地牛ロースの鉄板焼き。
これは宿泊をグレードアップして、1万3千を7千にした特別メニュー。
メニューはどうあれ、地元に還元したかったから。
それにしても、スジくらい引いて欲しかったナ。

魚菜の天ぷらのあと、
シメのご飯のかわりにお寿司、
握りがでてきて度肝を抜かれる。
うはッ!ご飯じゃなくて、握りかよ!
さすが芦北町だぜ。油断もスキもない。
さいごの最後まで魚で攻めてきやがる。
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↑デザートに、ここでついに「デコポン」がでてくる。
最初の伏線をラストで回収することになる。
地元の人に口々に言うことでは、デコポンはここ熊本が発祥。
ポンカンとはちがうんだぜ。

こうして、聖地巡礼の旅は終了します。

   *   *   *   *

この後のことは、とりとめもありません。

翌日5月4日の夕刻、帰路に就きます。
新門司港発、大阪・泉大津行き。
「阪九フェリー」
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5泊5日におよぶ長い旅路を無事終えようとしています。
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ありがとうございました。
これで私の旅の話はおわりです。
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Posted at 2023/05/19 19:53:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2023年05月02日 イイね!

長崎旅情

長崎旅情長崎での朝は、

ホテルの朝食ビュッフェから

はじまります。

ご当地メニューが豊富で

プレートにちょこんとのった赤いのが

「辛子明太子」。

九州にきたなあと実感。
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↑九州らしい、といえばメニューに「高菜めし」があった。うまかったので当然おかわり。
めし、というより高菜チャーハン食べてるみたいだ。

①亀山社中

長崎を観光するのに一計を案じました。
亀山社中は山手にあるんです。
まずは車でぐるっとまわります。
あらかじめ、駐車場も地図で確認済み。
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↑ところが、お目当ての駐車場まで来てみると、写真だとわかりにくいが鎖がつながれている。おもわず通り過ぎてしまう。エッ、入られないの?右手のせまい道の先で転回し、再度確認しようと戻ってきたら、駐車場からおばちゃんが。あとでわかったことだが、駐車場内にコーポがありその住人らしい。この時点で私もさすがにこの鎖は車を近づけると自動でさがる仕組みなんじゃないかと理解しはじめる。で、おばちゃんにきいたら、「そうじゃないですか。知らんけど」と大笑いされる。なかに入ると、時間で駐車は奥の民家のそばで停めるらしくその話はまたあとで。

5月2日(火)
やっとで車を無事駐車でき、カメラ片手に
さあ、長崎歴史散策だ!
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↑いきなりこういう風景からはじまるのかよ。尾道みたいだなー。

密集する民家のわきをくぐり抜けていくと、
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↑お、あれじゃないか。

「亀山社中跡」
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↑そばに記念館があるので入ってみる。
この建物は個人の所有で、厚意で貸し出され、長崎市が管理しているのだという。

奥に龍馬の手紙やら資料が展示されてるが、撮影禁止。
こっちはOK。
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↑やはり手前の刀に興味がそそられる。
自由に手に取っていいらしい。
(※刀は抜けません)
いっぺん刀って持ってみたいよね。
「今宵の斬鉄剣はひと味違うぞ!」
ちがう。そうじゃない。

ひと通り見たあと、駐車場にもどる。
管理しているおばちゃんと民家の出窓ごしにやりとりする。
この駐車場の異様なところは、やりとりはすべて出窓ごしに行われる点につきる。
このおばちゃんが大の話好きで、「銅像見てきた?」と聞かれ、「見てない。坂がしんどいのでもういい」とこたえる。
するとそこへバイク乗りのにいちゃんがやってきて、おばちゃんが「銅像見たよね」ときくと兄ちゃんは「見てきた」というのでおばちゃん、「ホラ~」と得意げになる。
兄ちゃんさらに、「海が見えました」というので、私も
「エッ」となる。
これはおれも行かなきゃならん流れじゃないか?
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↑こんどは坂を下りるのでなく、山ぎわの公園にむかうと、見えてくる。

ここから長崎市を一望できるとは!
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これは来てよかったな。
あぶない、アブナイ。
うっかりスルーするところだったワイ。
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↑ここの坂本龍馬像は、腕組みしてブーツ履きでしかも仁王立ち。

