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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2007 スーパー耐久 第4戦

投稿日 : 2007年08月13日
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カレンダーが8月に入った静岡県の富士スピードウェイ、4日(土)・5日(日)はスーパー耐久シリーズの第4戦「SUPER TEC」が開催されました。

ここ数年は4時間の耐久戦としてお馴染みの一戦、前戦の十勝24時間に比べると時間的には6分の1ですが、北海道とは比べ物にならない猛暑が襲いかかってくることでも知られています。

今年は台風の接近などで空模様が心配されたレースウィークでしたが、結果的には練習走行が行われた金曜日の午前中以外はドライコンディションとなりました。
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土曜日に行われた公式予選では、今季ニューカマーのBMW Z4「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」が絶好調。

今季からA/B両ドライバーの予選ベストタイムを合算して決勝スターティンググリッドに反映する"合算タイム方式"が採用されたスーパー耐久の予選ですが、柳田真孝選手とファリーク・ハイルマン選手がともにA/Bそれぞれの予選でトップタイムをマーク。

堂々のポールポジションからスタート、合計37台による熱戦の火蓋が5日(日)の13時に切って落とされました。
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序盤、熱いトップ争いが繰り広げられたのはST-2クラス。

開幕三連勝と強さを見せる「オーリンズランサーEVO・MR」はポールポジションからスタートしましたが、3周目には2番手スタートの「DIXCEL新菱オートEVO IX」が先行してトップを快走。

その後も「RSオガワADVANランサー」、「ゼルスランサーEVOワゴンMR」とトップは目まぐるしく入れ代わる手に汗握る展開に。

さらに序盤の争いではトップこそ奪わなかったものの、虎視眈々と上位進出を狙っていたのは「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」。

チーム同士の戦略もぶつかり合う見応えのある内容となりました。
4
今大会ではピット作業に変化が生じました。

タイヤ交換の補助具である「ホイールカラー」の使用が全面的に禁止されたのです。
これは安全向上策を講じるための経過措置なのですが、カラーを使えないとなるとタイヤ交換時にメカニックはナットを1本1本手にしなければなりません。

ちなみにカラーとは、ナットを挟み込むような感じでボルト穴に圧入固定しているものであり、これがあると交換するホイールさえ入れてしまえば、あとは一気に5本の(5穴の場合)ナットをインパクトレンチで締めるだけで作業が完了します。

必然的にピットでの停車時間は延びることになったのですが、いつもと勝手が違う作業に戸惑ったメカニックさんも少なくないようでした。
5
ST-4クラスはクラスポールポジションからスタートしたマシンが、序盤でトラブルに見舞われて早々にリタイア。
その後も猛暑の影響もあってか、はたまた十勝24時間からのインターバルが短かったことが災いしたのか、トラブルが続出。

そんな中で堅実な走りを見せたのが「FUNKY'SコスモソニックFK ings DC5」。堂々の今季初優勝を飾り、十勝24時間でのリタイアの雪辱を果たしました。

なお、このマシンの名称は前述の通り「FUNKY'S~」となります。シリーズ公式サイトなどでは異なる記載がありますが、それは誤記であり「FUNKY'S」が正解です。
6
ST-3クラスはクラッシュ車両が発生ことによって導入されたセーフティカーを巧く味方につけた「カルラレーシング☆ings北海Z」が大量のマージンを獲得。

今季これまでシリーズランキングでトップに立ちながら優勝経験が無かった大井貴之選手と伊橋勲選手、シリーズの折り返しポイントとなった第4戦で遂に初優勝を飾りました。

ランキング争いではN/Aエンジン車両の予選トップタイムをマークしたことでもポイントを獲得、タイトル獲得に向けて一歩前進をみせました。
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ST-2クラスは激しい戦いとなりましたが、最後は「オーリンズランサーEVO・MR」が開幕四連勝をゲット。

燃費の関係から3ストップ必至とみられていたランサー勢、対するインプレッサは2ストップ。前述のピット作業時間に関することも考慮すると、最終的にはインプレッサが有利と目されていました。

しかし「オーリンズランサーEVO・MR」はコンスタントペースを守りつつ、なんと2ストップ作戦を敢行。
見事に4時間を走りきってチェッカードフラッグを受けました。

ちなみにこの写真はフィニッシュシーン。「オーリンズランサーEVO・MR」の直前には総合優勝したポルシェがいます。
これもチームのレースコントロールを示している写真。あえて総合トップ車両を先行させて直後でチェッカーを受けたことで、無用な周回数の増加を防いだのです。

もし総合トップがチェッカーを受ける前にコントロールラインを通過してしまうと、もう一周しなければなりません。
その途中でガス欠に見舞われてしまったら・・・。チェッカーを受けなければ順位認定されないスーパー耐久では、リタイア扱いとなってしまうのです。
8
堂々の総合優勝を飾ったのは「黒豆リボイスGT3」。
チーム・アートテイストは2003年のスーパー耐久参戦開始以来、悲願の初優勝を飾りました。

またAドライバーの清水康弘選手は2004年から同チームで参戦してきましたが、こちらも嬉しい初優勝。
今季は竹内浩典選手が"先生役"をつとめて参戦を続けてきていますが、清水選手のレースキャリアで待ちに待たれた初優勝が実現しました。

ということで表彰台ではライバル勢からも手荒い祝福を受けた清水選手。
竹内選手曰く「先生がいいからね!」という今回の優勝、二勝目、三勝目にも期待が高まります。

清水選手の走りはデビュー当時からみていますが、速さと安定感がメキメキと向上している印象があります。
なにはともあれ清水選手、おめでとう!

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