MiniCar|RAI'S マツダRX-7(FC3S)1989警視庁高速道路交通警察隊車両(速30)
投稿日 : 2010年01月13日
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RAI'Sの警察車両シリーズ、2009年を締めくくるアイテムに選ばれたのは、ちょっと懐かしさを覚える高速道路交通警察隊の制服仕様パトロールカー。
二代目となるマツダサバンナRX-7、FC3S型がチョイスされました。
この車両は警視庁の高速道路交通警察隊に配備された車両の1台。
東京都の予算、すなわち都費導入車両であり、全国でも東京でしか見られないレアなパトカーでした。
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"和製ポルシェ944"とも称されたFC3S型、サイドビューには確かにポルシェ944との類似性も感じさせられます。
大柄なプレスドアとガラスハッチを備えたピュアスポーツクーペは、首都高速道路などで問題になっていた"ルーレット族"と呼ばれる暴走車両の摘発や、交通違反の抑止効果を狙ったと思われる存在。
また警視庁のシンボル的な存在として、様々な行事などにも駆り出され、展示などを通じて交通安全啓蒙活動にも重宝されていました。
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低く構えたノーズにはリトラクタブル式ヘッドライトを備えます。
そしてエアーインテークバルジが付加されたフードの下におさまるのは、もちろんマツダ伝統のロータリーエンジン。
初代コスモ・スポーツから脈々と受け継がれるロータリー、このFC3S型には2ローターの13B・インタークーラーターボエンジンのみを組み合わせています。
ちなみに交通取締用パトロールカーとしては珍しいことに、前面警光灯が備わっていません。
スペース的に装着が難しかったであろうことは想像に難くないですが、最新のRX-8がフロントに"ニョキッ"と一対備えているのに比べて、格段にスマートな印象です。
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1989年4月のマイナーチェンジを受けた後期型なので、テールライトは丸型になっています。
このコールサイン「速30」はリアに純正のスポイラーを備え、右リアフェンダーからは無線用のアンテナが生えています。
白黒ツートンの制服仕様では原則としてボディ左右と後面に所属本部表記がありますが、小さめに右オフセットで警視庁と入れられています。
これはスペースの制約に加えて、中央にハイマウントストップランプが備わっているため、3文字をバランス良く入れる苦肉の策だったのでしょう。
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社内試作呼称"P747"とされた二代目のRX-7。
初代SA22Cの誕生から約7年半を経て生まれたこのモデルは、日本のみならず海外の市場でも絶賛された名車と言える一台。
警察車両としては初代のSA22Cも若干数が存在、続く二代目のFC3Sは警視庁でのみ導入と稀少車種。
その後、FD3Sは警察庁が国費導入するも、配備数は全国で僅かに7台のみ。そしてRX-8に代替わりした現在、RX-8もFC3S型同様に警視庁のみが導入しています。
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