このあと、車で移動します。

②出 島

海岸ぞいの県営駐車場に車を停める。
今回の旅で唯一の愛車写真がコレ。
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↑さてさて!ここで今回の旅の秘密兵器登場

なんと!折りたたみ自転車持ってきました!
信じがたい話ですが、本当に車に積んできました。
レンタルじゃありません。
もともと犬の散歩用に、昨年暮れに近所のコメリで2万後半のお値段で買ったものです。
ぜったい市内観光に役立つと思って、満を持しての登場です。
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↑ホラ、アルファロメオMiToに入るんですよ。
しかしいくらなんでも車内に自転車積むなんて、アルファロメオ乗りの風下にも置けませんな。

でもこれで観光がはかどる!
自転車でスイスイ。
5分で出島に着いちゃったよ!
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↑路面電車がこんなとこ走ってる!

立ち並んだ洋館をみながら、
出島を反時計回りにぐるっと。
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↑橋の上を路面電車が。その向こうは中華街。長崎らしい風景の連続にシャッターを切る手が止まらない!

出島の入り口の方向。
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↑なかに入れるみたいだな。

せっかくだから入っちゃおう!
あとで後悔しそうだから。
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↑すると、建物の一軒一軒にテーマごとにゆかりの品々が展示され、

こういうの、興味ある人はわかるんだろうけど。
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おれとしては、こっちに感動したね。
うおッ!「解体新書」がある!
タ、ターヘル・アナトミア・・。
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↑うはッ!「ズーフ・ハルマ」もあるッ!
最初のオランダ語辞書。
福沢諭吉は大坂・適塾時代に使ってたし、勝海舟なんて家が貧乏なのに無理してお金を工面して手に入れたという歴史的に重要な一品。まさか出島で見られるとは知らんかった・・。


ところで・・。
今回出島をおとずれて、地図をみてずっと気になっとるんですが。
出島って、街中にあって海に面してませんよね?
(ピンクで囲った場所が出島。)
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でも、みんな知ってる出島ってこんな感じですよね?
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↑みなもと太郎「風雲児たち」より。幕末編第10巻。
真ん中のコマは勝海舟。

ひょっとして、建物は復元したけど場所そのものは本来の位置とちがうのかも。

すると、このあと訪れた稲佐山ロープウェイの乗り場で謎が解けました。
神社に奉納された額に、明治時代の長崎の絵図がえがかれている。
真ん中が出島らしいので、出島の南側はすべて埋め立て地で昔は海だったんだ。
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あと、みなもと太郎「風雲児たち」で、
「勝麟太郎(まだ海舟じゃないとき)がズーフ・ハルマを手に入れる」
というくだりをみつけたので、ちょっとご紹介。
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(※ワイド版19巻より。前掲が安政二年の勝海舟。コチラが弘化三年(1846年)あたりだから、ざっと10年前)

このあと、筆写(コピー)するんですが、
なにしろコピー機なんてないですからね、
徹夜で筆写して余分もやって、そのよぶんを「写本」として高値で売って、家計の足しにしたり。
勝海舟の若いころ、蘭学修行時代って、もう笑ってしまうほど底抜けの貧乏だったんです。
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・・この漫画読んでて、長崎行きたいって思うようになったのもあるなァ。
幕末史って、長崎抜きには語れないんですよ。

③長崎ちゃんぽん

・・などとやってたら、もうお昼。
もう昼かよ! ヤバい。
まだ出島しか観光してないのに。
ちゃんぽんのお店をさがさねば!
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↑自転車で走ってると、エラい店をみつけてしまう。
「味美(あじよし)」
看板にちゃんぽんと書いてあるから食べられるんだろうが、
店のあまりの小ささに二の足を踏む。

思い切ってのれんをたぐる。
よかった。ちゃんぽんがある。
特製ちゃんぽんを注文しよう。
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↑ていうか、この店のせまさはなんなんだ!

