MiniCar|RAI'Sトヨタクラウン2004警察本部刑事部捜査課指揮車
投稿日 : 2008年12月21日
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2008年12月リリースのRAI'Sクラウンシリーズ、覆面仕様は捜査用車両がモデル化されました。
170系クラウンの覆面車両は交通系が頻繁に見かけられますが、一方で捜査系車両もそれなりの台数が導入されています。
モチーフとなったのは"警察本部刑事部捜査課指揮車"。要するに警視庁を筆頭に各都道府県警察本部の捜査課に所属して、課長などの指揮官が専用に使っている車両です。
今回のモチーフはズバリ、警視庁の捜査一課長専用車。
実車に則して細かい部分も再現された商品です。
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ベース車両は3,000ccのノンターボエンジンを搭載する「アスリートG」。クラウンとして初めてアスリートシリーズをラインナップした170系、2,500ccのターボエンジンに注目は集まりがちでしたが、ロイヤルシリーズと同じ3,000ccエンジン車の設定もありました。
市販仕様と同じようにアルミホイールを装備。リア三面にはプライバシーガラスが備わります。
そして室内には無線機をはじめとした警察車両専用装備が備わりますが、幹部専用車ということで前後のシートには白いレースの半カバーがかけられています。もちろんこの点もペイントでしっかり再現されています。
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フロントフェイスはメッシュのグリルがアスリートの証。
ルーフには中央にマグネット着脱タイプの赤色警光灯が1つ装着された状態を再現しています。
この警光灯、強力なマグネットでルーフに備えつけられるのですが、万一走行中に脱落したら一大事。
そこで捜査用覆面車両の多くには、ルーフの警光灯装着位置に小さな"脱落防止ピン"が設けられています。
これが警光側の固定用穴にひっかけられるようになっていて、緊急走行時の警光灯脱落を防止しているのです。
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リアビューでは数多くのアンテナが目立ちます。
リアウィンドゥに車載テレビアンテナ形状のTA型、トランクリッドには左右に1本ずつ自動車電話アンテナ形状のTL型。
幹部車両ということで、複数の通信系統を有していることの証なのでしょうか。
ちなみにクラウン・アスリートといえば丸いテールランプがひとつのアイデンティティになっていますが、丸形が採用されたのはこの型の後期型から。
この車両は前期型なので、テールランプはロイヤルシリーズにも似た意匠のものとなっています。
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「アスリート」がベースなので、フロントグリルはメッシュタイプのものを備えています。
そしてグリルに装着される「Athlete」のエンブレムもしっかり再現。
そして更に注目なのがグリルの奥に一対備わる前面赤色警光灯。警視庁の場合、大半の幹部用覆面車両には通常の捜査用覆面車両には備わらない前面赤色警光灯が装備されています。
これは幹部車両ならではの運用形態によるもの。通常の捜査車両は2人1組で乗務するので、緊急走行時には助手席の人が周辺の安全確認やマイクを使った警告案内などを行ないます。
しかし幹部用車両では前席に運転手、後席に幹部警察官というスタイルで緊急走行を行ないます。つまり運転手一人で周囲の状況確認も行なわなければならないため、被視認性を向上させて安全を確保するために前面赤色警光灯も備えていると想像できます。
ちなみに私も都内で何度かこの幹部車両が緊急走行している場面に出くわしましたが、やはり前席は運転手一人状態なのでマイクで何かアナウンスするでもなく、ただサイレン&赤色警光灯のみでの走行でした。
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アンテナが林立する後ろ姿は、VIPの周辺を固める警護車両にも似た雰囲気の捜査指揮車。
RAI'Sでは2007年6月にも、日産グロリアの捜査課指揮車をリリースしていますが、それに続いて久しぶりの指揮車両モデルとなりました。
それにしても個人的に不思議なのは、この次の"ゼロ・クラウン"も同様ですが、捜査系にアスリートシリーズ、交通系にロイヤルシリーズが充てられていること。
確かに170系ではまだアスリートシリーズの方が少数派的な時期もありましたが、少なくともゼロ・クラウンについては高速道路上などで見かける機会は一般車に限ればアスリートシリーズの方が多いように思います。
つまり、ロイヤルシリーズのテールランプを見ると自然にこちらも構えてしまうわけで、その場合は7割方交通系覆面車両と遭遇する結果になっている印象。交通系をアスリートシリーズにした方が秘匿性が上がるような気もするのですが・・・。
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