MiniCar|三菱パジェロ (1982)
投稿日 : 2008年01月15日
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アシェット・コレクションズ・ジャパン社より出版されている「国産名車コレクション」の第52弾。
このシリーズはパートワーク形式で書店において販売されているもの。
43分の1スケールのNOREV社製ミニチュアカーが毎号1台ついているのですが、第52弾は初代・三菱パジェロです。
ディスプレイベースには1982年式という表記があり、まさにパジェロのデビューイヤーのモデルを再現したもの。
1973年の「第20回東京モーターショー」に三菱ジープをカジュアルテイストにした「パジェロI」がコンセプトカーとして出展されたのが源流です。
その後、1979年のショーには三菱フォルテがベースの「パジェロII」が出展されました。
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満を持して1982年に誕生したパジェロは全車4ナンバーのバンというラインナップ。翌'83年にワゴンボディが追加されます。
またボディも当初は3ドアのショートモデルのみで、メタルトップとキャンバストップを設定。こちらも翌'83年に5ドアのロングボディが追加されました。
モデルは1982年式をモチーフとしているので、ショートボディのメタルトップです。
フロントドアの三角窓や大振りのフェンダーミラー、頑強な雰囲気のホイールなどもしっかり再現されています。
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デビュー当初のエンジンは排気量2000ccのガソリンエンジンと、排気量2300ccのディーゼルエンジンをラインナップ。
ガソリンはノンターボのみ、ディーゼルはノンターボとターボで、全3種類という布陣でした。
ちなみに4輪駆動+ターボという組み合わせは日本車としては初めてのものだったようです。
また、高い走破性能を持つ4輪駆動車は海外市場に大きな需要がありますので、当然パジェロも輸出されて世界各地で活躍することになります。
当時、輸出仕様は排気量2600ccのガソリンエンジンという国内には設定の無いエンジンを搭載していました。
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リアにスペアタイアを背負う姿は、その後のクロスカントリー車ブームにおいてひとつのアイデンティティとなりました。
SUV人気が高まる中では、アウトドアテイストを盛り込んだステーションワゴンやハッチバックモデルですら、一部ではスペアタイアを背負っていたものです。
もうひとつのアイデンティティとしてはフロントマスクに装着される"カンガルーバー"がありましたが、初代パジェロのデビュー当時は未だ一般的ではありませんでした。
ちなみにこのパジェロ、アプローチアングル45度、ディパーチャーアングル40度、最大登坂能力35度、最大安定傾斜角は46度(キャンバストップ車)という高い走破性能を有しています。
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前後のマッドカードなど、ショートパーツも備わっているNOREV社製のモデル。
インテリアも右ハンドル仕様で、特徴的だったインパネセンターの三連メーターや、助手席前のアシストグリップもきちんと再現されています。
ボディカラーはご覧の通りダークブルー。
個人的にはブラックかホワイトのイメージがある初代パジェロですが、全体的に高い完成度のミニチュアモデルであると言って良いでしょう。
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