まさにうなぎの寝床。
いったい何坪なんだろう?
こんなせまさでお店なんかできるのかっていうくらい、せまい。
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↑するとおばちゃんが、・・話によると母娘の二人で店を切り盛りして娘がおれとおなじくらいだからお母さんだな。
お母さんが「ハイッ」って、お茶碗出すんですよ。見たらなんかミニ中華飯?
もうね、ここからこのお店のびっくりするような異常さがどんどんでてくるんです。

「エッ、ナニ?」
ってなりますよね。特製ちゃんぽん頼んだのになぜかミニ中華飯出てくるんですよ?
そしたら、「サービス」だって。お母さんが。
となりのサラリーマン風のふたりにも出したから、こっちにもサービスしないといけないでしょうみたいなことを、長崎弁で「しよらんと~」みたいな感じでにぎやかに説明され、もうおれは大爆笑。お通しかよー!
どうりでとなりのサラリーマン2人、なんで皿うどんとちゃんぽんを同時に食ってんだろうと思ったんだよ。
ていうか、特製ちゃんぽん大盛りの前に中華飯まで食うのかよ、おれは。

特製ちゃんぽんのできあがり。
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↑盛りつけは大ざっぱ。だがしかし!
これがうまいのだ!
こういうちゃんぽんが食べたかったんだよ!
長崎にきて、すごくうまいちゃんぽん食べれるなんてラッキー。
いっきに平らげる。ホテルの朝食ビュッフェを腹八分目にしておいて正解だった。

そしてさらなる異様な光景を目撃する。
奥のサラリーマン、どうやって帰るのだろうと思ったら、
なんと信じがたい話だが厨房を通って店をでる。
あまりのせまさに常連客が考案したスタイルかと思ったら、
私自身注文して実際に食べるまで、どんどん奥へと席を詰めている。
最後自分も店をでるとき厨房を通るんだろうなと予感するだけで、
長崎における想像だにしなかった一大イベントに胸がときめく。
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こんなふうに写真をバシャバシャ撮ってると、厨房の母娘に観光客とばれてしまい、どこから?と聞かれたので、「和歌山からきた」とこたえると母娘にかなり驚かれた。
あわてて「でも両親は九州なんで」と言ったが、あまり意味のないフォローだったかな。
自転車で観光と伝えると、写真のようにペットボトルの水をお母さんはくれるのだが、コレさっきサラリーマンの飲み残しじゃないの。超絶アバウト。
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↑で、さいご本当に厨房から出る。
ちゃんぽん食べたら厨房通って帰る店。
もうね、笑いが止まらない。
最高すぎる。

以上、怒涛の九州ラーメン紀行は終わり。

③眼鏡橋・オランダ坂
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↑散策を再開します。やっぱ自転車ラクでいいわ。
地図でだいたいの見当つけて、眼鏡橋はたぶんコッチのほう。

ひとつ向こうか。
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↑これが有名な「眼鏡橋」かー。
・・なんか、思ってたのとちがうな!
橋の向こうにレトロな昭和の街並みが見えるんじゃないの?
まわりもアイスクリーム屋さんとかあって、すっかり観光地。

オランダ坂へ向かう。

長崎の街並みをこうして散策していると、
アレですね。
長崎は佐世保とちがって、神戸でも呉でもない。
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↑長崎は長崎なんだなと実感します。
そして、はじめて来たはずなのに、なぜだかふと懐かしい。

有名な観光地、オランダ坂。
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↑と思ったら、コッチがオランダ坂。
観光客でにぎわっている。
この先は特になかったので、もどります。
グラバー邸もなし。

④稲佐山展望台

港町を散策する。
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↑浦上川ぞいをひたすら北上。

ロープウェイ乗り場は神社にある。
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↑乗り場はなぜか、高田真由子の旦那のチリチリパーマのバイオリン弾きが満面の笑みで迎えてくれる。
びっくりした。なにしてんの?どうやら夜景のテーマ曲を作ったらしい。縁もゆかりもない人が?さだまさしでええやんと思う。
(ただしわたしは「クライズラー&カンパニー」のファンです。あと葉加瀬太郎は大阪・吹田市出身です)

ロープウェイで上がると、またまたすごい眺望に。
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↑稲佐山は標高333M。東京タワーとおなじ。
てっぺんには立派な展望台があるのにおどろいた。
テレビの電波塔もある。
ていうか、車で来れるんだ!?

おおーッ!
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↑真ん中の白い建物は宿泊してるホテルでございます。

手前はJR長崎駅。
九州新幹線開通でリニューアル工事したそう。
奥にあるカゲみたいな山は、案内表示によると雲仙だそうでビックリ。
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↑昨日はなかった豪華客船が。長崎に似合うね。

右にカメラをむけると、
三菱重工業・長崎造船所がフレームイン。
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↑はるかかなた、正面ちいさなふたつの島影は軍艦島。

この望遠鏡なら、軍艦島の構造物までみえるらしい。
旅の途中、たまにはフンパツしてと100円硬貨をゴソゴソやるが、おどろいたことに硬貨の投入口がない!
なんと電子マネーのみ。エラい時代になったもんだ。
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↑ホテルに帰るとき車を運転しますが、長崎市は運転がコワいんだぜ!
路面電車も走ってるし、どこ走っていいかわからん!

