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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2008 スーパー耐久シリーズ 第7戦

投稿日 : 2008年12月03日
1
2008年のスーパー耐久シリーズ最終戦が11月15日(土)に栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。
この大会、日曜日にオーバルコースでのスペシャルステージ戦(シリーズポイント対象外)が組み込まれたことから、シリーズ最終戦は土曜日に予選・決勝を行なう1Day開催とされ、慌ただしいスケジュールとなりました。

空模様がぐずついた日曜日に対して、土曜日は好天に恵まれたことが幸い、500kmの白熱したレースが繰りひろげられました。

しかし観客入場者数は僅かに5,100人、翌日のスペシャルステージ戦も5,000人。

初めてのオーバルコースは真新しさもあってまずまずの評判でしたが、「走っている車を近くに見られる」「全体が見渡せるので状況を把握しやすい」「50周×2ヒートは時間的にも適切で飽きない」といった観客の感想がありました。

しかしこれらは裏を返せば現状のスーパー耐久が如何に観客に「耐久レースの面白さや醍醐味」、「観戦中に必要とされる情報」を伝えることが出来ていないかを物語っています。
2
シリーズ最終戦、ST-1クラスは既に28号車の「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」がチャンピオンを前戦で確定させています。

今回も強さは不変で、ポールポジションからスタートすると見る見るうちにチームメイトの50号車をも引き離してトップを独走。

終盤、余裕があると判断したのか、今季決勝で一度もステアリングを握ることの無かったJ・アズミ選手に交代。
ところが初めての本番におけるドライバー交代だったことから少々手間取ってしまい、この間に2番手だった50号車が先行、十勝24時間レース以来となる今季3勝目を飾りました。
3
ST-2クラスは前戦・SUGOの練習走行でクラッシュを喫したインプレッサが、短いインターバル期間中に修復を叶えて再び姿を見せてくれました。
やはりレースはライバル関係があってこそ面白さを増すもの、是非来期もより多くのインプレッサが参戦することを望みます。

タイトル争いが最終戦持ち越しとなっていたST-2クラス、序盤から速さを見せたのはSUGOでもトップ争いを演じた2台のランサーエボリューションIX。
対して今年デビューしたエボリューションXはトラブルなどでリタイアや下位に沈む結果に終わり、デビューイヤーならではの「産みの苦しみ」を象徴する内容となりました。
4
スタートからテール・トゥ・ノーズでトップグループを形成したのは56号車「眠眠打破ランサー」と6号車「DIXCEL☆新菱オートEVO IX MR」。
今年になって力をつけた二つの若いプライベートチームが、最終戦でもレースの主役になりました。

結果的には1スティント目の最後で燃費が想定よりも悪かったのか6号車がガス欠症状に見舞われてタイムロス。
対する56号車は服部尚貴選手→松本達哉選手→服部尚貴選手というリレーでミスやトラブル無く走りきって、堂々の二戦連続ウィニングチェッカーとなりました。
5
ST-3クラスはST-1クラス同様に前戦でチャンピオンが確定。
SUGO終了後に333号車「H.I.S.イングスZ」の佐々木雅弘選手は「最終戦はブッチ切りで勝ちたいです!」と意気込みを語ってくれていました。

確かに結果としては最終戦を待たずして333号車がシリーズタイトルを手中におさめましたが、よくよく各大会を見てみると"圧勝"という内容ではありません。
常にNSXやBMW M3との熾烈なバトルが終盤まで展開されており、最終的に総合力などの差が出たのでしょう、勝利を積み重ねることに成功してきたのです。

だからこそ、最終戦くらいはブッチ切りで勝ちたい、と思う佐々木選手の心境も理解できるものです。
6
最終戦、ふたを開けてみると予選で好調さを見せたのが39号車の「TRACY SPORTS eeiA NSX」。ST-2クラスやST-1クラスの下位陣を上回り、クラスポールは総合でも13番手のグリッドを獲得。

しかし決勝が始まってみると大混戦。
39号車が独走とならず、中盤は15号車「岡部自動車ディクセルZ」がトップを奪います。しかしこちらもハイペースの走りに対してブレーキが音を上げてしまい緊急ピットインで万事休す。

こうした混戦で着々と存在感を高めてきたのが「振り向けばM3」こと27号車の「FINA ADVAN M3」。終盤には激しいトップ争いを39号車と展開、最後は小林且雄選手が今季初のウィニングチェッカーを受ける結果に。
ST-3クラスらしい車種間バトルが最後まで白熱のレースを見せてくれました。
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ST-4クラスは51号車「AGY ings インテグラ」がランキングトップ、これをディフェンディングチャンピオンの76号車「Racing Modulo ADVAN TypeR」が追うという展開。

最終決戦の場となったツインリンクもてぎ、予選日から速さを見せつけたのは51号車で井尻薫/黒木英春の両選手がともに2分08秒台をマークして文句無しのクラスポールを獲得。
さらにこれに31号車「J-WAVE エンドレス YH DC5」が続き、インテグラ勢が1-2体制となったのです。
8
決勝がスタートしても、軽さで勝るインテグラ勢の強さは圧倒的。
軽ければ加速などに優れ、燃費にも優しい。タイヤや各部の摩耗・消耗にも有利ということで、ベース重量が安全対策などで増加している最新モデルは苦戦を強いられます。

51号車が大きくマージンを獲得、31号車も食らいついていきますが、51号車を脅かすには至らず。
両者ともに1回目のピットストップは規則上の「決勝中に2回以上のピットストップをすること」という義務回数クリアのためだけのもの、何の作業もせずにストップ・アンド・ゴーという戦略を展開。

結果的に51号車が今季6勝目を飾ってシリーズチャンピオンを獲得、2位に31号車、3位に76号車という最終戦の表彰台になりました。

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この記事へのコメント

2008年12月18日 21:05
はじめまして…(_ _)
ツインリンクもてぎで、S耐初観戦しました(^-^)はっきり言って1日目より二日目の方がかなり楽しめました(^-^)
ロードコースは観客席からかなり遠いですよね(^-^;私の中ではいかにマシンが身近で、迫力あるバトルが見られるかが重要なのでオーバルバトルの方が良かったです(^O^)
それとカメラ小僧があまりにも多いのには驚きました…w(゚o゚)w
D1じゃ有り得ない光景ですよ(^-^;
それと一つ言わせてもらえばS耐のキャンギャルはスタイルと露出度さえ高ければある意味許されるんだと思いました…(-.-;)
コメントへの返答
2008年12月19日 3:50
はじめまして。

もてぎ観戦されたんですね。確かに施設の設計上、グランドスタンドで観戦しているとロードコースはとても遠くて走っている車も豆粒のように見えてしまいますね。

しかしコースサイドに移動すると、ヘアピンなどはコース上の車との距離がかなり近くなります。
こうした観戦ポイントのご案内も不足しているような気がして残念です。

いわゆる"カメラ小僧"は多いですね。というか全体の観客数が少ないので、余計に目立つのかもしれません。

D1には私も年に何回か取材に訪れますが、会場が一体となる盛り上げ方や、どうすればファンサービスが充実するかを考えている姿勢はサーキットレースも見習う必要があると感じています。

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