MiniCar|キャリイ&サンバー 軽トラセット
投稿日 : 2007年11月24日
1
近年のトミカ、特に数台がセットされているギフトセットについては、ユニークな企画の目のつけどころに感心するものが少なくありません。
今回リリースされたのもそんな一品。
「キャリイ&サンバー 軽トラセット」と銘打った商品は、その名の通り街中で良く見かける軽自動車トラックを4台詰め合わせたものです。
2
まず最初にご紹介するのは、スズキキャリイをベースにした「まぐろ販売車」。
35年連続で軽トラック販売台数1位の座を独占し続けてきたのがスズキキャリイ、それこそ日本全国どこに行っても見かけることが出来る一台です。
ミニチュアは荷台左右のパネルを開放できるようになっています。
荷台サイドに記された「三崎直送」という表現、まぐろで有名な神奈川県の三崎港に由来したリアリティの高いものです。
唯一残念なのは、荷台パネルを開放しても中が真っ白である点。まぐろが搭載されている様子をシールなどで再現しても良かったのではないかと思います。
3
もう一台のキャリイは「ホームセンタートラック」。
今ではロードサイド型店舗の代表格にもなったホームセンターは、それこそ全国各地で見かけることが出来ます。
1970年前後に日本でも誕生したと言われるホームセンターですが、今では元々のメイン商品であったDIY関連はもとより、家具・家電製品や日用雑貨、さらには菓子や飲料などの食料品まで幅広く取り扱っており、週末には混雑している様子も珍しくありません。
4
そんなホームセンターに用意されている軽トラックが再現されました。
ホームセンターの軽トラックといえば客が購入したものを配送するのが目的であり、店側が配送サービスに使う場合と、購入した客が店で用意している車を借りて自宅まで運ぶ場合の2パターンがあります。
個人的には、今回のモデルは後者のような感じがしています。
大型ホームセンターの駐車場、その脇に停められていたりする、あの軽トラックです。
架装はシンプルな平ボディ。深アオリ仕様である点は、走行中に荷物が転落しないための配慮と見て取れます。
カラーリングは少々凝った感じで、この点は実際のホームセンターにある軽トラックでも宣伝を兼ねたカラーリングをしているケースも多いので、リアルさを感じるところです。
5
ここからはスバルサンバーをベースにした2台をご紹介。
リアエンジン、リアドライブ(4WDモデルもラインナップ)という特徴を有するスバルサンバー。
初代モデル誕生は1961年、実に2007年で46年目を迎えている伝統あるブランドネームです。
一時は農業協同組合で販売される専用モデルも存在していたことから、全国の農家などでも愛用されている一台です。
6
サンバーをベースとしたモデル、先にご紹介するのは「タンクローリー」です。
軽トラックのタンクローリーと言えば、積み荷は灯油が相場。冬場の暖房用灯油をガソリンスタンドから各家庭に配送する仕事に従事している風景が思い浮かびます。
大型のタンクローリーとは異なり、軽トラックのローリーは荷台に"載っている"ような感じで架装されているのが一般的ですが、その雰囲気はミニチュアでも巧く再現されています。
しかし、折角ならば車体前後に石油系タンクローリーの象徴でもある「危」の掲示を再現してほしかったとも思います。
7
最後にご紹介するのは、スバルサンバーの「カギサービスカー」。
これも最近では街中ですっかりお馴染みになった、錠前店の出張サービス用車両を再現しています。
鍵の取り付けや紛失時の開放などはもとより、最近では防犯機器の販売・施工など何かとお世話になる機会も多くなっているカギのサービス事業者。
軽トラックの架装として、ここに目をつけたトミカの企画担当者、そのセンスには脱帽です。
8
ミニチュアは白い車体に黄色い箱型荷台を架装しています。
荷台は後部ハッチを開放出来るようにアクションが組み込まれています。
ところでスバルサンバーといえば真っ先に思いつくのが「赤帽仕様」。
過去にはレギュラー品でラインナップされていたこともあるので、これからの登場を期待したいところです。
関連リンク
[PR]Yahoo!ショッピング