ナッチャンWorld (東日本フェリー)
投稿日 : 2008年08月07日
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東日本フェリーが函館~青森航路に就航させている高速カーフェリーが「ナッチャン」。
現在は「Rera」と「World」の二隻体制で、津軽海峡間を2時間という速さで結んでいます。
オーストラリア製の船体は双胴型で30ノットを超える高速での航海を実現。
乗用車に加えて大型トラックの積載も可能となっており、新世代のカーフェリーとして注目を集めています。
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ナッチャンの乗船はインターネット予約をしておけばチケットレスで車ごと直接乗り込めます。
函館/青森の両港には高速道路のようなゲートが設けられており、事前にQRコードが発行されていれば無人ゲートのセンサーにQRコードをかざすだけでOK。
QRコードが使えない場合は有人ゲートの利用となりますが、いずれにしてもカーフェリーの乗船手続としてはとても簡便に済ませることが出来ます。
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船内は3つのクラスが設定されています。
今回乗船したのは「ナッチャンWorld」のエグゼクティブクラス。
旅客デッキ2階が専用フロアとなっており、他のクラスの乗客は立ち入りを制限されているので、とても静かな空間で落ち着くことが出来ます。
そして「World」ではブーススタイルのシートが用意されています。
2人用と4人用があり、最近の航空機のファーストクラスのようにプライバシーが確保されたボックスタイプなので多少混雑していてもゆったりと過ごすことが出来ます。
シートは革張り、専用のモニターも用意されてリラックス度は満点です。
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エグゼクティブクラスはドリンクフリーのサービス付。
乗り込むとキャビンアテンダントさんがドリンクのオーダーを取りに着てくれます。
あわせて紙スリッパとイヤホンを2つずつ貸してくれます。
モニターで映画を見るにも2時間という乗船時間はちょうど良いものですし、とにかく高級感漂う専有スペースでゆったり出来るのがなによりありがたいものです。
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こちらは4人用のブース。
家族連れや気の合う仲間同士での旅行にピッタリでしょう。
ちなみに完全に寝ころぶには少々手狭であるのも事実。
カーフェリーの2等船室のような感覚とは異なります。
この点は好みによるでしょうが、寝ころんで過ごしたいなら在来型フェリーの2等船室の方がベター。
ただし、とにかくプライベートな空間が確保されることと、全体的な雰囲気やサービスも重視したいというのならば、圧倒的に「ナッチャンWorld」のエグゼクティブクラスがオススメです。
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エグゼクティブクラス専用のサービス、そのうちのひとつが「マッサージチェアー」。
フロア後部に合計10台のマッサージチェアーが用意されており、エグゼクティブクラスの乗客のみが無料で利用することが出来ます。
備わっているものはマッサージチェアーの専業メーカー、ファミリー社製の「INADA RELAX ROBO」。
機能的にもハイグレードなもので、全身をゆだねながら津軽海峡を眺めて旅するという至福のひとときを過ごすことが出来ます。
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これはトイレの洗面台の様子。
清潔感にあふれる上、まるで高級シティホテルのような趣があります。
さらに写真には写っていませんが、トイレの奥にはシャワーブースが備わっています。
こちらもエグゼクティブクラスの乗客は無料で利用することが出来るそうです。
利用希望の場合はキャビンアテンダントさんに申し出ると、タオルセットを無料で貸し出してもらえるとのことです。
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今回お世話になったキャビンアテンダントさん。
フロア最後部にはカウンターが設けられており、ドリンクのお代わりなどをお願いすると素早く対応してもらえます。
気になる料金ですが、人のみで乗船の場合はエグゼクティブクラスが10,000円。ビジネスクラスは6,000円、エコノミークラスは5,000円となっています。
車とともに乗船する場合は、全長6m未満の乗用車は1台20,000円。エグゼクティブクラスのドライバー差額は5,000円となっています。
在来型よりは高額な設定ですが、時間短縮効果は絶大。
さらにエグゼクティブクラス利用ならば、ちょっとリッチな2時間を満喫することが出来るので、興味のある方はぜひ一度ご乗船を!
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