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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2008 全日本ラリー選手権 第7戦

投稿日 : 2008年09月20日
1
今シーズンは全10戦で競われる全日本ラリー選手権。
そのうち6戦がターマック(舗装路)での戦い、中盤の4戦はグラベル(未舗装路)がステージとなります。

グラベルラリーの今季最終戦という位置づけにもなるシリーズ第7戦は「2008 Rally in Akaigawa」、北海道の小樽市から山をひとつ越えたところにあるキロロリゾートを起点に開催されました。

8月下旬の北海道は湿度の低い爽やかな陽気。朝方や夕方以降は半袖では寒さを感じるほどで、秋の訪れも遠くないことを想わせました。
2
今季から発足したJN1.5クラス。排気量1,500ccクラスは一般市場でも人気のコンパクトカーが揃っています。
競技で使う面では車両制作や維持管理にかかる経費が上級クラスよりも抑えることが出来るので、参加人口を増やす効果が大いに期待されています。

発足初年度となるシーズン、ここまでランキングトップを走るのは大ベテラン・大庭誠介選手。
前回の「Rally Hokkaido」ではまさかのリタイアで連勝がストップしてしまいましたが、今回はしっかりトップでフィニッシュ、タイトルに一歩近づく結果となりました。
3
エンジン排気量1,501~1,600ccの車両が属するJN2クラス。
過給器付は純排気量に1.7を乗じた値でクラスを分類するので、過給器付コンパクトカーのブーン勢と、N/Aエンジンのカローラレビンやシビックといった面々が混在しています。

その中でもちょっと珍しい車種が写真のクルマ。
今回クラス2位を獲得したのは、若槻幸治郎選手が駆る「NRSパルサー」。
正式な車種名は日産パルサーセリエVZ-Rです。。
2000年の夏、その歴史に終止符を打った日産パルサーシリーズですが、ホットな仕様もラインナップされており、ラリーやダートトライアル、サーキットレースでも活躍を見せました。

この最終型パルサーセリエVZ-Rは直列4気筒DOHCの可変バルブタイミング機構を採用したSR16VE型エンジンを搭載。
175ps(129kW)の最高出力を誇り、5速マニュアルミッションを組み合わせた前輪駆動車です。
4
JN2クラスを制したのは強さを見せ続けるダイハツ・ブーン勢でした。

色鮮やかな真っ赤なボディのブーンは関根正人選手/五十嵐恵子選手組の「DLゼロスオクヤマPガレブーン」。

先行した2台のブーンが相次いでリタイアを喫したのに対して、堅実な走りで前戦「Rally Hokkaido」から2連勝を飾る結果をおさめた関根選手組。
ランキング争いは全10戦中ベスト7戦の有効ポイントで競われますが、上位争いの行方は一層面白くなってきました。
5
荒れ気味のラリーで強さを見せてきたのがJN4クラスで三菱ランサーを駆る岩下英一選手組。
こちらも前戦「Rally Hokkaido」で堂々の3位表彰台を獲得して頭角を現してきています。

そして今回も序盤から上位争いの一角を占めて好走を見せてくれました。
3位で迎えた最終SS、このまま連続3位表彰台獲得かと思っていたところで"まさかのリタイア劇"が生じてポジションがひとつアップ、総合2位でフィニッシュとなりました。

ご本人は照れながら「何故か荒れた展開になると強い」と仰っていましたが、それは高い実力の持ち主であるからこそに間違いありません。
6
今回の「Rally in Akaigawa」、グラベルラリー最終戦ということでいつも以上に気合が入っていたのは一昨年まで連続チャンピオンを獲得してきている奴田原文雄選手組。

今季投入したランサーエボリューションXは第2戦の松山でこそ優勝を飾っているものの、未だグラベルでの優勝がありません。

戦いはふたを開けてみると序盤から奴田原選手が後続をグングン引き離す速さを見せつけます。
競技が折り返しをすぎても勢いは全く衰えることなく、迎えた最終SSまでに30秒以上の大差を後続につけていました。

「このまま今季2勝目か」と誰もが想ったことでしょうが、やはり競技は終わってみなければわからないものでした。
なんと最終SSで奴田原選手がまさかのコースオフからリタイアとなってしまったのです。

幻の2勝目となった「Rally in Akaigawa」、残念ながら全日本ラリー選手権におけるエボリューションXのグラベルラリー優勝は来年にお預けとなってしまいました。
7
奴田原文雄の"まさかのリタイア劇"で今季3勝目を飾ることになったのが「ラック名スバルSTiDLインプレッサ」の勝田範彦選手組。

これでタイトル連取に王手をかける結果となりましたが、波乱の展開でしっかり生き残って上位に留まっているからこその優勝劇であったとも言えるでしょう。
8
今回、JN1とJN3クラスは残念ながら不成立となってしまったため、JN4(総合)、JN2、JN1.5の3クルーがウィナーとなりました。

改めてご紹介すると総合優勝はJN4クラスの「ラック名スバルSTiDLインプレッサ」勝田範彦選手/保井隆宏選手。
JN2クラスは「DLゼロスオクヤマPガレブーン」の関根正人選手/五十嵐恵子選手。
JN1.5クラス優勝は「REPSOL-ADVAN コルト」の大庭誠介選手/高橋巧選手となりました。

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