MiniCar|RAI'S 日産クルー 2007 警視庁所轄署警ら車両(丸3) (宮沢模型限定品)
投稿日 : 2012年02月16日
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2012年の1月にRAI'Sの新製品が3種類リリースされましたが、そのうちの2種類は宮沢模型がプロデュースした限定品。各1000台が販売されましたが、ともに日産クルーの警視庁所轄署配備車両を再現したものでした。
まずご紹介するのは丸の内警察署に配備されていた「丸の内3」。首都・東京の中心、皇居や東京駅を管轄する丸の内署の第一線で活躍していた一台です。
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タクシーとしても多く見かける機会の多いクルーは、警察車両としても主に白黒ツートンの無線警ら車として全国に多数が配備されました。
“主に”とあえて記したのは、例外的な配備として極僅かに覆面車両や、速度取締レーダーを装備した交通取締仕様の制服仕様も存在していたから。
特に覆面車両は稀少な存在でしたが、日産自動車が用意していたクルー・パトロールカーのカタログには覆面仕様もしっかり掲載されていたのです。
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警ら車両ではお馴染みとなった昇降式の赤色警光灯を装備するため、ルーフには“鏡餅”などとも称される昇降装置が大きな存在感を見せています。
カラーリングは白黒ツートンの制服仕様ですが、2007年の東京マラソンを機に展開が始まった「POLICE」の英文表記が付与された状態を再現。
やや実車とは異なる点も見受けられるミニチュアなのですが、その雰囲気はそれなりに再現されています。
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ルーフ中央に加えて、トランクリッドの両端にも無線やカーロケーションシステムのアンテナを備えている「丸の内3」。前述の通り皇居や東京駅などを管轄するという土地柄ゆえ、複数の無線を同時運用する機会もあるための装備かと想像されます。
ちなみにクルーのパトロールカーが配備されるようになったのは1994年頃からの話。タクシー車両としてはライバル関係にあるトヨタのコンフォートも警察車両としての採用実績はありますが、その数はとても限られたものなので、警察車両についてはクルーが圧倒的に数で上回っています。
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導入年次からして退役も進んでいるクルーのパトロールカー。このミニチュアのモチーフとされた「丸の内3」も、既にクラウンへと代替されており、クルーの姿は見られなくなっています。
そうは言っても、まだ数年は現場で見ることもありそうなクルーのパトロールカー。警視庁管内では予備車やアシ車として使い続けられているケースもありますし、なにしろ小笠原諸島の母島など広い範囲に配備された車両だけに、今しばらくは目に入ってくることとなりそうです。
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