MiniCar|RAI'S日産スカイライン250GT 機動捜査隊車両
投稿日 : 2008年03月27日
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2008年3月にRAI'Sからリリースされた新作は「V35型日産スカイライン三部作」の第二弾。
今回は2001年に導入された機動捜査隊車両がモデル化されました。
グレードは排気量2500ccのV型6気筒エンジンを搭載する「250GT」。
ダークブルーのボディカラーをまとう一見するとごく普通のセダンですが、機動捜査隊の車両として全国的に配備されたV35型スカイラインの初期仕様です。
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V35型は「丸型テールランプ」を捨てたことで旧来のスカイラインファンなどの間に大論争を引き起こしたモデル。
確かに伝統的な"スカイライン"という名前からすると違和感を覚える部分もあるモデルでしたが、新開発プラットフォームの採用やV型エンジン化などで新たな世代のセダンとして高い完成度を誇った車でもありました。
このV35型は覆面仕様の警察車両として多数が全国に導入されました。
結果的にはモデルライフを通じて、途中のマイナーチェンジをはさみながら常に採用され続けたため、現在でもまだ多くの車両が全国的に活躍しています。
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今回のモデルは「警察本部刑事部機動捜査隊車両」と銘打っていますが、モチーフとされたのは神奈川県警察の車両と思いたくなるものです。
その理由はルーフに載せられた二つの赤色警光灯。
通常は一つを装着するのですが、より緊急走行中の被視認性を向上させるために二つを装着するこのパターンは、神奈川県警察の十八番と言えるやり方です。
もっとも最近では神奈川以外でも、こうして二つを載せて緊急走行する車両が現れたようですが。
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リアビューを見ると、トランクリッド右側に備わる自動車電話のものを模した無線アンテナが目につきます。
「TL型」と呼ばれるこのアンテナ、実際のNTT DoCoMo純正アンテナと同じ筐体を使って内部を警察無線用としたものですが、ご丁寧にアンテナの根元付近には「NTT DoCoMo」のシールまで貼ってあったりします。
さすがに最近では電話のトランクリッドアンテナを装着している一般車両が激減したため、逆に目立つことになってしまいました。
そこで最近ではリアウィンドゥにカーテレビのアンテナを模した「TA型」を装着するのが主流となってきています。
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この機動捜査隊車両をはじめ、警察車両には大半に専用のカーナビゲーションが装備されています。
ゆえに警察車両は大柄な専用モニターをインパネ中央に備えている場合が多いのですが、このカーナビは住宅地図などの他に、周囲にいる他の警察車両をモニター上に表示させることが出来ます。
これによって他車との連携活動が円滑に進むという次第です。
ちなみにこのシステム、起動とシャットダウンに大変時間を要します。
エンジンをかけてシステムも起動するのですが、実際に全てが立ち上がるまでには2分近くを要します。
こうした最新装備などを備えているため、近年の警察車両は従来以上に必要とする電気容量も多くなり、車内にはHUBなどが備わるハイテク化が進んでいます。
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