MiniCar|KYOSHO トヨタクラウン 個人タクシー
投稿日 : 2009年02月05日
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日本の1/43スケールダイキャストミニカーを代表するブランドが、京商のJ-Collection。
日本車から人気の車種を幅広くモデル化しています。
その完成度の高さから、企画商品も各社から多数がリリースされていますが、今回発売になったのは"個人タクシー"。
2車種同時発売となりましたが、まずは先々代にあたる170系トヨタクラウンからご紹介していきましょう。
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既に東京都内では最新の200系クラウンも個人タクシーやハイヤーとして見かけるようになっていますが、まだまだ170系も現役で走っています。
ボディカラーはフォーマルシーンにも対応するブラック一色。冠婚葬祭や大切な顧客を迎えるような場面でも、ハイヤー並の高い格調ある雰囲気を醸しだしています。
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正面から見た姿は、ゼロクラウン以降のモデルと異なり、フロントフェイスも大きめの威風堂々としたもの。
黒塗りボディとなると、大型のメッキグリルと相まって、一層の重厚感を見せています。
個人タクシーということで、ナンバープレートは緑地に白文字の営業ナンバー。
実在する特定の個体を再現したわけではないので、プレートにリアルな表記がなされていないのは、少々残念なところです。
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このモデル、リアビューにはちょっとした問題点があります。
トランクリッド左には「アスリート」のグレードエンブレムが再現されていますが、フロントグリルやヘッドライトユニット、テールランプを見る限りはロイヤル系が再現されているのです。
例えば170系前期のアスリートはまだ丸テールランプ採用前でしたが、ロイヤル系とはデザイン意匠が異なります。
またフロントグリルはロイヤル系が格子状であるのに対して、アスリートには細かいメッシュ状のものが備わっていました。
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今回のモデルは室内も細かく造り込まれています。
そこでボディを外して、室内を見てみることにしましょう。
まずタクシーならではの装備として「料金メーター」がインパネ中央のカーナビゲーションモニター上部に備わっています。
そして助手席前のインパネには空車表示灯。室内側に向けては法令で表示が義務づけられている「運転者証」がありますが、こちらも良く雰囲気を再現しています。
さらに運転席には透明なアクリルの「防犯板」も設置。最近はタクシー強盗のニュースが多く伝えられていますが、防犯板の需要がとても増えているそうです。
またシート表面には白い印刷で「レースのシートカバー」が再現されています。
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ルーフにはタクシーならではの装備、「行灯(あんどん)」が備わります。
この行灯は事業者名を周知させる役目のほかに、緊急時の「防犯灯」を兼ねています。何か異変が生じると、運転手のスイッチ操作によって赤く点滅して外部に異常を知られることが出来るのです。
また東京などでは夜間の営業状態表示にも使われています。
空車時は点灯、お客さんが乗った実車時や回送などの非営業時は消灯することで、遠くからでも一目で空車か否かを判別することが出来ます。
この「行灯」の隣には、今どきのタクシーらしく「カードOK」のサイン。今やタクシーの料金精算でもクレジットカードを使えることが増えていますが、とにかく便利になったものです。
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このモデルは俗に「提灯」と呼ばれる丸形の行灯を備えた個人タクシー。
この行灯は日個連東京都営業協同組合という団体に加盟しいている事業主の証。
ボディカラーは単色の白やシルバー、そして近年になって黒が認められたことから、加盟事業主の車にもバリエーションがある団体です。
車体には左右ドアに事業者名が記されていますが、このモデルでは「(個人)鈴木タクシー」とあります。
そして本来であればフロントドア前方あたりに営業拠点地名が記されるのですが、実在する個体を再現しているわけではないので、モデルでは省かれてしまっているようです。
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