MiniCar|ixo 三菱ランサーエボリューションIX (#56) Rally Argentina
投稿日 : 2011年10月19日
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今回新たにコレクションに加わったのは、久しぶりにラリーの競技車両。
2008年にP-WRC(FIAプロダクションカー世界ラリー選手権)を戦った、奴田原文雄選手/ダニエル・バリット選手組の三菱ランサー・エボリューションIX、ラリー・アルゼンチン仕様がリリースされました。
P-WRCとは改造範囲の限られた車両によって競われた世界選手権シリーズで、三菱ランサー・エボリューションIXとスバルインプレッサWRXが中心勢力を形成していました。
そこにランサー使いとして広く知られている奴田原選手が2004年から5年連続となるP-WRC参戦を果たしたマシンです。
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プロダクションカーということで、基本的には市販車然としたルックスのマシン。ルーフ前端中央に備わるベンチレーターがラリー車らしさを演出するアイテムですが、これと無線のアンテナ、RALLIART製のドアミラーを除くと、街中で見かけるランサーと変わらない佇まいです。
ラリー・アルゼンチンは、2008年シリーズは第4戦として3月28日から30日にかけてカルロス・パスをホストタウンとして開催。21のステージが設けられたグラベル(非舗装路)ラリーで、WRCの中でも見応えがある反面とてもタフなラリーとして知られる一戦です。
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奴田原選手といえばADVANのエースであり、Red in BlackのADVANカラーをまとうマシンを長年に渡り国内外で駆っています。しかしこの年のマシンはご覧の様に、ちょっと雰囲気が異なるカラーリング。
マシンメンテナンスも担うタスカ・エンジニアリングのオリジナルカラーをまとっていたのですが、これには2008年からWRCのタイヤがピレリのワンメイクコントロールに変更されたという経緯があります。
当然、装着しているタイヤはピレリ。ゆえにカラーリングもADVANカラーではなく、オリジナルの仕様になっているという訳です。
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3日間の競技、初日はサスペンションに若干のトラブルが発生したものの、メカニック陣の奮闘もあって4番手でフィニッシュ。
2日目はひとつ順位を下げて5番手となりましたが、3日目には再び4位になって表彰台まであと一歩と迫るパフォーマンスを見せました。
このラリーはとてもタフな内容となって上位陣からもリタイアが発生、奴田原選手組も初日からマシンにダメージを負ったりしたのですが、チーム一丸となった戦いぶりでシリーズポイントの5点を獲得することにも成功しました。
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奴田原選手にとって現時点で最後のP-WRC参戦となった2008年。
アルゼンチンの4位からスタートした戦いは、アクロポリスで4位、フィンランドで5位と上位争いの一角を占めて前半戦を終了。
しかし後半、ニュージーランドでは初日を3位で終えるも2日目に転倒してリタイア。Rally JAPANでは新型のエボリューションⅩを投入して8位、そして最終戦のイギリスもエボリューションⅩで参戦しましたが惜しくもリタイア。
シリーズランキングは7位という結果を残した一年でした。
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