港町がトワイライトに染まるころ。
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↑ひとっ風呂あびた私は、まずは一献。
アサヒ、スーパー、ドゥララァァーーーィィッ!!

お造り盛り合わせは、
きのうの桜鯛からきょうはアラへ様変わり。
アラとは、九州ではクエのこと。
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↑八珍は特筆すべきは赤い「からすみ酒盗」。

今夜は和牛で鉄板焼きだ。
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↑メチャうめーお肉におもわずニッコリ。

茶碗蒸しにウニが入っとる。
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↑料理もいいけど私としてはめずらしいことに、器のほうに興味を持った。へえ~。なかなか趣きあるんじゃないの。

ああ、いまおれは旅をしている。

長崎に。
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次回ラストオーダー。
情熱の聖地巡礼は、来週末に掲載予定。
残業と土曜出勤にも負けず、
ガンバッテ写真ヲ現像シテマス!
Posted at 2023/05/13 18:21:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年05月01日 イイね!

長崎にっしょうかんからの夜景

長崎にっしょうかんからの夜景5月1日(月) 早朝。

大阪南港からフェリーで

九州に上陸しました。

長崎にはすぐさま直行しません。

30年ぶりの九州。

いくつか寄りたい場所があるんです。

   *   *   *

まずは、北九州市
JR小倉(こくら)周辺。
勝山公園地下駐車場に停め、
ここは小倉城もあるし、
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北九州市の老舗であり唯一の生き残りデパート。
井筒屋を目視にて確認。
黒崎そごうはもうないって言うしね。
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そしてお目当ての、
①北九州市立 松本清張記念館
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「Dの複合」の舞台、木津温泉のえびす屋旅館とともにこれもひとつの聖地巡礼?
念願かなってここまできたんだぜ!
ぜったい死ぬまでに来ようと思ってた。

ところが!館内撮影禁止
えー、マジすか?知らんかった。

「点と線」や「球形の荒野」、そして「西郷札」の生原稿とともに創作ノートが展示されてたのがよかった。
これに比べれば、大阪・東大阪市にある「司馬遼太郎記念館」はねー、最低ですよ。生原稿ひとつしかありゃしない。もっと創作ノートとか資料見せろよ。学芸員はなにやっとんじゃい。オレと変われよ!って思いましたもん。

展示品が充実してて、最高。
氏が愛用したニコンF-501が2台。レンズが28㎜、50、135、70-200ズーム。
なかでもすごいのが、視力が衰えた氏がニコンに作らせたというニコンF3松本清張スペシャル。特注の液晶表示が外部につけられている。

いちばんおもしろかったのが、特大パネル。京王井の頭線を航空撮影したもので、昭和40年代だろうと思う。当時氏は杉並区高井戸に住んでいたのは有名。自宅は線路沿いだったらしく、井の頭線の電車撮ってるのに、自宅に庭にいる松本清張がたまたま偶然写っていたというもの。今でいうストビューに写ってた、っていう感じですな。

次に向かった先は、おなじ北九州市、若松区
 たかとうやま
②高塔山展望台
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地図にすると、こんなふう。
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駐車場から新緑の公園のなかへ入っていくと、
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↑広々とした展望台がある。

ここから見える風景。
これがみたくてここまできた。
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 わかと
③若戸大橋
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↑日本の高度経済成長期の象徴ともいえる赤い橋。
さっき車で渡ってきました。

洞海湾の向こうにみえる工場が、日本製鉄・戸畑(とばた)製鉄所。
若戸大橋の右側、ここからはちょっと見えませんが、むかし八幡製鉄所あったのをこっちに移転した。理由は、時代とともに船舶も大きくなって若戸大橋の下をくぐれなくなったから。製鉄所を洞海湾の内でなく、外に出した。(父・談)
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北側、響灘(ひびきなだ)の方向。
私の母は、ここ若松が生まれ故郷。
父は生まれは佐世保だが、この若松で育った。
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↑公園内にある、通称「かっぱ地蔵」。

