MiniCar|トミカ誕生30周年記念 SKYLINE 2
投稿日 : 2008年04月04日
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2000年はトミカが誕生して30周年という年でしたが、それを記念して発売されたセットのひとつが「SKYLINE」。
今回はシリーズ2の4台をご紹介しましょう。
まずは三代目のKPGC10。通称「ハコスカ」と呼ばれるこのモデルは1968年に登場しましたが、1969年に「GT-R」が生み出されたことでその存在感を大きく高めました。
なお、この時にデビューしたGT-Rは4ドアセダンであり、2ドアハードトップボディそのものも1970年になって追加展開されたものです。
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ミニチュア化されたのは2ドアハードトップの「GT-R」、型式名称・KPGC10。
6気筒DOHCのS20型エンジンをセダンボディから受け継ぎ、ホイールベースの短縮などで大幅に走りのポテンシャルを高めました。
モータースポーツシーンでの活躍も有名で、1972年には50勝を達成するなど、数多くの伝説を残しました。
ミニチュアは鮮やかなブルーメタリックのボディ、リップスポイラーなども再現されています。
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4代目のC110型スカイラインは通称「ケンメリ」。"ケンとメリーのスカイライン"というキャッチフレーズに由来するもので、北海道の美瑛町にあるコマーシャル撮影に使われた樹木は今でも観光名所となっています。
ミニチュアはパトロールカー仕様の「GT-R」。
実際にはこの代からスカイラインの警察車両採用が始まっていますが、さすがにGT-Rのパトロールカーは実在していなかったと思います。
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この時代はオイルショックや排気ガス規制の強化によって、自動車業界に大変革が求められた時代。
こうした時代の流れはモータースポーツカーやハイパワースポーツモデルにとって冬の時代となり、1973年に登場したKPGC110型GT-Rは僅か197が生産されたに過ぎませんでした。
モータースポーツ界でもGT-Rが華やかに活躍することは無く、高橋国光選手が登場したGT-Rレーシングマシンのポスターこそ作られたものの、残念ながらサーキットでその勇姿を見せることはありませんでした。
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「ジャパン」こと5代目スカイライン。モデル化されたのはKHGC211型、後期モデルで6気筒のL20Eターボエンジンを搭載したモデルです。
当時人気の刑事ドラマ「西部警察」の特殊車両として使われたことでもお馴染みの車両。
黒いボディカラーにゴールドのラインは当時のイメージカラー。ドアとリアタイヤの間には本来は「2000GT TURBO」の文字が二段で入りますが、このトミカ誕生30周年記念仕様では他の各車と同様に専用のロゴがプリントされています。
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このモデルから「GT-R」はしばらく姿を消すことになります。伝統のエンブレムは1989年、R32型で復活するまで実に16年の長きに渡って封印されました。
ちなみに当時のトミカですが、最初は丸目四灯ヘッドライトの前期モデルがリリースされました。
後にフロントまわりのパーツを変更して角目二灯の後期型に実車同様のマイナーチェンジ。
その後も、西部警察の特殊車両を再現したセット品や、スカイライン誕生50周年記念モデルなど、色々な姿でリリースされ続けてきています。
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4台セットを締めくくるのは、1981年に登場した6代目のR30系。
モデルは1983年にマイナーチェンジを受けた後期型、俗に「鉄仮面」と呼ばれるモデルのトップグレードたる2000インタークーラーターボRS(KDR30)。
今でも根強い人気を誇る、薄型ヘッドライトを備えた「鉄仮面」ですが、2ドアハードトップのほかに4ドアセダン、5ドアのライトバン、さらには5ドアハッチバックのボディもラインナップされていました。
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こちらもトミカとして登場したのはR30のデビューから間もない頃で、当然ですが前期型をモデル化していました。
記憶ではレギュラー品としては前期型のままで販売終了を迎えたかと思いますが、先に記したように未だに根強い人気を持っているのは薄型ヘッドライトになった「鉄仮面」と呼ばれる後期型。
そこで近年は当時の金型をベースにフロントフェイスなどに手を加えたのでしょうか、後期型を再現して登場するケースが多くなっています。
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