MiniCar|RAI'S トヨタクラウン3.0 (JZS180) 大阪府警察交通機動隊
投稿日 : 2010年11月19日
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2006年から配備が開始された180系、通称“ゼロ・クラウン”のパトロールカー。それまでの170系と同様にメーカーがカタログモデルとして設定しており、覆面車両と白黒ツートンの交通取締り車両、そして白黒ツートンの警邏車両がラインナップされています。
モデル化されたのは大阪府警察の交通機動隊に所属する交通取り締まり用の覆面パトロールカー。警察庁予算の国費導入車両なので、その作りは模範的とも言えるものです。もっとも、一部は導入後に改修されていますが・・・。
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170系よりも低い面構えで精悍な印象の“ゼロ・クラウン”。街中では一般市販車も多く見かける車種だけに、気に留めなければ警察車両だと認識出来ない存在かもしれません。
しかし、この車両では旧来のオートカバー式前面警光灯がナンバープレート脇に装備されています。未使用時はボディカラーと同色のカバーに覆われますが、さすがにゼロ・クラウンで社外フォグランプを装着することはほぼありえないので、一発で存在を見破ることが出来る部分です。
もっとも最近ではグリル内に小型のLED式前面警光灯を備えるようになりましたので、オートカバーは間もなく絶滅してしまうことと思われます。
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サイドビューでは初代マークXの廉価グレード用を流用したホイールキャップが特徴。これは制服仕様の白黒パトカーでも同様で、クラウン・パトロールカーの標準装備アイテムです。
助手席まわりを見ると、古典的覆面車両の特徴だった「ナビミラー」が見当たりません。近年は秘匿性向上を図るために装着率が低下しているナビミラー、思えばゼロ・クラウンの交通覆面で装着している個体を見た記憶がありません・・・。
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リアビューで注目すべきは、ルーフエンドに備わる「ユーロアンテナ」。最近は欧州車のみならず日本車でも装備される例が増えているルーフエンドのアンテナですが、警察車両もこれを模した無線アンテナを採用するようになってきました。
さすがに自動車電話用を模したTL型、車載テレビ用を模したTA型、ともに一般車の装着率が低下したので、却って目立つ存在となってしまっていたのが無線アンテナだったのです。
もっとも“ゼロ・クラウン”では市販車でも同様のユーロアンテナが設定されていますが、純正品とは形状や装着位置が微妙に違うのが警察無線用のアンテナ。ゆえにじっくり観察すると、これも見破ることが可能です。
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ベースとなったクラウンは200系にモデルチェンジして、既に2年が経過。大がかりなマイナーチェンジを受けて、既に市販車は後期型になっています。
そこで気になるのが警察車両が代替わりする時期について。“ゼロ・クラウン”も後期型になると警察車両としての採用が始まったので、一説にはそろそろ200系に代替わりが始まるのではないかと言われています。
ちなみに既に少数ながら200系の警察車両は存在しています。ただ、VIP警備のためのEC(エスコートカー)や、特定の本部が捜査用などに導入している程度で、まだまだその存在は稀少というのが現状です。
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