母からよく、「たかとーやま」とこの「かっぱ地蔵」はむかし耳にタコができるくらいきいていたので、念入りにお参りしとく。
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↑背中に釘が刺さっている。これにゆえんがあり、名物みたいになってるのだ。

ただ、ここへは来たのははじめではななく、
学生のころ北九州市八幡西区にすんでいたので、、
そのころ来たことがあります。自転車で。
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なにかを再確認するため、ここへきました。

さて、つぎは父の生まれた佐世保に行きます。
佐世保って行ったことないので、この機会にぜひ行っておきたい。
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九州道を走り、古賀サービスエリア。
ここでお昼にしよう。
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↑フードコートに「一蘭」というラーメンのお店。きっと有名な人気店なのだろう。

店内に入ると、なにやら厳重なほど仕切りで囲まれた異様な席に通される。囚人の面会みたいで、この時点で正直メシを食うという体をなしていない。おまけに注文は用紙に記入したり、追加注文は右手に見える札で店員とほとんど会話せずに食事ができるシステムらしいけど、かなり面食らう。ていうか、あきれてしまう。
そんなに他人と会話がイヤなら、外に出かけずに家でカップ麵でも食ってろとおもう。
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↑こだわりのスープはたしかにうまいんだけど、なにかちがうんだよな。
930円

鳥栖(とす)JCTを経て、長崎道へ。
金立というサービスエリアはなんて読むんだと思ったら、「きんりゅう」だって。
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↑こじゃれたスタバがあったが目もくれず、

フードコートに「徐福亭」とかいううまそうなラーメンがあったので、信じがたい話であるがラーメンを注文する。もちろんさっきラーメンを食べたばかりである。古賀SAが11時40分。今の時間が13時すぎ。そうこれが、怒涛の九州ラーメン紀行なのだ!
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↑紅しょうががうれしいが、なんだかマルタイの棒ラーメンの味だ。
スープも「一蘭」のほうがまさる。値段は670円だったか750円だったか忘れた。

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えー、ここでですね、ちょっと時系列をかえて。

これでは帰れないでショ。和歌山に。
うまいとんこつラーメンを食べるまでは。
で、ですね、3日後の話になるんですが、
旅の帰りにいまいちど北九州市に寄るんです。

JR小倉駅の近くのラーメン店、
店名は「悟空」。
鳥山明も堺正章も関係ない。
つかもうぜ、ドラゴンボール。
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↑600円のラーメンをすすった瞬間、
コレだ。これだよ!!
おれが北九州市にいたころ食べたラーメンの味だよ!

高菜」が鉢にてんこ盛りなのも昔とおなじ。
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↑もちろん私がこの店に来たのは、はじめて。しかも適当にえらんで入った店。そこで偶然、昔の味に再会できた。なんとも言えない気持ちになって、思わず箸をおいてふたたびシャッターを切った。そして店主をみたが、店主は知らんぷりでスポーツ新聞に見入っていたので、私はこの感動を誰に伝えればいいのかとうろたえるが、この広い世界でわたしの感傷などゴミみたいなもんだと思い直してふたたびラーメンを味わった。

・・というわけで、イヤイヤ!
「怒涛の九州ラーメン紀行」はこれで終わりじゃないですよ。
次回の長崎でクライマックスをむかえますので、お楽しみに!

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④佐世保

佐世保市は、高速の高架の両側に高層マンションが立ち並んで、走っていてさながら「神戸」を連想させる。
チラリ軍港も見えたりして、「広島・呉」もチョット入ってる。
なかなかの都会。

高速のインター口に、佐世保バーガーでたぶん有名な店が客でにぎわってるのを見た。
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↑裏通りに入り、

きっとこれも有名な中華料理店にちがいない。
ここで「弓張岳展望台」の案内をみつける。
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↑山をあがっていく。なんだなんだ。最初の高塔山展望台といい、今回の旅は山ばっか走ってるぞ!

 ゆみはりだけ
「弓張岳展望台からの佐世保全景」
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手前にみえるは、米海軍基地。
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↑むこうが、海上自衛隊の基地。
・・と思ったら、いま地図で確認したらどっちも海上自衛隊の基地になってるな!
アリャ?いつから佐世保に2隻のいずも型護衛艦が停泊するようになったんだろう。
そもそも佐世保に米軍基地ないのか?
ここまで書いて、佐世保が生まれ故郷の父に訊いたら、「当時米軍基地だけで自衛隊の基地なんかなかった」
イヤイヤ!終戦直後の話してんじゃないんよ!

