MiniCar｜RAI'S 青森県警察高速道路交通警察隊車両

RAI'Sのパトロールカーシリーズ、今回の作品はER34型・日産スカイラインが題材に選ばれました。

白黒ツートンカラーの制服仕様、そのモチーフは青森県警察の高速道路交通警察隊。

同隊は降雪地域を走る高速道路を管轄するという地域性から、前輪駆動車や四輪駆動車の配備を独自に奨めていた特徴があり、ホンダレジェンドや日産セフィーロといった他の地域では滅多にお目にかかれない車種の交通取締用車両を保有していました。

今回モデル化されたER34型は全国配備車両。
高速道路交通警察隊には排気量2500ccのターボエンジンを搭載した「GT-t」をベースとした車両が配備されました。

ルーフにはブーメラン型の散光赤色警光灯と無線アンテナ、更にヘリコプターなど航空機との連携を円滑にするための標記がされています。

青森県警ならではの特徴が、制服仕様パトロールカーに取り入れられたマスコットマークのペイント。
フロントドアの黒色部分に、白鳥をモチーフとした県警のマークが入れられています。

なお青森県警はこのペイントをはじめとしてユニークな試みを多数取り入れています。
例えば近年では、むつ警察署が週刊少年ジャンプに連載されていた漫画「シャーマンキング」に登場するキャラクターをマスコットとして採用、大きな話題を呼びました。

ウェブサイトも手作り感満点ながら、面白いものが用意されています。
県警本部のサイトには「みんなの広場」という子供をメインターゲットとしたコーナーがありますが、トップページには「警察の人が作っているからシロウトっぽいよ。許してね。」と、なんとも憎めないメッセージが書かれています。

また過去には所轄署のサイトに、警察官が遭遇した心霊現象の話なども掲載されていました。

ベースモデルは京商製、ゆえに前後ともディテールが細部までしっかりと再現されています。

リアにはスポイラーを装備していますが、これは実際の車両も同様。
ER34型警察車両は制服／覆面仕様ともに、多くの車両にリアスポイラーが装備されていました。

フロント部分のアップ。

高速道路交通警察隊の車両ということで、ボンネット上にはバグガード(虫除け板)が備わっています。

バンパー上には前面警光灯、グリル中央には旭日章エンブレムを装備。
全体的な架装は警察庁予算による全国配備車両ということもあって、とてもスタンダードなものです。

室内を覗いてみると、縦に2つ並べられたルームミラーを再現していることを確認できます。

また助手席前にはPATシステムのモニターと無線機も再現。

先にスタンダードな作りと記しましたが、相勤員用のアシスタントミラーが助手席ドアに備わっていません。
これは制服仕様としては珍しい部類に入るかもしれません。

なおER34型のパトロールカーについては、少数ながら2ドアモデルも導入されています。
また、某県警の車両は25GT-tであるにも関わらず、リアにGT-Rのエンブレムをつけていたことが話題になりました。