MiniCar|RAI'S マツダRX-7 Type RS 1998 群馬県警察高速道路交通警察隊
投稿日 : 2010年08月06日
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日本が誇るロータリーエンジンを搭載したピュア・スポーツ、マツダRX-7。
1978年に初代・SA22型がデビュー、1985年のフルモデルチェンジでFC3S型となり、1991年には二度目のフルモデルチェンジでFD3S型へと進化を遂げました。
1998年から通称IV型と呼ばれているモデルが警察車両として国費導入されました。その数は全国で7台と言われ、各本部の高速道路交通警察隊へと配属されたのです。
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ボンネット上にはフロントウィンドゥへの虫の付着を防ぐ"バグガード"を備えていますが、これは高速道路交通警察隊車両ならではの装備。
対して一般的に交通取締用車両では必須の装備ともいえる、助手席の相勤員用のナビミラーは備わっていません。
確かに車高が1230mmと低いこともあり、助手席ドアのサッシに補助ミラーをつけることは難しいのか、もしくは装着しても相対的に取付位置が視点より高くなるため実用的ではなかったのかもしれません。
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フロントフェイスで気になるのは、交通取締用車両に必須の前面警光灯が備わっていません。バンパーの奥に見える丸いものは、プロジェクター式のフォグランプなのです。
となると、気になるのは追尾式速度取締のやり方。速度測定中は警光灯を点滅させなければなりませんが、前面警光灯が備わっていないとなると、ルーフの赤色警光灯を用いる必要があります。
果たして追尾開始からきちんと赤色警光灯を点滅させて対応していたのか・・・、若干疑問が残るところでもあります。
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リアビューでは"IV型"から採用された丸型テールランプのデザインが大きな特徴。エアロダイナミックスに優れたリアスポイラーのデザインも、"IV型"で初登場したものです。
警察車両らしい装備といえば、テールゲートの左側に備わっているTLアンテナ。NTT docomoの自動車用電話アンテナを模した無線アンテナですが、その効率は抜群の品。
制服仕様車両ゆえに秘匿性は関係ないので、移動範囲が非常に広い高速道路交通警察隊車両としてTLアンテナの装着は当たり前の選択ともいえるでしょう。
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いわゆる"IV型"と呼ばれたこのモデル、最高出力は5速マニュアルトランスミッションを組み合わせた場合265ps/6500rpm。当時、最高出力については国産車の業界自主規制上限が設けられていましたが、その値である280psは次の"V型"で達成されることになります。
タイプRSをベースに仕立てられた制服パトロールカーは、実際の取り締まりで活躍するのみならず、交通安全啓蒙活動のために色々な市民イベントなどにも登場して人気を集めました。
アルミホイールを含めて、当たり前ではありますが純正ノーマル仕様のRX-7パトロールカー。ただし群馬という土地柄、冬季はスタッドレスタイヤが必須でしょうから、その場合は純正とは異なるアルミホイールを装着していたことも考えられます。
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