2008 スーパー耐久シリーズ 第2戦 =ST-1クラス 表彰台の風景=

別頁でご紹介したように、シリーズ第2戦・仙台ラウンドを制したのは28号車「PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE」。
2位も同名の50号車となり堂々のワン・ツー・フィニッシュを飾りました。

フィニッシュ直後に行われる暫定表彰式。
アナウンサーの呼びかけで優勝の28号車、谷口信輝選手と片岡龍也選手がファンの声援に応えながら表彰台に登場しました。

2位のF.ハイルマン選手と柳田真孝選手、吉田広樹選手、さらに3位の「ENDLESS ADVAN Z」の青木孝行選手と藤井誠暢選手らも表彰台に立ち、まずは主催者からトロフィーが贈呈されます。

続いてシャンパンが各選手に手渡されました。
さすがに今回揃った面々は「表彰台慣れ」しているだけに、すいすいとシャンパンの栓を開けて、シャンパンファイトの準備が整ったのですが･･･。

何故か50号車の吉田広樹選手はその手からシャンパンを奪われてしまっています。

そして一様にシャンパンファイトの準備が整った面々は吉田選手を中心に輪を作って囲い込んでしまいました。

どうやら事前に入念な"下打ち合わせ"が吉田選手の知らないところで成されていたようです。

吉田選手一人に対して、シャンパンを構えているのは7人。
こうなっては、抵抗するだけ無駄というものです。

じわじわと輪が小さくなり、取り囲んだ7人の選手からシャンパンが吉田選手めがけて浴びせられます。

ちなみにシャンパンシャワーを浴びたレーシングスーツは相当な匂いが染みつくのですが、奪われた自分の分も含めると8本分のシャンパンを浴びせられた吉田選手のスーツはどうなっていることでしょう･･･。

シャンパンファイトが終わると、今度はチームスタッフがホールのケーキをふたつ持って登場しました。

実は5月18日は谷口信輝選手の誕生日。さらに片岡龍也選手が5月1日生まれということで、優勝を飾った両選手の誕生日のお祝いを表彰台で行おうという嗜好です。

ケーキが用意され、みんながハッピーバースディを唄って祝福します。
ただ、何故か青木孝行選手が谷口信輝選手の両腕をガッチリと掴んでいることが気になりますが･･･。

ということで、お祝いの合唱が終わるや否や、表彰台ではホールケーキにつきものの"お約束"の展開となりました。

この時、青木選手は谷口選手を背後からガッチリと羽交い締めにしています。
必死に抵抗する谷口選手、この後は青木選手とともに表彰台から転げ落ちてしまいました･･･。

その後の表彰台はケーキが飛び交う"修羅場"の様相。
シャンパンを頭から浴びた選手たちは、さらに生クリームを自分自身にコーティングしていったのです。

しかし、エンドレスの青木選手と藤井選手は、PETRONAS勢がケーキの応酬を始めると、すかさず避難に成功。

谷口／片岡両選手の優勝と誕生日祝いが話題の中心だったST-1クラスの表彰式ですが、一番満喫していたのは青木選手だったように思えるのは気のせいでしょうか！？