MiniCar|RAI'S トヨタクラウン2.0 (2008) 警視庁所轄署地域警ら車両(湾3)
投稿日 : 2010年10月11日
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いまや日本のパトカーの代名詞的な存在にもなりつつある、トヨタのクラウン。警ら/交通の両分野で圧倒的な多数派となっていますが、今回のモデルはGSR170系の無線警ら車両です。
市販車では2世代前のモデルとなるGSR170系。次の世代となる180系「ゼロ・クラウン」で大きく様変わりしたクラウン、ゆえにこの170系は"古き良き高級車像"の集大成と言えるかもしれません。
警察車両としては制服/私服ともに大量導入、警ら車両は基本的に排気量2,000ccのエンジンを搭載しています。
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白黒ツートンの制服仕様塗装には、東京ではすっかりお馴染みとなった警視庁の紋章と"POLICE"の英文標記が組み合わされています。
2007年の東京マラソンで登場したこの"新カラーリング"ですが、首都・東京では英文標記が必須ということで急速に既存配備車両にも展開されていきました。
なお、このクラウンはメーカーでパトロールカーの設定があり専用カタログも用意されています。そして白黒ツートンはメーカー純正色で「パトトーニング」という名称になっています。
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比較的小顔のゼロ・クラウンに対して、大顔な170系。高級車としては古典的ですが、警察車両にするとこの威風堂々さが似合っているように思います。
ルーフには昇降式の赤色警光灯。警視庁では筐体の前後にも「警視庁」標記を入れています。
ちなみに最近、神奈川県警では筐体に「POLICE」の英文標記を入れ始めている模様です。
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リアビューではバンパーに巨大な「POLICE」の標記。車体側面とあわせてこの英文標記は反射材が用いられているので、夜間の存在感は圧倒的なものになっています。
ルーフトップには無線アンテナ、さらにトランクリッドの短いアンテナはカーロケーターシステムのもの。
各車両が定期的に電波を発信して位置情報送るシステムですが、悪用されるケースもあることから運用を止めている本部も少なくありません。
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最近ではゼロ・クラウンに代替されて姿を消しつつあるGSR170系クラウンのパトロールカー。
国費導入で全車ドラミラーとオートマチックトランスミッションを採用、乗用市販クラウンと同様の外観を持つことによる見栄えの高級感向上といった、警察車両にとってはエポックメイキングな存在でありました。
今回のモデルとなったのは2008年3月末に開署した東京湾岸警察署に配備されていた「湾3」。このコールサインも既にゼロ・クラウンへと代替されて、170系は姿を消しています。
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