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NorthStarの愛車 [日産 フーガ]

2008年 警視庁・年頭部隊出動訓練 (2)

投稿日 : 2008年01月13日
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こちらはテレビドラマや映画でもお馴染み、"刑事さん"が乗る捜査用の覆面パトロールカー。

刑事部の機動捜査隊に属する車両で、日夜街中などをパトロールして治安維持にあたっています。
不審者や不審車両への職務質問などで犯罪の防止につとめるとともに、何らかの事件が発生した場合は即応して現場に急行して初動捜査や場合によっては犯人の現行犯逮捕にあたります。

今回の訓練に参加した車両はV35型・日産スカイライン。全国的に機動捜査隊向け車両として多数が配備されています。

ちなみに同じ覆面パトカーでも、交通機動隊の交通取締用車両とは異なり赤色警光灯はマグネット式となり使用時は隊員が手でルーフに装着します。
多くの車両のルーフ中央前部には小さなピンが設けられており、警光灯の一部を引っかけて装着することでマグネットの磁力とあわせて走行中の脱落防止を図っています。
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このマイクロバスは公安部の公安機動捜査隊に所属する車両。
公安部は警察の中でも特に秘匿性の高い部署であり、その活動内容はなかなか世間一般に知られることがありません。

しかし近年はテロ事件への対応などで存在がクローズアップされるようになった面もあり、特に捜査活動に加えてテロ事案発生後の対応なども注目を集めています。

この車両は一見すると何の変哲もないマイクロバスに見えますが、ルーフには多数のアンテナを備えています。
赤色警光灯も基台が用意されているものの着脱式のようで、ナンバーが特種車両を示す「8ナンバー」ではなく一般的なバスの分類に当たる「2ナンバー」とされていることから、隠密行動も用途として想定されているようです。

名称は「指揮官車」となり、事件現場での活動における作戦本部として使われる車両です。
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見るからに"特種車両"といった出で立ちのこの車も、所属は公安部。
「小型警備車」と呼ばれるもので、トラックをベースに防弾能力を持つ専用のボディを架装したものです。

いざという時にはフロントガラスも、普段は収納してある防弾板で覆うことで銃器で武装したテロ集団などによる犯罪にも対応します。
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ダークブルーにペイントされた小型トラックベースの車両ですが、これがサイレンを吹鳴して緊急走行している場面は余り見たくないものです。

この車両も所属は公安部。
「化学防護車」と呼ばれ、毒ガスなどの化学物質や細菌類などの生物兵器よる事案に対応するための車両です。

日本はサリンによるテロ事件を経験したことから、こうした化学・生物兵器による犯罪への対応が急務とされ装備や人員が増強されました。
地下鉄サリン事件の当時はこうした事案への対応力が脆弱で、その反省が自衛隊や警察、消防における対応力強化につながっています。

この車両は密閉性を高め、化学物質の直近まで臨場できるようになっています。そして防護服に身を包んだ隊員が危険物質の除去や除染作業にあたるのです。
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遊撃警邏隊に所属するGS151型・トヨタクラウンの制服仕様パトロールカーです。
GS151型は二代前のクラウンですが、この車両は導入当初はフェンダーミラーが装備されていました。後に全国配備の制服パトロールカーとして初めてドアミラーを装着したのですが、写真の車両はフェンダーミラーなので初期導入分であると思われます。

またルーフの赤色警光灯も現在のような昇降式ではないので、写真の車両は導入年次的には既に相当の時間を経過したものでしょう。
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上記と同じく遊撃捜査隊に所属する制服仕様パトロールカー、こちらは日産クルーです。

タクシーとしてお馴染みの日産クルーですが、パトロールカーとしても全国各地でその姿を見かけることが出来ます。
各警察署や自動車警邏隊などに多数配備され、スタンダードなパトロールカーとして重宝されてきました。

しかし導入年次を考えると、そろそろ一線級からは外れる時期になってきたように思えます。
もっともその代替車両は多くが"ゼロ・クラウン"となっているため、日本中どこに行ってもパトカーは"ゼロ・クラウン"だらけという状況になりつつありますが・・・。
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遊撃警邏隊でも覆面パトロールカーが運用されています。
写真はマツダ・カペラ。

ルーフ中央にマグネット式の赤色警光灯を装着していますが、さらに助手席側のサンバイザー裏には「フラットビーム」と呼ばれる補助の赤色灯を備えています。

この装備は近年、捜査系の覆面車両に導入が進んでいます。
赤色のLEDが並んでいる板状のもので、助手席のサンバイザーにベルトで巻いて留めるような仕組み。
そして電源をつなぐとLEDが点滅発光するというものです。

捜査系覆面車両は基本的にルーフ中央に載せる赤色警光灯のみで緊急走行しますので、周囲からの被視認性が決して高くありません。
そこで緊急走行時の安全確保のために、赤色警光灯をルーフに2個載せてみたり、こうした補助的な赤色灯を用いるようになったのです。
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特科車両隊に所属する「特型警備車」です。
先にご紹介した小型警備車にも似たシルエットですが、この車両はより特別な装備が施されています。

写真ではルーフに白い板が見えますが、これはライフルポート。いわゆる"盾"であり、黒い丸の上にある銃眼からライフルの銃身を出して狙撃を行ないます。

また同様に車体側面にも銃眼が備わっており、武装勢力を最終的に武力鎮圧しなければならないような重大事案にも対応出来るようになっています。

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