   *   *   *   *

さあ、いよいよ長崎にまいります。
ところで今回の旅で自分も知ったんですが、
佐世保長崎ってかなり距離あるんですね。
もっと近いのかと思った。
「ヨコハマ・ヨコスカ」みたいに。
アンタ、彼女のなんなのさ。
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今回泊まる宿は夜景がウリなので、長崎市内でも山手にある。
ここまで来るのにせまくて急な坂をえんえん上がってきたが、
さいごにこの急勾配の坂を登れというのか!登れるのか?
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にっしょうかん 新館 梅松館

なんか・・、ボロい建物だ。
ほんとうに新館なのか? 大丈夫かこのホテル。

あと、ブログタイトルでは
「長崎にっしょうかん」
としましたが、じつは正確ではありません。

ここには「長崎にっしょうかん」
「にっしょうかん 別邸 紅葉亭」
「にっしょうかん 新館 梅松館」
の3軒のホテルがあり、いずれも
同グループ系列ですが宿泊内容に差があります。

わたしの場合は、「ひとりで泊まれて」「夕食がビュッフェスタイルじゃない」宿をえらんだ結果です。

部屋は和室。無駄に二間あり、
広縁もごらんのとおり無駄に広い。
奥の調度品が唐物って感じで、さすが長崎のホテルだな。
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で、ここからの眺めに、わたしはおもわず感嘆の声をあげることになります。

うおおーーッ!?
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マジかよ。
こりゃ明日、「稲佐山展望台」行く必要なくなったな!
(冗談です。行きます)
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↑正面ちょい右の山がその稲佐山。てっぺんに展望台がある。

しっかし、絶景すぎて笑うしかない。
絶景はいいけど、コリャ明日の長崎市内観光はたいへんなことになるぞ。
コレ、おりなきゃいけないんだろ?どうしよう。
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さて、無事に宿にチェックインできたことだし、
ひとっ風呂浴びてくっか!

仕事の疲れをおん・・温泉じゃないな、ここ。
露天風呂で癒すぜ!
ふぃ~。ごくらく極楽。
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露天風呂からあがると、
長崎の街は夕陽に染まりだす。
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夕食は、会席料理となります。
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「刺身盛合せ」
桜鯛とヒラマサ、そして本マグロ握り。
さっすが長崎、お造りがうまいぜ!
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メインは牛しゃぶしゃぶ。
なんだよ、写真ブレとるやん!何年カメラやってんだよ!
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「長崎八珍」
手前が菜の花寿司桜葉包み。奥が白身魚の南蛮漬け。左がサバの燻製。
右の緑は「ちまき」なんだけど、長崎名物なんだっけ?あるいはただ単に端午の節句か。
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ホテルはボロいが、
料理はなかなか気合い入ってる!
今夜もお酒がススムくんだな、コリャ!
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まずは、「福田 純米吟醸」をえらぶ。
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焼酎は、給仕のおねいさんに「軍艦島ってのがいちばん上にありますけど、オススメなんですか?」ときくと、「そうです!」と力強く返されたので、素直に従うことにする。

「軍艦島(麦)」
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料理はまだまだ、これから!

「春さざえの酒蒸し」
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「豚角煮」
なんで長崎で豚角煮なんだ?沖縄じゃあるまいし。
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「季節の炊き込みご飯」
お漬物は「卓袱(しっぽく)漬け」というらしい。
卓袱の意味解釈が広すぎてようわからん。
卓袱って、中華料理の丸い円卓のことだろ?
あと、お味噌汁は赤みそだったことが意外。
九州は白みそなはず。なにゆえ?
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部屋に戻れば、そうそう夜景とらなくちゃ!
夜景撮らずに何のためにこの宿に泊まったんだ。
三脚もってきてないけど、かんたん簡単。
長崎100万ドルの夜景だって、一枚撮るだけで十分ですわ。
何年カメラやってきたと思ってるんです?
窓辺にカメラおいて、テキトーに。
ほい、パシャリ!
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※4:3のアスペクト比を上下トリミングして16:9にしてあります。
マジ上下いらないしネ。

次回は週末土曜掲載予定。
長崎旅情編をおたのしみに!
Posted at 2023/05/07 18:12:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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