MiniCar|J-Collection トヨタハイエース YOKOHAMA ADVAN
投稿日 : 2011年10月20日
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トヨタハイエースといえば、1967年の初代デビューから今日までの40年以上に渡り、日本はもちろん世界各地で高い支持を集めているキャブオーバー・ワンボックスカー。特に海外ではアジア諸国や中南米、アフリカなどの新興国地域で、優れた耐久性と使い勝手の良さが信頼を集めています。
そんなハイエースはミニチュアカーでも定番のアイテムとなっていますが、今回は京商のJ-Collectionシリーズから、モータースポーツではお馴染みのADVANカラーをまとうモデルをご紹介しましょう。
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モデルとなったのは2004年の8月に日本国内では発売となった200系。これまでにマイナーチェンジも受けてきていますが、グリル形状などからわかるように、これはデビュー当初の初期型を再現したものです。
このADVANカラーをまとうハイエースですが、先に紹介したように京商製。ところが実は、国内流通のカタログには掲載されていない海外市場専用品という位置づけのようです。写真にはありませんが外箱も国内流通品とな異なり、わざわざ漢字とカタカナで「日本車コレクション」と表記されていたりします。
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やはりADVANカラーといえば真横からの見栄えが最も特徴的でしょう。黒ベースに車体後部は赤、斜めに入れられたストライプはシンプルなデザインですが、誕生から30年を経た現在でも精悍な佇まいを見せています。
このカラーリングはレーシングマシンやラリーマシンなどの競技車両で世界的にお馴染みですが、そのほかにもモータースポーツの現場で見かけるタイヤを運ぶトラックやサービス用のバンにもペイントされています。
なんと言っても、フォーミュラからトラックまで、どんな形状のボディにペイントしても破綻をきたさないデザイン、とても秀逸な作品という印象です。
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スクエアなボディが、ハイエースらしい特徴を余すところなくとらえているこのモデル。こうしてミニチュアで見ても荷物の積載能力や荷役性に優れているであろうと簡単に想像がつきます。
ちなみに全長/全幅/全高の異なるいくつかのボディバリエーションがあるハイエースですが、このモデルは「ロング・標準ボディ幅・標準ルーフ」。当時のグレード類別ではバンDXとスーパーGLがラインナップされていました。
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調べてみると海外市場向けのJ-Collection、ハイエースにはいくつかのバリエーションモデルがリリースされていました。
例えば世界的な運送会社として知られる「DHL」マカオ仕様、マカオのタクシー仕様、マレーシアの郵便車仕様、変わったところでは「Rally JAPAN」のFIV車両というオフィシャルカーなどです。
そんな中で日本企業のカラーリングをまとっているのは、このYOKOHAMA/ADVAN仕様のみ。ル・マン24時間レースなどのサーキットレースや、IRCやP-WRCなどのラリーなどで、世界的に広く認知度があることゆえのチョイスなのでしょうか。
ちなみにミニチュアではタイヤの側面に「ADVAN」の表記がありますが、さすがにこれは実際の車にはついていません。また、フロントウィンドゥにYOKOHAMAの表記がありますが、国内では車検NGとなるので当然これもミニカーだけの世界の話です。
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