MiniCar|RAI'S 日産マーチ e-4WD (K12) 2009 神奈川県警察所轄署警ら車両
投稿日 : 2010年10月09日
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小型無線警ら車のカテゴリーでは近年になって旧型のトヨタパッソが全国で大量導入されるなどしています。しかし一方では本部ごとに導入されている"県費車両"にユニークな車種も見受けられることがしばしばあります。
今回RAI'Sがリリースしたのは三代目にあたるK12型・日産マーチ。マーチは警察車両としての全国導入実績は歴代において有していないかと思いますが、このK12型などはいくつかの本部で導入されて主に交番などで見かける"町の守護神"的な存在です。
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ベースとなったのはK12型の5ドアハッチバック。
2002年にデビューした同型式は当初は3ドアと5ドアの2ボディをラインナップしていましたが、2005年の改良で3ドアは廃されて5ドアボディに一本化されました。今回のモデルは2009年導入車両がモチーフゆえ、当然5ドアハッチバックとなっているのです。
小さいながらもルーフにはブーメラン型の赤色警光灯を装備。純正のラジオアンテナと無線のアンテナも備わるので、小さいルーフは賑やかな様相を見せています。
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3代目・K12型はデビューと同時にこのファニーフェイスが話題を呼びました。しかしこの表情、特にヘッドランプは上端が運転席から車体左右前端を見極める際の目印になるよう隆起しているなど、合理的な要素も含まれています。
ボンネットセンターには日産のCIエンブレムに替わって、警察の紋章である旭日章を装備。
前面警光灯は備えていませんが、これは小型警ら車としては一般的な仕様です。
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リアも丸っこいデザインが印象的なK12型・マーチ。
このモデルは電気モーターを使った「e-4WD」という4輪駆動システムを初めて搭載しましたが、今回のモチーフとなった車両もe-4WD仕様です。
所属は神奈川県警と北国の本部ではないので違和感を覚えるかたもいらっしゃるかもしれませんが、実車は箱根地区の交番などに停まっているのを良く見かけます。
ご承知の通り箱根方面は冬場に降雪の機会も多く、当初からこの地域への配備を前提としたグレード選択であったと思われます。
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個性的なデザインが存在感を見せるK12型・日産マーチの小型警ら車。
この型式は各本部が導入した車両の個体差をカラーリングで見ることができ、特に白/黒の塗り分けに違いを見て取れます。
曲面的なデザイン、特にフロントまわりは大型のヘッドライトも相まって、直線的なツートンカラーの塗り分けに苦労しそうなイメージ。
実際に、白/黒の境界線がヘッドライトに重なるパターンなども見受けられ、これも個体ごとの個性を見せる要因になっています。
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