MiniCar|RAI'S スバルレガシィB4 2.0i (2002) 山形県警察 所轄署 警ら車両
投稿日 : 2010年06月06日
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スバルの中核車種であるレガシィは、歴代モデルが警察車両としての納入実績を持っています。
ただし、初代と2代目は主に捜査用覆面車両として全国で活躍しましたが、3代目のセダン(B4)は降雪地域の警ら車両や一部地域で交通取締用覆面車両として納入されたものの、全国的に見れば"稀少車"の類でした。
ただし3代目のステーションワゴンは捜査用車両として全国的な配備があり、ワゴンボディの覆面車両は使い勝手の良さが好評だったようです。
そして4代目になって見かける頻度が増加。
再び捜査用覆面車両として全国に配備されたほか、交通取締用制服仕様が国費導入と県費導入での採用となりました。さらにステーションワゴンの暴走族対策車両、アウトバックの機動隊車両と警護車両といった具合に、多彩な活躍の場を得たのです。
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そんな中で今回RAI'Sがモデル化したのは、所轄警察署に配備された警ら車両。モチーフとなったのは山形県警察酒田警察署の車両です。
レガシィと言えばターボエンジンが象徴的な存在ですが、この警ら
車両はノンターボの2,000cc水平対向エンジンを搭載したモデル。
いわゆる「B型」と呼ばれるイヤーモデルで、導入年次は2002年。その特徴であるドアミラー下半分に設けられたウィンカーなども、しっかり再現されています。
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警視庁に配備されている高速隊の車両ではLED式の採用も見られる前面警光灯ですが、この車両はスタンダードな電球式がフロントグリル前に一対備わっています。
グリル中央の六連星エンブレムは警察の紋章である旭日章に置き換えられているのは、他の制服仕様車両と同じ処理。
そして助手席側ドアミラーには、上に載せられるタイプの相勤員用補助ミラーが装着されました。
この補助ミラー、別の本部にある個体ではAピラーに取り付けられているものもあったりと、"個性的"な車両も存在しています。
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昨今、警ら車両には昇降式の赤色警光灯を備えるケースが増えてきています。
しかし、このレガシィB4に装着されているのは、固定式のブーメランタイプ。そのため、ルーフ部がスッキリした印象のルックスになっています。
リアビューでの注目点は、2.0iという類別をベースとしているがゆえの"1本出しマフラー"。これがターボや3,000ccエンジン車になると"2本出し2"なります。
もう一点は"リアワイパー"の存在。実はこの型式のB4警察車両でリアワイパーが備わる個体は稀な存在。ミニチュアではスモークガラスと併せて装備が再現されていますが、実車はオプション装着していたということなのでしょうか?
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歴史を紐解くとレオーネ、近年ではインプレッサWRXが捜査車両として全国配備されるなど、意外と警察車両としても活躍を見せているスバル車。
モデルチェンジを受けてボディサイズを拡大した現行モデルも、既に制服仕様の警ら車両、私服仕様の捜査用覆面車両としての導入が進んでいるほか、警護車両としての導入も始まっているようです。
警察車両の世界では、三菱のシェアが低下する一方でスバルが勢力を拡大しつつある、というのが昨今の状況です。
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