MiniCar|RAI'S トヨタハイエース DX 2008 警察本部警備部機動隊エリア検問車両
投稿日 : 2010年12月17日
1
この真っ白いハイエース、ルーフには事故処理車両と同様に後方に向けたLEDの誘導標示板が装備されています。
しかし事故処理車とは異なり、こちらが配属されているのは警備部機動隊。もちろん交通事故の対応などに駆けつけることはありません。
車両の名称は「エリア検問車」。重要施設の常駐警備や、大規模な国際会議や催しなどの警備にあたる際に、検問を行うための車両なのです。
2
フロントフェイスは、ごく普通の現行型ハイエース。
警察の紋章である「日章」こそ中央に燦然と輝いていますが、ルーフの赤色警光灯についてはフロントにはボディサイズに対して不釣り合いとも思える流線型のものが、ひとつ載せられているだけです。
車体色も真っ白、前面警光灯も備わっていないので、非常にシンプルな顔つきが特徴の「エリア検問車」。
いわゆる緊急走行を行うような任の車両ではないので、特にフロントはこの程度の装備でも問題ないのかもしれません。
3
サイドビューでは後部ルーフ上に載せられたLED式の誘導標示板が目立ちます。筐体が大きいので事故処理車でもリアのボリュームが一段とあるように見えるのですが、なにしろボディ側面も真っ白なので、なんとも掴み所のない見栄えになってしまっています。
そして後部の窓には全てカーテンがかけられています。
実車もこうした状態で任にあたることが多いようで、検問中に発見した不審者への職務質問を車内で行う場合の、プライバシーに配慮した装備ということなのでしょう。
もっとも実際には、検問にあたっている警察官の休憩所代わりになっているような気もしますが・・・。
4
車体後方でなんといっても目立つのは、ルーフの上にそびえている誘導標識板。LED式が採用されており、いくつかの文字を車内のコントロールパネルで選択して、標示させることが出来るようになっています。
もっとも「エリア検問車」という名称の通り、検問の実施を知らせることが第一義とも言える車両。
ゆえにモデル化されても、やはり再現された標示内容は「検問」という2文字でした。
5
先頃は横浜でAPECの首脳会議が開催されましたが、意外と日本国内でも全国どこかでこうした国際会議が開かれているものです。またスポーツイベントなどに皇族や閣僚、外国の要人が来賓として訪れるケースも少なくないので、思ったよりも「エリア検問車」が活動する場は多いのかもしれません。
もっとも在外公館なども多い東京では比較的見かける機会もある車ですし、未だに厳しい警備管理下にある成田国際空港の周辺は、それこそ“機動隊車両の展示会”とも言える状態になっている場合もあります。
タグ
関連コンテンツ( ハイエース の関連コンテンツ )
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング