MiniCar|RAI'S トヨタクラウン 2010 神奈川県警察交通総務課 APEC特別警戒車両
投稿日 : 2011年06月09日
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神奈川県警察自動車警ら隊のゼロ・クラウンに続いて、RAI'Sからリリースされたのは同県警の交通総務課に所属しているゼロ・クラウン。
2010年11月、横浜市でAPEC(アジア太平洋経済協力)の首脳会議が開催されるにあたり、出席する各国首脳の車列を先導した仕様が再現されています。
ちなみに交通総務課は交通部の下に位置するセクションで、交通安全啓蒙活動などを展開しています。また、女性白バイ隊「ホワイトエンジェルス」も、ここに所属しています。
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交通取締り用パトロールカーの典型的なスタイルであるゼロ・クラウン。警ら車両との最大の違いがルーフの赤色警光灯で、こちらは昇降装置を有していません。
そしてAPEC仕様を再現した部分としては、まずルーフに追加された青色警光灯。
さらにドアミラーに貼られたシールも再現されていますが、これは開催期間中、日毎に貼り替えられていたそうです。オレンジ色は首脳会議の大詰めで共同宣言などを発表する、最終日の11月14日(日)のものです。
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青色警光灯はマグネットタイプのものをルーフの前後に1個ずつ装着しています。これは警備隊列の基準を示すためのものであろうと推察されます。
ちなみにこの青色警光灯は、車内のメタルコンセントから電源を取っていることでしょう。ゆえにルーフを電源ケーブルが這い回る結果となるのですが、今回のモデルでは残念ながらペイントでの再現に留められてしまいました。
過去のRAI'S商品ではケーブルを別部品で再現したものもありましたので、今回は特にこの車で最大の特徴となる部分だけにペイントとされたことは残念です。
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こうしたVIP警備の任にあたる車両では、時として複数の無線系統を運用するがゆえに、ルーフやトランクリッドが“アンテナの林”になってしまう場合も珍しくありません。
その点、この車両は元から備わっていると思われるアンテナがルーフの中央に一本あるのみ。VIP警備中の姿にしては、かなりアッサリした見栄えという印象です。
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首脳会議には、アメリカのオバマ大統領や、中国の胡錦涛・国家主席をはじめとした各国の要人が出席。テロの対象となっても何もおかしくない面々が一同に揃うだけに、緊迫した国際情勢の中で厳重な警備態勢が敷かれました。
首脳会議の期間中は全国からの応援を含めて、最大で2万1千人の警察官を投入。もちろん地元である神奈川県警の担った役割も大きく、無事に終了した際の関係者の安堵の表情が想像できそうです。
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