2008 全日本ジムカーナ選手権 第3戦
投稿日 : 2008年05月24日
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備北(岡山)、名阪(奈良)と転戦してきた2008年の全日本ジムカーナ選手権。
第3戦は舞台を北に移して宮城県のスポーツランドSUGOで5月11日に開催されました。
当日は朝から生憎の雨模様。お昼には雨が止んで何とか路面はドライに転じましたが、結果的には午後の1本勝負となった第3戦。
そんな難しい戦い、N1クラスを制したのはこれが全日本戦初優勝となったパンサーオオシマ選手。
前回、このフォトギャラリーでは「縁石飛びの高さNo.1」としてご紹介したパンサー選手のヴィッツですが、今回は文句無しの「N1クラスNo.1」としてのご紹介です。
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N2クラスはディフェンディングチャンピオン・飯島賢治選手が圧倒的な強さを見せています。
備北以来、開幕三連勝を飾ってブッチ切りの獲得ポイントでシリーズランキング争いのトップに君臨。
2008年は全9戦で競われる全日本ジムカーナ選手権ですが、シリーズ争いは70%、ベスト6戦分の得点が有効とされてその合計でチャンピオンを決します。
既に優勝3回、つまり20点×3戦=60点を獲得した飯島選手、連覇に向けて好調な走りはまだ留まることが無さそうです。
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N2クラスとは逆に、N3クラスは開幕から3戦でウィナーが3人存在する激戦区。
しかし、そんな中でシリーズランキングのトップに立っているのは、今季未勝利の柴田優作選手です。
開幕戦で3位表彰台を獲得すると、第2戦、そして第3戦と続けて準優勝に輝いた柴田選手。
残念ながら優勝には一歩届いていませんが、安定した速さが光る存在となっています。
これまでも公開練習ではトップタイムをマークするなど、好調な柴田選手と「アルボーWM アドバンEXIGE」。
今季初優勝が実現するのも、そう遠い先の話ではないことでしょう。
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SA2クラスは、ちょっとファニーな感じの顔つきをしたS2000が優勝を飾りました。
「エビス45無限BS2000」は無限製のバンパーやハードトップを装着、コース上でも独特の存在感をアピール。
走りの方は勝負となった2本目に千分の一秒単位の激しいタイムの削り合いとなりましたが、2位の久保真吾選手を0.006秒下して日部利晃選手がベストタイムをマーク。
2002年以来、6年ぶりに日部選手が全日本戦の優勝を飾り、表彰台で笑顔を見せてくれました。
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SA3クラスでは今季これまで未勝利だった昨年のチャンピオン・西原正樹選手が待望の今季初優勝を獲得しました。
これまでは足回りのセッティングがなかなか思った通りにならなかったと語る西原選手。
ここに来てマシンのセットアップも決まってきたようで、難しいコンディションの戦いを制してディフェンディングチャンピオンの貫祿を見せました。
しかしこのクラスはまだまだ先の見えない接戦が続きそうですから、毎回目を離すことの出来ない注目の激戦区です。
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SCクラスは連勝街道を突っ走る谷森雅彦選手がウィナー。
今回から新調されたというレーシングスーツも鮮やかに映える表彰台となりました。
そして今日ご紹介するのは3位に食い込んだ「ACTIONシティGA2」の町田和雄選手。
パワーに勝るランサー勢を向こうにまわしてホンダシティで挑む町田選手、SUGOでの表彰台獲得でその存在感を大きくアピールしたのでした。
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Dクラスも小林キュウテン選手が連勝を飾りました。
しかし今回ご紹介するのは、今季から参戦を開始した斉藤孝之選手の「T-ring☆HSI☆TG47」。
SUGOでの成績は4位でしたが、これから実戦を重ねる毎にグングンと速さが磨き上げられて上位争いの常連になると予想します。
なぜならこのTG47を生み出したのは大原健氏。現在走っているものも含めて、Dクラスのマシンを数多く手がけてきた"巨匠"の最新作だからです。
デビューイヤー中の初優勝なるか、そしてチャンピオン争いにも絡んでくるのか、今季のDクラスで最も注目の存在です。
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昨年の全日本ジムカーナSUGO戦の模様をお伝えしたフォトギャラリーでも似たような写真を掲載しました。
今年もまた各クラスの優勝ドライバーさんに副賞が用意されたのですが、同じものが全員分揃っていないとかで、どの賞品を選ぶかの順番を決める壮絶な"ジャンケン大会"が表彰式の後で繰り広げられました。
なんとなくですが・・・、この各クラスウィナーによるジャンケン大会はSUGO名物になりつつありますね(^^;。
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